前回の記事をたくさんの方に読んで頂き、ありがとうございます



今回は、こちらを前提に話をさせて下さい。
単行本から文庫本になる本たちの特徴
(⚠私の独断と偏見が入ってます)
- ベストセラーになった本
- 人気のシリーズ本
- 人気の作家の本
- メディア化(映画化、ドラマ化、アニメ化etc.....)になったもの
このような理由が多いような気がします。
つまり!
出版社が売れる!と思ったものだけが、装丁や形を変えて売られているのです



さてここで、
本業の司書の仕事をしていて
よく聞く質問やリクエストの言葉を紹介します。
というものがあります
ごめんなさい…無理です
というか難しいです。
文庫本で新しい本を探そうとすると、作者書き下ろしである必要があります。
例えば、ライトノベル作家さんがそうですね
それから、雑誌掲載をしていなかったり、最近ではラノベ系列の文学賞を取った作品も文庫本からすたーとすることもあります。
※作者書き下ろしというのは、単行本になっていなかったり、雑誌掲載を経てなかったりしていて、作者が文庫本のために書いた小説です。
人気の本やベストセラーの文庫本を探そうとすると、すでに単行本になった後であるために「もう読んだ。」と言われてしまったり、「買った」と言われたりすることが多いのです



有川ひろさん著『キケン』
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単行本の表紙と発行年月日がこちら
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文庫本の表紙と発行年月日がこちら
単行本と文庫本の表紙が違いますよね。
作者さんや出版社さんのこだわりを感じます
そして、注目すべきは発行年月日です。
単行本:平成22年(2010年)1月
文庫本:平成25年(2013年)7月
3年くらいの開きがあるんですね…。
なので、
新刊をいち早く読みたい場合は
やはり単行本が良いのです。
今回あげたように文庫本と単行本の表紙が違うものもあるので…どちらもチェックして欲しいと思っています