先日、友人の子供が焼きいも屋「なると」の芋を食べ、
美味さが神だと言っていたので、
そういえば宮古島には芋の神様がいるとう話を思い出し、
また、別の友人がたまたまダイビングのライセンス取得の為、
神様が奉られているという宮古島にいたので写メを送ってもらいました(⌒▽⌒)
宮古島には「イモの主御嶽(ンーヌシュ・ウタキ)」という、
「ンーヌ」 は宮古島の言葉で “イモの” のこと、「シュ」 とは“主(ぬし)や神様” のこと、「ウタキ」 は “神社” のような場所でイモの神様が奉られているそうです。
なぜ、宮古島にイモの神様の神社があるのか?というと、
今でも毎年台風がおそってきますが、宮古島はいつの時代でも台風や、
旱魃(かんばつ)で長い期間雨が降らず、作物が全て枯れてしまうなどの天災にみまわれ、
そのため 食物を手に入れることができず、多くの島民が死んでしまうことが何度もありました。
そこで、
日本史では豊臣秀吉が二回目の朝鮮出兵した頃?まあ亡くなる直前ぐらいの時代…
長真氏旨屋(ちょうしんうじ・しおく)という人が漂流し、中国から持ち帰った唐イモによって飢饉の年でもイモを食べ命を救われる島民が多くなった事から
宮古島の人々の命をつなぐ大切な食料となった唐イモに感謝を込めて、
「イモの主御嶽(ンーヌシュ・ウタキ)」 ができ、
長真氏旨屋は神様になったようです。
またこのウタキは、命がけで唐イモを宮古島に持ち帰ってくれた旨屋(しおく)への感謝の思いを忘れないためでした。
美味しいお芋を感謝していただかないとね~(⌒▽⌒)
ちなみに中国から九州に伝わったのはそれから7、8年後の江戸幕府が始まった頃のようです。
ずいぶん歴史があるんだね。
サツマイモ~(笑)
