群 ようこ
たかが猫、されどネコ

「『いったい猫はどこにいくんでしょうしょうね』
と、ある女性にこの話をしたことがある。すると彼女は
子供の頃にお婆さんから、
『忽然と姿を消した猫は、みんな木曽の御岳に
登って修行をしている』
という話を聞いたといった。日常の行い
立ち居振る舞いに関して『自分は未熟だ』と
反省した猫は、悟りをひらくまで御岳を下りないの
だそうである。」

そうか、今まで消えてしまった猫たちは御岳にいるんだ。

そう思えるだけで、安堵の涙が溢れるのだ。