2026年以降もYAの映画化作品はいろいろ公開予定です。

すでに公開日が決まっているものから、公開日未定ながらすでに完成しているもの、現在撮影中のもの、製作間近のものまで、今年のうちに見られる可能性がありそうな45作品を年の初めに紹介したいと思います。


では1月公開予定分からスタート。【カッコ】の中は本国での公開予定月です。


【1月】

桜坂洋原作「ALL YOU NEED IS KILL」

 

 

 

原作は桜坂洋の2004年刊行のライトノベルSF小説。
エイリアンの侵攻から東京を守るために戦う新人兵士キリヤ・ケイジが、ある日を境に奇妙な時間ループに巻き込まれ、自分が戦死するまでの2日間を何度も何度もくり返す。戦いと戦死を何十回も繰り返しながら、この「ループ」を抜け出す道を探る…というストーリー。集英社から出ています。

英語圏でも読まれており、2004年にはトム・クルーズ主演で翻案ものの実写映画化もされました。これが二度目の映像化です。
今回のアニメ化では、原作ではキリヤ・ケイジ視点だったストーリーをヒロインのリタ視点のストーリーに変更しているようです。設定も原作と少し違うっぽい。


監督は「漁港の肉子ちゃん」に演出として参加していた秋本賢一郎。これが長編映画初監督のようです。

脚本は「怪獣8号」の木戸雄一郎。


主演(声優)は見上愛。

ほか出演(声優)は花江夏樹、花澤香菜、ヒコロヒー、もう中学生など。


2026年1月9日日米同時公開予定



波木銅原作「万事快調〈オール・グリーンズ〉」

 

 


原作は新人作家(当時)波木銅の2021年のデビュー作。
茨城の田舎の底辺工業高校で大麻を栽培して人生を変えようとする園芸部の女子高生3人を描く青春小説です。第28回松本清張賞受賞作品。文藝春秋から単行本と文庫が出ています。


監督&脚本は「猿楽町で会いましょう」の児山隆。


主演は「愛されなくても別に」の南沙良、「か「」く「」し「」ご「」と「」の出口夏希、「KARATEKA」の吉田美月喜。

ほか出演は「リボルバー・リリー」の羽村仁成、「52ヘルツのクジラたち」の金子大地、「ストロベリームーン 余命半年の恋」の黒崎煌代など。


2026年1月16日日本公開予定。



柚木麻子原作「終点のあの子」

 

 


原作は世界的ベストセラー「BUTTER」などで知られる人気作家柚木麻子が2010年に刊行したデビュー作。
キリスト教系の女子高のあるクラスの4人の女子高生を主人公に、友情や悪意や生徒間の階級に揺れる心理を描いた青春小説の連作短編集です。
現在は文春文庫から出ています。

映画は収録作のうち、中等部から進学した希代子と高校からの入学組朱里、その周囲の少女たちの、友情から変化していく関係を描いた1話目「フォーゲットミー、ノットブルー」を中心としたストーリーになるようです。


監督、脚本は「愛の病」の吉田浩太。


主演は「ストロベリームーン」の當眞あみ&「ウィーアーリトルゾンビーズ」の中島セナ。

ほか出演は「ふしぎ駄菓子屋銭天堂」の平澤宏々路、「花まんま」の南琴奈など。

2026年1月23日日本公開予定。

 

カティア・ブランディス原作「Woodwalkers 2(原作邦題「ウッド・ウォーカーズ」)」

 

 


2024年に公開された「Woodwalkers」の続編。

原作はドイツの児童書作家カティア・ブランディスが2016年に刊行をスタートした児童書ファンタジーのヒットシリーズ。
人間に変身できる能力を持つ動物「ウッドウォーカー」たちの学校に入学することになったピューマの少年ジェイの青春を描いた学園ファンタジーです。

原書は現在までに第1シリーズ全6巻と第2シリーズ4巻が出ています。ほか外伝や別の学校を舞台にした姉妹編シリーズなどがあるようです。
このうち第1シリーズの2巻目までポプラ社から邦訳が出ています。


監督は1作目を手がけたアメリカ人監督ダミアン・ジョン・ハーパー(Damian John Harper)から「イーダと動物たちの魔法学園」シリーズのスヴェン・ウンターヴァルトJr.にバトンタッチ。

