
「手紙」や「魔球」などで急激にハマってしまった東野圭吾氏の著書。
今回は「赤い指」を読んだのですが、
いやぁ~、これがモノ凄かった。
息もつかせぬドッキドキの展開に、
気がついたら昨夜の朝方の三時間で一気に完読。
東野圭吾氏の本に触れるきっかけを作ってくれた「手紙」を差し置き、
人生でも一位、二位を争う愛読書となりました。
是非、皆さんにも読んで頂きたいので内容については触れませんが、
これまでに観てきたどんな映画や聴いてきたどんな音楽よりも、
壮絶で過酷でスリリング。
活字の凄さをあらためて再認識しました。
特に最後の予想だにしない結末にはマジでびっくり仰天。
堰を切ったようにドバッと流れ出す色々な感情を抑えることは出来ませんでした。
愛と偽り、事件をひた隠す家族と
それを鋭い嗅覚で次々と暴いていく切れ味抜群の辣腕刑事との
心がきゅーっと締めつけられるようなやり取り。
家族愛とは何か?
深いところに巣食う人間の感情や気持ちが目一杯に詰め込まれた
心情深い物語。
最近、ドキドキしてないなーとか
心を揺さぶられてないなーと思う方に
是非、手に取って欲しい一冊です!