2016年1月23日(土)

朝一番で東京ステーションギャラリーへ行った。
何年ぶりだろう。
改装前のギャラリーの入口は、確かシミだらけでボロボロの壁に囲まれた細く長い階段を昇ったところにあったと記憶しているが、リニューアルしたギャラリーは、美しく修復された駅舎ドームの内側にエントランスを持つスタイリッシュな空間へと生まれ変わっていた。

そして、パリのリトグラフ工房idemで制作された現代作家たちの個性あふれる作品は、歴史を感じさせるレンガ積みの壁に、違和感なく、しっくりと良い感じに飾られていた。
私が勝手にマティスやピカソらも制作したというパリの古い工房とギャラリーとを重ねあわせていただけなのかもしれないけれど。

新しいものと古いものの融合ってステキだ。

プリュンヌ・ヌーリー《テラコッタの娘たち》2013年に惹きつけられたのも同じ理由だろうか。
展示室に入ると、無彩色の少女たちが遠くからこちらを正視し、とても気になる。
まるで兵馬俑の兵士たちのようだ・・・ と思った・・・
やっぱり、そうだった。
作者は、中国の男女の人口比のアンバランスに関心を持ち、西安の女性の孤児をモデルに8体のテラコッタを制作、それを元に職人が108体にし、2015年、中国本土に埋めたのだそうだ。
15年後に掘り出される時、中国社会は、どんな変化を遂げているのだろう。

大勢の人でごった返す東京駅にいることを忘れてしまいそうな、とても静かで心地よい空間だった。
また訪ねてみたいギャラリーが、ひとつふえた。
うれしい。