脚本は1作目のデヴィッド・サンドロイター(David Sandreuter)が続投。


主演はエミール・シェリフ(Emile Cherif)。

ほか出演は「帰ってきたヒトラー」のオリヴァー・マスッチ、「ある画家の数奇な運命」のトム・シリング、「4分間のピアニスト」のハンナー・ヘルツシュプルング、「善き人のためのソナタ」のマルティナ・ゲデックなど。

2026年1月29日ドイツ公開予定。日本公開は未定です。



ジョージ・オーウェル原作「Animal Farm(原作邦題「動物農場」)」

 

 


原作はジョージ・オーウェルが1945年に刊行した彼の代表作。
人間の農場主を追い出して理想の国を作ろうとした動物たち。ところがやがてリーダーの豚たちが独裁者化して、農場は恐怖政治が行われる専制国家と化していく…
という、スターリン時代のソ連をモデルに書かれたディストピア寓話です。KADOKAWA、早川書房など複数の版元から邦訳が出ています。

映像化はこれが初ではなく、1954年と1999年にイギリスでそれぞれアニメと実写で映画化されています。今回は2度目のアニメ映画化企画です。


監督は「モーグリ:ジャングルの伝説」のアンディ・サーキス。声優として出演もします。
脚本は「ザ・マペッツ」シリーズのニコラス・ストーラー。

製作は「アダムス・ファミリー」(アニメ版)を手がけたイギリスのVFX&アニメーションスタジオCinesiteなど。

出演(声優)はセス・ローゲン、監督のアンディ・サーキス、キーラン・カルキン、ウディ・ハレルソン、スティーブ・ブシェミ、ラヴァーン・コックス、グレン・クローズなど。


2026年1月30日Netflix配信開始予定。



東野圭吾原作「クスノキの番人」

 

 


原作はベストセラーミステリ作家東野圭吾の2020年の作品。
祈った人の願いをかなえると言われる田舎の神社のクスノキの番人になった青年と、クスノキのもとを訪れる人々の交流を描くファンタジーです。
2024年に刊行された続編「クスノキの女神」、その作中作の絵本の書籍化作品「少年とクスノキ」ともども実業之日本社から出ています。

東野圭吾作品の映画化やドラマ化は多いですが、アニメーション作品はこれが初です。


監督は「ソードアート・オンライン」、「銀の匙」の伊藤智彦。

脚本は「ハイキュー!!」の岸本卓。


主演(声優)は「交換ウソ日記」の高橋文哉。

ほか出演は天海祐希など。


2026年1月30日日本公開予定。

 

 

 

【2月】

ウィリアム・シェイクスピア原作「ハムレット」(2026年版)

 

 


原作は16~17世紀イギリスの劇作家ウィリアム・シェイクスピアの代表作の戯曲。
父親を叔父に殺されたデンマークの王子ハムレットが狂気を装って時節を待ち、
やがて復讐を果たすまでを描く物語です。

これまでに何度も映画化されている作品ですが、こちらの2026年版は現代ロンドンに舞台を移したアレンジ作品。
ハムレットはデンマークの王子ではなく、ロンドンで暮らす南アジア系の富豪一族の息子という設定のようです。


監督はこれが長編劇場映画デビュー作のアニル・カリア(Aneil Karia)。

脚本は「ハンガー・ゲーム0」のマイケル・レスリー。


主演は「サウンド・オブ・メタル」のリズ・アーメッド。

ほか出演は「ロード・オブ・ザ・リング力の指輪」のモーフィッド・クラーク、「リトル・マーメイド」(実写版)のアート・マリク、「おかしな子」のシェーダ・チャダ、「ブルータリスト」のジョー・アルウィン、ティモシー・スポールなど。


2026年2月6日イギリス公開予定。日本公開未定。



エミリ・ブロンテ原作「Wuthering Heights(原作邦題「嵐が丘」)」(2026年版)

 

 


原作は19世紀イングランドの小説家エミリ・ブロンテの1847年発表の長編小説。
ヨークシャーの荒野にある嵐が丘の屋敷のお嬢様・キャサリンと、屋敷に連れてこられた孤児・ヒースクリフの暗く情熱的な恋と、彼らの周囲の人々の世代をまたいだ愛憎劇と悲劇を描くゴシックロマンス小説です。
岩波書店、新潮文庫、光文社古典新訳文庫ほかで邦訳が出ています。


