
楽しく、壮絶で、刺激的な一夜でした。
まず、DJ KENTが出演するClub Asiaへ。約1年ぶりぐらいにDJ KENSEI氏と会い、近況報告をしつつ、音楽談義。ここ最近はクラシックとブラジル音楽を聴いているとのことでしたが、並行してJURASSIC 5のインスト盤やDJ ALIBIなどHIPHOPももちろんチェックしているとのこと。
まだ、この仕事を始めて間もない頃だった約8年前に「こんなに音楽を好きな人がいるのか!」と思わされた初めてのアーティストがDJ KENSEIでした。音楽的趣向の奥深さと幅広さ、柔軟さを持っている数少ない本物の音楽愛好者。今も最も尊敬するアーティストの一人です。短い時間でしたが、貴重なひと時でした。
Asiaの後にダブルヘッダーでOATHでのDJも控えていたDJ KENT。この夜はトップバッターでの出演でしたが、じわじわとフロアを暖めつつ、最後は自分のペースに持って行く選曲と展開は、さすがとしか言いようの無い圧巻のDJプレイ。あらためてそのポテンシャルの高さを証明していました。この日のオーガナイザーのAsia窪寺さんもそのプレイを大絶賛していました。
その後、DJ Ductが出演するPLUGへ。PLUGでは、パーティーのメインアクトであるngomaに加えて、このブログでも過去に何度か紹介したDIMID RECORDINGSからのリリース作品"FAT LOOP vol.1"のバンド"HEAVY LOOPERSseSSION"も出演。豪華なメンツでのパーティーとなりました。ngomaのライブは相変わらず躍動感に満ち溢れていました。DJ Ductはいつも以上にアッパーなHIP HOPを立て続けに連射、"BINDWEED"からの楽曲もしっかり混ぜて、ゴリゴリのDJ LIVEを披露していました。HEAVY LOOPERSseSSIONによるライブは、その卓越した演奏スキルでしっとりとした空間を演出していました。生バンドによる"AWARD TOUR"、とても心地良かったです。A&R岡田さんの、ライブを見守る真剣な眼差しもとても印象的でした。
PLUGでは、渋谷円山町の首領 a.k.a.HIP HOPシーン最重要人物であり、勝手かつ一方的に人生の師と仰がせて頂いているお方と合流。"This is a journey into Alcohol!!"のかけ声とともに、ここで予定は未定となりました。
そのお方に連れられるように途中で抜け出し、CLUB HARLEMへ。約3年ぶりに行ったHARLEMは10年前と同じ圧倒的なオーラを放っていました。リニューアルされていた3Fは豪華なシャンデリアがセットアップされ、とても居心地の良い少しだけアダルトな空間へと変身していました。常にそこにあり続けながらも、絶え間なく変貌と進化を遂げ続けるHARLEM。"THE KING OF THE KING"の称号は、まだまだ揺るぎないことを再確認しました。"NO.1"の風格と貫禄を見ました。
HARLEMを後にした後はPLUGにいたマルスと再び合流、そのお方と3人で渋谷のお寿司屋へ行きました。お寿司屋では緑茶サワーを一気呑みさせて頂きました。この時、普段だとあまり聞くことの出来ない胃と肝臓からの悲痛な叫びが聞こえました。5年ぶりぐらいに記憶も失いかけました。ここ最近は人に呑ませるばかりで、呑ませてもらうことがあまりなかったので、3年前までは日常だったこの「お酒を呑ませられる」という久々の感覚を、とても楽しんでいる自分がいました。
ここ2,3年で一番楽しかった忘れられない一晩となりました。
本当に有り難うございました。