日本の異端文学
川村 湊/集英社新書


【カースト(caste)118p/8】
《(ポルトガル)casta(血統)に由来》
インド社会で歴史的に形成された身分制度。
インドに侵入したアーリア人が定住する過程で形成されたバルナ(四種姓)を起源とするが、
社会の複雑化や階級の細分化につれて種々の副次的な階層が派生し、
その数は二〇〇〇種にも達するといわれる。
各階層ごとに職業・交際・通婚・慣習などについて厳格な規制がある。
一九五〇年の憲法はカーストに基づく差別を否定したが、なお存続。
インドではジャーティ(生まれの意)という。

【偏倚(へんい)118p/13】
[名](スル)
1 一方へかたよること。
「其の一方に―するが如きことあらず」〈陸羯南・国民論派〉
2 数値・位置・方向などの一定基準や平均値などのかたより。偏差。

【畢竟(ひっきょう)119p/13】
[名]《梵atyantaの訳。「畢」も「竟」も終わる意》
仏語。究極、至極、最終などの意。
[副]さまざまな経過を経ても最終的な結論としては。
つまるところ。結局。「―人は死を免れえない」