監督&脚本は「プロミシング・ヤング・ウーマン」のエメラルド・フェネル。

主演は「バービー」のマーゴット・ロビー&「キスからはじまる物語」シリーズのジェイコブ・エロルディ。

ほか出演は「ノーチラス」のシャザド・ラティフ、「ソルトバーン」のアリソン・オリヴァー、「ザ・ホエール」のホン・チャウなど。


2026年2月13日イギリス公開予定。日本公開予定は2026年2月27日。



コートニー・サマーズ原作「This Is Not a Test」(原作未訳)

 

 

原作はエドガー賞受賞作のベストセラーYAミステリ「ローンガール・ハードボイルド」で知られるカナダの作家コートニー・サマーズがブレイク前の2012年に出版したホラーYA。

ある日突然ゾンビアポカリプスが起こって高校に立てこもった6人の生徒たち。
その中で、姉が家から逃げて虐待親の父と2人きりで置き去りにされ、ゾンビ発生前の時点ですでに自殺を決めていたヒロインのスローンだけはこっそり世界が終了するのを歓迎している。
彼女ははやくバリケードが壊れて全部終わればいいと思いながら、必死で生き延びようとしているほかの5人の目から見た世界の終わりを目撃することに…

という、「ブレックファスト・クラブ」+「28日後」のようなゾンビアポカリプス&青春小説だそうです。


監督&脚本は「ブラックフット」のアダム・マクドナルド。


主演は「クルーエル・サマー」のオリヴィア・ホルト。

ほか出演は「クルーエル・サマー」のフロイ・グティエレス、「ブラザーズ&シスターズ」のルーク・マクファーレンなど。


2026年2月20日からアメリカで限定公開予定。日本公開未定。

 

 

【3月】

メアリ・シェリー原案「The Bride!(原案邦題「フランケンシュタイン」/映画邦題「ザ・ブライド!」)」

 

 


原案作品「フランケンシュタイン」はイギリスの作家メアリ・シェリーが1818年に出版したゴシックホラー小説。
人間の死体を組み合わせて作り出された醜く賢い怪物と、その怪物を作ってしまった科学者ヴィクター・フランケンシュタインの、周囲を巻き込んだ悲劇を描く物語です。
東京創元社、新潮社、角川、光文社古典新訳文庫などで邦訳が出ています。

こちらの映画は原作そのままの映像化ではなく、1930年代シカゴに舞台を移し、とある科学者と出会って自分の花嫁(蘇生死体)を手に入れたフランケンシュタインの怪物を描く物語になっているようです。


監督&脚本は女優マギー・ギレンホール。


主演は「ウーマン・トーキング 私たちの選択」のジェシー・バックリー。

ほか出演はクリスチャン・ベイル、ジェイク・ギレンホール、ピーター・サースガード、アネット・ベニング、ペネロペ・クルスなど。


2026年3月6日アメリカ公開予定。日本公開は2026年4月3日です。



アンディ・ウィアー原作「Project Hail Mary(原作邦題「プロジェクト・へイル・メアリー」)」

 

 

 


原作は、アレックス賞受賞の大ヒットデビュー作「火星の人」で知られるアメリカのSF作家アンディ・ウィアーの2021年の作品。
仲間の宇宙飛行士2人の遺体がある小さな宇宙船の中で目覚め、しかも自分のミッションどころか名前すら思い出せなくなってる記憶喪失の宇宙飛行士が、人類絶滅の危機を回避するために奮闘する、というストーリー。
早川書房から単行本が出ています。もうすぐ文庫版も出ます。


監督は「レゴ・ムービー」のフィル・ロード&クリス・ミラー。
脚本は「オデッセイ」のドリュー・ゴダード。

主演ライアン・ゴズリング。

ほか出演は「落下の解剖学」のザンドラ・ヒュラー、「人狼ゲーム」のミラーナ・ヴァイントゥルーブ、「ジュラシック・ワールド」のバスティアン・アントニオ・フエンテスなど。

2026年3月20日日米同時公開予定。



一条岬原作「君が最後に遺した歌」

 

 

 

