腎泌尿器 | 夕焼け紅葉

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尿量
尿量の増加
3000ml./日以上を多尿という
尿量を多くするには
腎血流量を多くして糸球体ろ過量(GFR)を高める。または、尿細管からの水の再吸収を少なくするそのためには
1、血圧の上昇
2、強心薬により血液循環をよくする
3、薬物(フロセミド剤ラシックス、エタクリン酸剤)によって水分の再吸収を抑制、または糸球体の血管を拡張させ(カフェイン、テオフィリン)ろ過量を高める。
4、水分過剰摂取(飲みすぎ、注射、輸血)
5、ADHの分泌低下(尿崩症)ADHに対する反応低下(心因性多飲症、低張輸液)
6、血液中に尿の成分となる物質を増加させる。
尿量の低下
腎の尿濃縮力には限界があり、血液中の老廃物を尿中に排泄するには最低600mlの尿量が必要
1日400ml以下で乏尿
1日50~100ml以下で無尿
という。
細菌尿:尿中に細菌が認められる状態
浮腫:毛細血管内の血圧の増加や膠質浸透圧の低下により血管内の水分が血管外に漏出し、組織間液が異常に増加している状態
高血圧:血圧が130/85mmHg以上の状態
側腹部・背部痛:背部から鼠径部の痛み

痛み
腎不全
腎不全は病的状態という。原因は何であれ腎機能が低下した状態をいう。
    発熱・頭痛・下痢


ネフローゼ症候群
各腎不全でみられる
治療:安静・食事療法・薬物治療←利尿剤
食事療法の原則:塩分制限(5g/日以下)
タンパク制限(0.8g/堊宛紂
エネルギー補充(35Kcal./圈
*たんぱく質→肝臓→BUN→尿素窒素
浮腫の治療:利尿剤の投与が有効
*循環不全併発時にはアルブミン製剤の投与、ECUMによる人工的徐水が必要。
ネフローゼ症候群の診断基準
1、タンパク尿:1日の尿タンパク量が3.5g以上を持続
2、低タンパク血症:血清総たんぱく質量が6,0g/㎗以下
  低アルブミン血症:血清アルブミン量が3,0g/㎗以下
3、高脂血症:血清コレステロール値が250mg/㎗以上
4、浮腫 注1)たんぱく尿、低タンパク血症は本症候群診断の必須条件である
注2)高脂血症・浮腫は本症候群の必須条件でない
注3)尿沈査中の卵円形脂肪体、重屈折脂肪体の検出は本症候群の参考になる。
プライミングの目的
ダイアライザー、血液回路の残留滅菌剤の除去滅菌後の不純物の除去
膜や容器からの溶質物の除去。体外循環する血液との置き換え→開始時の脱血による血圧低下などの防止
患者への空気混入防止
充填液のヘパリン化による開始時の血液凝固の防止

4、ECUM(体外式限外ろ過法)適応
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水処理システム
水処理の必要性
透析膜の膜孔径の高性能化→透析性能
透水性能の高性能化→逆ろ過現象
ろ過フィルタ(限外ろ過器):比較的大きな懸濁粒子や配管から剥離する錆をマイクロフィルタで除去
・軟水装置:水道水のカルシウムイオン、マグネシウムイオンをイオン結合により除去
・活性炭吸着装置:塩素類を吸着除去
・逆透過(RO)装置:精製された水にさらに高圧をかけ分子量200以上の溶質(ほとんどの電解質、バクテリア)を除去
・紫外線殺菌灯:殺菌、菌繁殖の防止
・エンドトキシンカットフィルタ:エンドトキシンを除去
0,9%食塩液の透過圧濃度(m0sm/ℓ)はおおよそいくつか?
(mg%÷原子量)×10=m0sm/ℓ

