こんにちは、巴月です。

突然ですが、皆さんから見た子供たちはどのように見えていますか?


    

Z世代?

スマホネイティブで言葉が足りない?

本を読まなくなった?

読解力やコミュ力がない?


いろんな意見があるかと思います。

私も、司書として子供たちと深く関わるまで、「今の子は受動的だ」とか「自分から考えて行動しない」とか、一面的な部分だけ見て、こんな風に考えていました。


最近は考え方が変わってきました。

今回は、私が8年間図書館司書として生徒と関わってきた中で、子供たちについて変化した考えを書いていきます。


  今どきの子は自分で考えて行動しない

そんなことは無い!

ですが!考えて行動した結果、先生や保護者などの大人から「そうじゃない」「違うでしょう」と言われてしまうと、もうダメです。

考えて行動するより、大人に相談して、大人の言う通りに動く子どもの出来上がりです。

そんな気がします。


どうしてその行動をしたのか?

どうしてしなかったのか?

どうすれば良かったのか?

大人側と子供側の考えたことの違いはなんだったのか?


ひとつずつ一緒に考えてみると、言葉やニュアンスにすれ違いがあったことが分かることが多いんです。


子ども達は、大人が思っているよりもたくさんのことを見て、考えて、行動しています。

大人の都合だけで制限しないようにしたいですね。


  読書をしなくなった

これもちょっと違う…。

確かに、読書以外に楽しみが増えて、趣味の選択肢の中に読書が入りにくくなったのも事実です。

しかし一方で、映画やドラマの原作有名人やインフルエンサーの方が紹介されると、一気に人気が出て「読みたい!」という子どもが増えるのも本の魅力です。


それに大人の皆さんの中で、子供の頃から読書家で、今も継続している人、どれくらいいるでしょうか?

昔はよく読んでいた人、

昔から読書が苦手だった人、

昔も今も読んでいる人、

大人であっても色々ですよねニヤリ

大人だから読書してる!なんてことはないと思います。


それはきっと、子どもでも同じなんですよね。


  語彙力の低下、コミュ力の低下

インスタTwitterTikTokなど、短い言葉や動画でたくさんの人に伝える手段が増えてきました。

だからこそ、言葉だけでなく表情や音楽などで相手に伝えることができるようになったと言えます。

だから、語彙力の低下とかコミュ力の低下なんて…そんなことはないはず!と思っていました。


しかし、実際問題、SNS上でのやり取りしか出来ず、リアルでの言葉のキャッチボールが苦手な子が増えてきたように感じます。

SNSでのやり取りは、脳の機能の低下を招くのは事実のようです。


 詳しくはこれらの本を読んでみると、「あぁだからなのか」と分かると思います。

 

 

 

 

 

しかし、この問題、

子どもだけの問題でしょうか!


私はそうは思いません。

大人もまた、SNSに支配されているのではないでしょうか。


もしくは…難しい言葉を使って、相手とのコミニュケーションが上手く取れないこともあるのでは無いでしょうか?



子どもたちを見てきて分かってきたことは、子どもは現代を映す鏡であり、現代の大人たちを映しているということです。

「今どきの若いもんは!」ということは…今どきの大人がヤバいガーンということだと思います。


子どもたちを通して、時には大人も我が身を振り返るようにしないといけませんね照れ