バラの徳利 | エスプレッソのブログ

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ささやかな日常生活の中で見つけた
楽しみを綴っていきます。

晴れた休日、鎌倉散歩に行った。
雪ノ下町にある
やる気があるのだかないのだか
わからないような小さい倉庫みたいな
古道具屋さんを訪ねる。
店先には千人針の布が2、3枚、...
ガラクタと使える古道具が半々ぐらい。

窓辺にはガラスの食器が置かれた棚がある。
そこでバラの透かし彫りの徳利を見つけた。
埃をかぶっていたが、フォルムが美しい。

道具がごったがえす店の奥にいる
店番の男性いわく、
なんでも今品物を整理中なので
安くしますよとのこと。
ああそうですか、それでおいくらでと
尋ねると「200円」という答え。

M氏は宝探しのように店内を物色。
やがて無造作に置かれた黒いカバンを
取り上げた。するとすかさず、店番の
男性が、「あ、それごみなんですけど
持って帰りますか」。

以前ここで買った染付鰹節柄の小さな
盃は、今は白いボタン入れになって
いるなあなどと思い出しつつ店を出た。