原作は「今夜、世界からこの恋が消えても」などで知られる人気ライト文芸作家一条岬の2020年の作品。
詩を作るのが趣味の男子高校生・春人と、彼が詞を提供することになった歌が好きなディスレクシアのクラスメイト・綾音の恋を描いた青春ラブストーリー。メディアワークス文庫から出ています。


監督は同じ一条岬原作の「今夜、世界からこの恋が消えても」の三木孝浩。

脚本は「君の膵臓をたべたい」の吉田智子。


主演はアイドルグループなにわ男子の道枝駿佑&「モエカレはオレンジ色」の生見愛瑠。

2026年3月20日日本公開予定。



イーニッド・ブライトン原作「The Magic Faraway Tree」(原作未訳)

 

 

 

原作はイギリスのベストセラー児童書作家イーニッド・ブライトンが1939年にスタートしたシリーズ作品。
「魔法の森」と呼ばれる大きな森の近くにある田舎の家に引っ越してきた一家の3人の子どもたち・ジョー、ベス、フラニーが、そこの森に住むエルフやノームたちに出会い、巨木「はるかな魔法の木」の上にある異世界へ行ったりして冒険する、というファンタジー作品のようです。
1930年代から50年代にかけて4作が刊行されました。

また、ジーン・ウィリスやジャクリーン・ウッドソンが執筆した続編も存在しています。


監督は「ストリート・ダンス オールスターズ」のベン・グレゴール。

脚本は「ウォンカとチョコレート工場の秘密」のサイモン・ファーナビー。

主演は「アメイジング・スパイダーマン」シリーズのアンドリュー・ガーフィールド。

ほか出演は「ザ・クラウン」のクレア・フォイ、「ミッション・インポッシブル」シリーズのレベッカ・ファーガソンなど。


2026年3月27日イギリス公開予定。日本公開未定。

 

 

 

 

その2へ続きます。

 

 

 

3月12日発売

 

ナオミ・ノヴィクの架空歴史ドラゴンファンタジー「テメレア戦記」の9巻目「League of Dragons」が「ドラゴン同盟」の邦題で。
途中長い長い邦訳のストップと版元移動を経て、2007年の邦訳版1巻目刊行から19年目、2016年に原書が完結してから10年目にして日本版がようやく完結です。翻訳者さんとファンのみなさまおつかれさまでした。そしておめでとうございます。早川書房とか早川書房とかのすべての「邦訳途中でストップ」作品がこうなればいいのに。
 

 

孤児のストリートマジシャンの少年とその仲間の冒険を描く人気俳優ニール・パトリック・ハリスによる児童書シリーズ「マジック同盟ミスフィッツ」の4巻目「The Fourth Suit」が「リドリーと最後の魔法」の邦題で。これがシリーズ最終巻のようです。
 

 

パキスタン系イギリス人の作家ヒバ・ヌール・カーン(Hiba Noor Khan)の2023年の好評小説デビュー作品「Safiyyah’s War」が「サフィヤの戦争」の邦題で静山社から。翻訳は「ささやきの島」の児玉敦子。
第二次世界大戦中のパリで数百人のユダヤ人をモスクにかくまうことになったムスリムの少女を描いた歴史児童文学。第二次世界大戦中に1600人のユダヤ人を匿ったパリの実在のモスク「グランド・モスケ・ド・パリ」の物語をもとにしたフィクションです。
2024年カーネギー賞作家賞ショートリスト、2024年ブランフォード・ボウズ賞ショートリスト、2024年ダイバース・ブック賞児童書部門リーダーズ・チョイス賞受賞、2024年カーカス賞児童書部門ショートリストと高い評価を受けています。

 

イギリスの児童書作家ゾーラ・ナビ(Zohra Nabi)の2023年のデビュー作品「The Kingdom Over the Sea 」が「かなたの海の王国」の邦題で静山社から。
亡くなった母が遺した手紙に従って地図にない魔法の街へ旅することになった少女の冒険を描いた、「アル・シャーと時の終わり」+「千夜一夜物語」なファンタジー作品だそうです。翻訳は「エブリデイ」の三辺律子。
2024年ブランフォード・ボウズ賞ロングリスト作品。



3月11日発売

 