糸球体疾患
原発性糸球体腎炎と続発性糸球体腎炎に分類される
原発性・・・・腎臓に何らかの原因がある場合の腎疾患
続発性・・・・腎臓意外に原因があり腎疾患を呈するもの
糸球体疾患で多くは蛋白尿血尿を呈する
発症機序
抗原(細菌、ウイルス)に対する抗体産生により免疫複合体が腎糸球体に沈着する
生体内の何らかの原因により糸球体に対する抗体が作られ糸球体局所で抗原抗体反応が起こる
In ship型
1)原発性
臨床的分類で考えていく
a、急性糸球体腎炎
  扁桃炎などの上気道感染(溶連菌感染)後、血尿、蛋白尿、乏尿、浮腫、高血圧などを起こす小児に多く治癒するが成人では慢性化をおこすこともある
b、急速進行糸球体腎炎
急速な臨床経過をたどり数週間から数ヶ月で末期腎不全に至る良後不良の腎不全
c、慢性糸球体腎炎
糸球体が免疫反応の結果障害を受け次第に破壊されていく病気
・微笑変化群
糸球体にほとんど変化の認められないもので小児に多い、腎機能はあまり障害されない
  ・巣状糸球体硬化症
  一部の糸球体に限局して硬化を生じる糸球体腎炎
  ・膜性糸球体腎炎(膜性腎炎)
  免疫複合体の沈着のためにおこる腎炎、中高年に多く発症し、ネフローゼ症候群の症状で発見されることが多い。
  ・増殖性糸球体腎炎
  メサンギウム細胞の増殖を主徴とし、糸球体毛細血管が狭くなり、上皮細胞の増殖によって起こる。
  ・膜性増殖性糸球体腎炎
  ステロイド抵抗性のネフローゼをおこしやすく小児に多い、腎不全に進行することが多い。
  低補体血症が認められる。
d、IgA腎症
  各種の抗原抗体反応やIgA産生増大遺伝的背景により腎不全となる
e、遺伝性腎疾患
  ・Alport症候群
  腎炎と神経性難聴を主な症状とした症候群、家族的に発生する酵素の異常が原因と考えられる
  ・良性家族性血尿
  家族性に発生する血尿、腎不全はみられない。
  ・リポタンパク糸球体症
  糸球体毛細血管内にリポタンパク血栓ができて、高度のタンパク尿がでる
  ・Fabry病
  酸素の欠損のため、全身の諸臓器に糖質が蓄積する、遺伝性腎疾患
  ・オキサローシス
  硝酸の代謝異常があると遺伝性の疾患、体内の諸臓器に硝酸石灰が沈着する、尿路結石なども合併してやがて腎不全になる

2)続発性糸球体腎炎
a)糖尿病性腎炎(糖尿病性腎硬化症)
  インスリン欠乏による糖代謝の異常により、細小血管症となり、腎不全となる。糖尿病発症から腎不全まで10年くらいかかるが糖尿病の人がみんな腎不全になるわけではない
  糖尿病は感染に対し弱い(抵抗力が低い)ので腎孟腎炎にもなりやすい、新規透析膜導入患者の原因の第1位である。
b)アミロイド腎(アミロイドーシス)
 全身の諸臓器にアミロイドと呼ばれるたんぱく質が沈着する病気

c)多発性骨髄腫による腎障害
(骨髄腫腎多発性骨髄種腎)
多発性骨髄腫を発症すると尿中にベンスジョーンズという特殊なたんぱく質が出現する、腎不全ではこのベンスジョーンズのタンパクが尿細管を閉鎖し、腎障害となる。予後不良。
d)自己免疫疾患やその類縁疾患
・SLE・ループス腎炎(全身性エリエテトーデス)
デオキシリボ核酸(DNA)に対し、抗体を作ってしまう病気。その結果全身的に免疫反応が起きて組織が破壊されるが特に血管は強い変化がおこり、また血流中で反応を起こした抗原抗体複合物が糸球体基底膜に沈着し、腎不全に陥る、若い女性に好発
・ANCA関連腎炎
血清中に抗好血球細胞質抗体(ANCA)が認められる腎疾患。Wagener肉芽腫で認めることが多い。
・Good pas true症候群
糸球体の基底膜に対する抗体(抗GBM抗体)が産生され、腎臓の基底膜と反応して障害を及ぼして腎不全に陥る。

e)紫斑病性腎炎
4~8歳の小児期に見られ紫斑、関節痛、腹痛、下血などの特徴的な症状を示す全身性血管炎
f)溶血性囁毒素症症候群
破砕状赤血球を伴う溶血性貧血血小板減少、急性腎不全をきたす症候群、小児の役90%は腸管出血性大腸菌感染による
ベロ毒素が原因となりO-157の頻度が最も高い