こんにちは、
学校司書の そらおです。
後半、秋晴れとなった三連休、いかがお過ごしだったでしょうか 😌
ひさしぶりに再読した一冊です。
「父さんは今日で父さんを辞めようと思う」。
こんな書き出しで始まる小説『幸福な食卓』(講談社)。
佐和子の家は、過去の出来事を機に、母さんが家を離れることを選び、秀才の兄は大学進学を拒否し、農業団体で働いている。そして父さんの上のような一言。
家族の“こうあるべきカタチ”を続けることが困難と判断したうえでの選択です。深刻な事態に陥りながらも、どこかおかしみがあり、相手への思いやりが感じられる、あたたかな作品です。
――社会の中でも家族の中でも、肩書きがその人の役割で、その役割を頑張っていくのだけれど、時々頑張るのが疲れたり、不安になったりすることもあるのです。
可能であれば少し離れてみたり、信頼できる方に想いを聞いていただくのもいいかも知れません…‼
著者、瀬尾まいこさんの作品でおすすめをもう一冊。『僕らのごはんは明日で待ってる』(幻冬舎文庫)。
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瀬尾さんの作品は、つらいことはあるけど、ユーモアと食べることが明日を生きていく力になるよ、というこのタイトル通りのことを伝えてくれます。
読んでいただいて、
ありがとうございました。
そらお