「エブリデイ」などの著作を持つベストセラーYA作家デイヴィッド・レヴィサンが2021年に刊行した初の児童書作品「The Mysterious Disappearance of Aidan S. (as told to his brother)」が「エイダンをさがして」の邦題で小峰書店から。
6日間失踪して戻ってきて「自分は異世界に行っていた」と言い出した兄を信じていいのかわからない弟の物語。翻訳は「エブリデイ」の三辺律子。



2月発売【発売日未定】

波の子どもたち/チョン・スヨン/岩波書店

日本文学を手がける韓国の翻訳家チョン・スヨン(정수윤)による2024年刊行の韓国産YA「파도의 아이들」が「波の子どもたち」の邦題で岩波書店STAMP  BOOKSから。東アジア産の作品がこのレーベルに入るのは初めてですね。新しい人生を探す3人の脱北者の少年少女の物語。翻訳は「すべての、白いものたちの」の斎藤真理子。



2月27日発売

 

人気作家綾崎隼が2014年にメディアワークス文庫で刊行したミステリ2部作「赤と灰色のサクリファイス」、「青と無色のサクリファイス」の大幅加筆修正&改題&合本版が東京創元社から。過疎の島で起きた連続放火事件と高校生たちの恋を絡ませた恋愛ミステリ作品です。
 

 

「殺人事件に巻き込まれて走っている場合ではないメロス」、「クローズドサスペンスヘブン」などのヒット作を持つ人気ミステリ作家五条紀夫の児童書デビュー作がPHP研究所から。昔話がモチーフの5分系短編集のようです。



2月26日発売

 

「心霊探偵八雲」の神永学の初児童書が主婦の友社の児童書レーベル「ミステリ図書館」から。学校の怪奇現象の謎を追う中学生たちの物語のようです。
 

 

「いなくなった私へ」の辻堂ゆめの児童書作品が、こちらも主婦の友社「ミステリ図書館」から。離島留学先で起きる小さな事件の謎を解く少年たちの物語のようです。
 

 

新人平石さなぎの第38回小説すばる新人賞受賞作品が集英社から。教祖の生まれ変わりとして宗教団体の信者から崇拝される少女と転校生の少女の、宗教団体や両親に振り回されながらの友情を描く物語のようです。



2月25日発売

 

カーネギー賞作家賞ノミネート常連のイギリスの人気児童書作家ロス・モンゴメリー(Ross Montgomery)が児童書ではなく2025年に刊行した初の一般書作品「The Murder at World's End」で日本初上陸。邦題は「ハレー彗星の館の殺人 老令嬢探偵の事件簿」。少年院帰りの召使と彼が仕える79歳の毒舌老令嬢がハレー彗星の夜に閉め切った館で起きた殺人事件の謎を解く、20世紀初頭英国を舞台にしたミステリのようです。
翻訳は「新しい時代への歌」の村山美雪。KADOKAWAから。
 

 

シリア生まれの新人作家シファ・サルタギ・サファディーのデビュー作にして2024年全米図書賞児童書部門受賞作品「Kareem Between」が「カリーム、シリアとアメリカのはざまで」の邦題で作品社から。
アメリカの学校に通うシリア系アメリカ人の少年の成長物語です。翻訳は金原瑞人&山田文。
 

 

詩が好きな男子と作曲と歌が好きな女子の恋を描いた一条岬による2020年の青春ラブストーリーのヒット作「君が最後に遺した歌」の姉妹編がメディアワークス文庫から。
「君が最後に遺した歌」の方は今年3月に映画化作品が公開予定です。

 

 

 

 

 

 

 

 

2月19日発売

 

「嘘の木」、「ささやきの島」のフランシス・ハーディングの2024年刊行の最新作「The Forest of a Thousand Eyes」が「千の目が光る森」の邦題で東京創元社から。
大事な望遠鏡をあるべき場所へ戻すために「壁」と呼ばれる石の要塞から出て危険な森を旅することになった少女とフェレットの冒険物語。「ささやきの島」と同じく、挿絵画家エミリー・グラヴェットとコラボしたイラスト入り長編ファンタジーです。
翻訳はここまでのハーディング作品の邦訳すべてを手がける児玉敦子。
 

 

ディズニー世界の秘密結社「S.E.A.」に出会った日系アメリカ人の少年の冒険を描く児童書ファンタジー「S.E.A.」シリーズの2作目「
Shinji Takahashi: Into the Heart of the Storm」が「S.E.A.シンジ・タカハシと怒りのストーム・ボア」の邦題で。
 

