
久々に聴き込めそうなCDを2枚ゲットしました。
まず、一枚目はSiah&Yeshua dapoED "The Visualz Anthology"。
リスニングコーナーに行ったら、ニューアルバムが出てたので、試聴無しで即購入。
リリース自体が、奇跡的とも言えるこの作品、
しかも仕様がデジパックで、中にはFouldle'EM時代の12"など過去の作品のジャケ写や雑誌の切り抜き、フライヤーなどがずらりと並べられた豪華ブックレット付きということで、
好きな人にはたまらない一枚となっています。
実は約9年前、自分が働いていたGuntez Recordsというレーベルで、
Bobbito主宰のインディペンデントレーベル「Foundle'EM Records」のコンピレーションアルバムのリリースに携わらせて頂いた時に、少しだけ彼らとやり取りをしたことがあります。
良く言えばアーティスティック、悪く言えばいい加減な方達で、
色々な意味でたくさんの汗をかかせて頂きました(笑)。
ただ、音楽は問答無用でSo Dopest。
最初は絶対に読めないし、意味も分からないSiah&Yeshua dapoEDっていう名前も凄いですが、あの頃、家に一人で籠りながらヘッドフォンで"No Soles Dopest Opus"(ビートヤバすぎ!)や"Gravity"(ライミングにホレボレ)、"A Day Like Any Other"(この展開ときたら...)などを、キツツキのように首を振りながら毎日聴きまくっていたことを思い出します。
一聴してレートの低いサンプラーで取り込んだことが分かるロイファイで絶妙な沈み込みのキックと脳を揺るがすスネアの抜けにタイトなライミング、それらを追っかけるだけで気がついたら日が暮れてました。
当時は、それだけで十六穀米が三杯は食べれたと思います(笑)。
そして二枚目はAREPAZ IMMIGRANTE ORCHESTRA"GREATEST HITS 2"。
マイアミ発の真摯で現実的なサウンドが心に突き刺さる、
実に叙情的でメランコリックなこのブレイクビーツアルバムは、
心に訴えかけてくる郷愁的メロディーと土臭いビートが、
ありそうでない無国籍感を醸し出していて、とにかく自分のツボにがっちりハマります。
音楽って素晴らしい。