こんにちは。
 子どものココロに寄り添い、笑顔の毎日をサポートする
 学校司書の そらおです。



 ワクチン接種をしたはずなのに、
 インフルエンザにかかってしまいました💧

 今週いっぱいは 仕事を休まなければなりません(><)

 仕方ない、ゆっくり養生しようと・・・。






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 先月 読了した一冊です。
 深い感動とともに 読み終え、書いておきたいと思いましたので。

 「キツネのパックス (評論社)」。

 
 物語は アカギツネのパックスと、12歳のピーターの それぞれの視点で 交互に展開されます。


 母親を亡くし 孤独なピーター少年と、生まれて間もなく親を亡くした 子ギツネ。
 二人は 魂が寄り添うように、お互いになくてはならない存在となります。


 しかし、戦争が二人を引き離します。


 離ればなれになった二人が、再び出会うまでの旅で。
 必然と思われるような、それぞれを成長させる存在との出会い。


 戦争の悲惨さと、自然の逞しさ。


 再び出会った二人が 選んだ道。


 
 キツネと少年が 主人公でありながら、甘さより リアルな描写で 読み手を惹き付けます。


 本文に 二回出てくる 印象的な言葉、
 「ポーチの戸は いつでも開けておくから」。
 

 「いつでも帰っておいで」、という大切な相手への 深い慈しみを感じます。


 「生きる」って、人間も動物も大変。

 いろんなことを我慢して、与えられた中から頑張っていかなくてはならないときも、多いです。

 そういう辛さや試練も、
 やがて自分が成長する糧になるのかもしれません。
 

 
 表紙のパックスの後ろ姿が 可愛くて、切なくて。



 読んでいる間 、昨年 秋に逝った ごんたのことを思い出していました。

 甘えたのごんたと パックスとは違い過ぎるけれど !


 ごんたを抱っこしたい、背中としっぽをさわりたいなあって ときどき思います(^^)










  立春を迎えましたが、
  週末は また冷え込みそうです。



 人さまに 言える立場ではありませんが、
 病気が流行っていますので
 お気をつけくださいね☺️
 



 お読みいただいて、
 ありがとうございました・・・!





 そらお