念 | Listening is Believing

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RUGBY Dinner No Side Club店主/リバイアスミュージック代表 竹内方和のプライヴェート日記


世界陸上で為末大さんがまさかの予選落ち。
先日このブログでも紹介したラグビー日本代表のエースの大畑大介さんも、強行リハビリの末にやっと治した足の逆足のアキレス腱を断裂、ワールドカップ出場が絶望的となった。

そのあまりにもストイックな姿勢から、しばし「侍」と評される彼らの無念は、計り知れない。
両人とも、世界に胸を張って「これが日本人です!」と誇ることの出来る数少ない日本人だったので、本当に無念で仕方ありません。

無念とは「悔しい」ことを意味する言葉ですが、同時に仏語では「迷いの心を離れて無我の境地に入り、何事も思わないこと」の意も含むそうです。日本のスポーツ界では30歳を迎えると「ピークを越えたベテラン」とマスコミは囃し立てますが、人生で考えると本来は30歳からがピーク。
無念の境地を経て、次の有念(具体的な姿・形のあるものを、心に観想すること)を見つけて、目指し、それに向かって邁進していくであろうお二人を、これからもいちファンとして心から応援していきたいです。