2018年10月19日(金)
国立能楽堂

狂言《右近左近》(大蔵流)
シテ(右近):善竹十郎
アド(妻):善竹大二郎

能《自然居士》古式(観世流)
シテ(自然居士):観世清和
子方(童女):谷本康介
ワキ(人商人):森常好
ワキツレ(人商人):舘田善博
アイ(門前の者):善竹富太郎

笛:一噌隆之
小鼓:観世新九郎
大鼓:亀井広忠
後見:武田宗和、上田公威、谷本健吾
地謡:川口晃平、藤波重彦、坂口貴信、岡久広、清水義也、角寛次朗、角幸二郎、浅見重好

 

自然居士は、人さらいから幼い少女を助け出す正義の味方。

シュッとしたいでたちの、とてもかっこいいシテだった。

使われた面は室町時代の名品だそうで、たいそう美しく魅せられた。

 

台詞劇の要素の強い曲とのことで、退屈したらどうしようと少し心配だったが、それは杞憂だった。次々と披露される自然居士の舞に、うっとり見とれているうち、あっという間に終わってしまった。

 

人買いから童女を救い出し、そっと背を押してやる場面では思わず胸が熱くなった。

 

《自然居士》を観るのは初めてだったので、古式のことも知らずにのぞんでしまったが、松岡心平さんの解説で、その違いも良く分り、とても楽しめた。

 

シテ 喝食(かっしき)龍右衛門 作