皆さんは、「発達障害」という言葉ご存知でしょうか?
テレビを始めとしたメディアで取り上げられることが多いので、知ってる!という方、多いと思います。
しかし、どんなものなのか…詳しくは分からないという方が多いのでは無いでしょうか。
発達障害は、脳の発達の凸凹です。
そのため、本人が「日常的に支障がない」と思えば発達障害にはならないというのが、一般的に「甘え」だとか「誰にでもある」と思われる要因だと思います。
私の脳は、発達に凸凹があります。
私の凸凹は、
多動と過剰な集中の凸、空間認識能力と注意欠陥の凹だと思っています。
病院で診断されて以来、私は発達障害だということを言い訳にしていたところがありました。
「発達障害だから仕方ない」「発達障害だからできなくて当たり前」
でも、本当はそんなことはないのです。
私は、差別しないで欲しいと望みながらも、自分が一番自分のことを差別していたことに気付きました。
自分と向き合い、苦手なことと得意なことをきちんと分かってあげれば、発達障害は面白いものになりうるのです。
例えば、私は注意欠陥で、気持ちや注意があっちこっちに向かいます。
そこは、いろんな場所に付箋やメモを残すことで失敗を防いでいます。
発達障害は、補う必要のある部分だけでは無いのです。
私は集中力が過剰に発揮されることがあります。
それは、読書です。
読書や自分で決めたことは、集中して行うことができます。
おかげで、司書になれたと言っても過言ではないと思っています。
発達障害、ADHDと一言で言っても、人によって特性は様々です。
発達障害だから配慮すべき対象。だとか、
発達障害は甘えで、自称が多い。だとか、
この特性は発達障害じゃない。だとか、
そういう見方ばかりではなく、もっと広い視点と心で付き合って欲しいなと思います
発達障害と診断された人は、日常生活に困り感を持っている人ばかりです。
その困り感を一緒に解決したり、どうしようかと考えたりすることが、多様性を認めることにも繋がるのではないでしょうか。