社長命式診断第6回です。
ニュースでもしばしばその映像が登場する、トヨタ自動車の豊田章男社長。
フォルクスワーゲンと凌ぎを削る世界的企業のトップです。

命式を見て見ました。
1956.5.3
日柱月柱年柱
食神偏官
沐浴建禄


日干は庚で陽性の強い方です。エネルギーの強さは充分。
年柱に通根する建禄は、初年運の強さを表しています。
通根する官(偏官)をもっていますが、元命は偏印で思考能力が発達します。
月上に食神があり、これは超大企業を導くバランス感覚として表現できると見ます。

なお、四柱の十二運が
「胎・養・長生・沐浴・冠帯・建禄・帝旺」いずれか『のみ』で
構成されている人は、生まれながらポジティブで、
その雰囲気に影のない人が多い印象です。

続いて大運を見ましょう。

11121314151617181
傷官偏財正財偏官正官偏印印綬劫財比肩
長生沐浴冠帯建禄帝旺

(誕生日の関係上、文章内の年齢は1歳異なる可能性があることをご了承ください)

幼少期から非常に順調な大運です。
慶應義塾大学卒業後にアメリカに渡り、ハブソン大学でMBAを取得しています(27歳)。

その後米国の銀行で勤務するも、28歳のとき、当時代表取締役であった父が
「特別扱いはしない」ことを踏まえつつ、トヨタ自動車へ転職。
謙虚さをもって社員に接することを意識されているようでした。

43歳で取締役、48歳で副社長に。代表取締役になったのは52歳。
当時リーマンショックやリコール問題などの動乱期にバトンを受けましたが、
それを乗り越えまた業績を回復させています。

21世紀は自動車産業の大きな変革期、社長の手腕が求められます。