
突如、出演してもらうことになった北海道はレペゼン札幌のフィメールMC"72(ナツ)"。
個人的には、今日本で最もラップが上手い女性MCだと思っています。
キレッキレのフロウとHisomi-TNPにも追随しようかという滑舌、聴き取りやすい声質、歌も歌えてフリースタイルも抜群のこのMCが、近い将来日本のヒップホップシーンに台頭してくることは間違い無いでしょう。
続くは、同じくSLYE RECORDSクルーから
世紀末系歌人、ヒポコンデリーことあるぱちかぶと。
"カラシニコフ~Michita Remix"から"頭”"への流れは、流麗にして耽美。そのあまりの叙情的なパフォーマンスに、自分の前にいた女の子がわんわん号泣、つられて自分も"うるっ"ときたことは、ここだけの話にしておいて頂けると幸いです。

そしてリバイアス初のラップアクト、
鶴舞う国こと群馬が誇る超絶ラッパーHisomi-TNPが登場!
ここで披露された、一語一句の言葉を丁寧かつ丹念に速射する、
"Drpz+"がきっかけとなって、リバイアスからMichitaの作品をリリースすることなったことは、あまり知られていない話です。
Hisomi-TNPの繰り出した深みのある世界観により、
深遠な空間になったところで、ステージに上ったのはHisomi-TNPのかけがえの無いパートナーことNi-YANG。
涙とともにリリックを書き下ろしたという"夏春"を初めて披露し、素朴で純粋なヴァイブをほのぼのとフロアに降り注いでくれました。

"TWO"の中でも最も人気の高い楽曲"それでもあなたの道を行け"。
この日、この一曲のためだけに遠く九州は熊本から駆けつけてくれたおっとこ前なMOUTHPEACE。
清らかで真っすぐな眼と体全体を使った真摯なパフォーマンスで、"あせらず、あきらめず、汗をかき、ありのまま、歩き続ける!"というフックを指で数えながら、フロア全体に語りかけるその姿にはみんなも大いに励まされたはず。自分の横に居た青年は、目頭を熱くさせながら、そのフックを大声で連呼していました。
実はさっき自分もそれを真似したばかりです。
そしてライブのトリを飾るのは...
やはりhaiiro de rossi!!
今、まさに制作真っ最中のMichita×haiiroのアルバムから、
ドープなジャズヒップホップの新曲"Turn of the tide"を披露、
今後の活動にさらに大きな期待を抱かせてくれました。
最後の「今日は来れなかったけど、MEISOさんもきっと祝ってくれているはずだ!」という言葉には、胸がジーンときました。

ライブ後のDJという大役を担ったのは、デビューアルバムをリリースしたばかりで今最も勢いのあるDJ OKAWARI!
アルバム"DIORAMA"からの楽曲はもちろん、ヴィレッジバンガードのみで購入者特典として配布中のMix CD "AMIL"も彷彿とさせるプレイでフロアを華麗にクールダウン。そこにいた全てのお客さんは、その洗練された空気感にどっぷりと心酔しているようでした。
DJ OKAWARIの後を受け継いだのは、
いつも一番大きな声でリバイアスをリプリゼントしてくれるDJ Malus。
前半はSoulやDiscoなどのネタもの、中盤からは渋いヒップホップや打ち込みのブレイクビーツを中心にプレイ。絶妙なバランスで、若者達を唸らせていました。
そして最後はMichitaによる貫禄のDJプレイとともに閉幕。
深い音楽的造詣と濃い活動キャリアに裏付けられたそのプレイには、多くの人から賛辞の声が寄せられていました。数多くのディープなJazzやSoulがプレイされる中、"Metronome"のネタと"ソラニシラレヌ"がかかった時には、感慨と充実感、今後への決意などたくさんの感情と想いが
込み上がってきました。
そしてパーティーの最後を告げた曲は"足跡"。
もう何も言葉はいりませんでした...

ただ、これだけでは終わらないのがリバイアスのパーティー!!
パーティー終了後は、バーカウンター前でロンリコとテキーラのショット大会!パーティーの余韻を肴に、みんなが小さいグラスに口を傾けました。
北海道は帯広から流れて来た風に
日本各地で育まれた種が運ばれ、有機的に融合、
「リバイアスミュージック」という東京の大地で芽吹いた
可能性という名の一つの音の命が、そこにはありました。
この日、PLUGに差し込んでいた数々の輝く光が
これからのリバイアスミュージックを形作っていくことは間違いないと思います。
きっとMichitaも
出会いや温かみ、刺激、人との繋がりなどといった
最高のお土産を胸に帯広に飛び立っていったことと思います。
最後に、
この度の大成功は全て、お越し頂いた皆さんのおかげです。
足を運んで頂いた全ての方に、心から感謝の気持ちを贈りたいと思います。
本当に、本当に有り難うございました!!
この仕事をやってて本当に良かった!