 

雨井湖音の高等支援学校を舞台にした青春ミステリの好評作品「僕たちの青春はちょっとだけ特別」の続編。
 

 

大事なものをあずかる魔法の預かり屋さんを描いた廣嶋玲子の児童書ファンタジー「十年屋」の9巻目



2月17日発売

 

イギリスの作家マックス・ボーターの2015年のデビュー作「Grief Is the Thing with Feathers」が「悲しみは羽のあるもの」の邦題で早川書房から。母親を失った幼い兄弟とその父親と言葉をしゃべる不思議なカラスの交流物語のようです。翻訳は「煙と骨の魔法少女」の桑原洋子。



2月13日発売

 

探検家を目指す子どもたちが学ぶ学校が舞台の児童向け学園&冒険小説「私立探検家学園」の7巻目。



2月12日発売

 

とんでもなく意地悪で下品な夫婦を描いたロアルド・ダールの児童書コメディ「アッホ夫婦」の、現代イギリスの児童書作家コンビグレッグ・ジェームズ&クリス・スミスによる2024年刊行の続編小説「The Twits Next Door」が「アッホ夫婦のおとなりさん」の邦題で評論社から。ロアルド・ダールが執筆したものではありませんが、同社の「ロアルド・ダールコレクション」に入るようです。
翻訳は「ハリーとしわくちゃ団」の小栗麗加&「大好き! クサイさん」の久山太市。


2月10日発売

 

「青春ゲシュタルト崩壊」の丸井とまとの新作が双葉文庫パステルNOVELから。漫画を共作する正反対の性格の女子2人の友情と格差と嫉妬を描く青春小説のようです。



2月5日発売

 

「ぼくと象の物語」のリン・ケリーの2020年シュナイダー・ファミリーブック賞ミドルグレード部門受賞作品「Song for a Whale」が「ひとりぼっちのクジラとわたしの歌」の邦題で静山社から。
メカニックの天才児なのに耳が聞こえないせいで周囲から軽く扱われている12歳の少女アイリスが、ほかの鯨とコミュニケーションできない鯨「ブルー55」のために歌える機械を発明しようとする、というストーリーです。
翻訳は「5000キロ逃げてきたアーメット」の久保陽子。
 

 

高校生ゴンクール賞受賞作品「ちいさな国で」のルワンダ系作家ガエル・ファイユの2024年の作品「Jacaranda」が「ジャカランダの樹」の邦題で早川書房から。
フランスで暮らすルワンダ系少年と、彼が出会った虐殺から逃れてきたルワンダ移民の少年の物語。翻訳は「ちいさな国で」の加藤かおり。

 

 

 

 

 

 

 

1月30日発売

 

「夜市」の恒川光太郎の新作がKADOKAWAから。文明開化で姿を消した秘密組織(妖怪?)を描いた連作短編集のようです。
 

 

似鳥鶏のロングセラー学園ミステリ「市立高校シリーズ」の9巻目。
 

 

ネット小説家黒澤主計の書籍デビュー作品がKADOKAWAから。「自分は地獄に落ちる」と言って死んだおばあちゃんに会いたい猫が少女の幽霊と一緒に地獄を探す物語のようです。児童書ではないと思います。
 

 

「ソフィー」、「穴」のガイ・バートの1999年の作品「The Dandelion Clock」が「タンポポ時計」の邦題で東京創元社から。故郷イタリアの小村を訪れた画家が、のちに友人2人と自分に暗い影を落とすことになった少年時代のあるできごとを回想する、というストーリーのようです。翻訳は「ポピーのためにできること」の山田蘭。海外ものの単行本はついにこの値段になってしまったね…



1月29日発売

 

 

「ルドルフとイッパイアッテナ」などのヒット作を持つベテラン児童書作家斉藤洋によるYA向け読書&文章ハウツー本。講談社から2冊同時刊行。



1月28日発売

 

「青春ゲシュタルト崩壊」の丸井とまとの新作がスターツ出版文庫の青春小説レーベル「アンチブルー」から。内容不明です。
 

 

寄宿学校を舞台にしたウェブスターの名作少女小説「おちゃめなパティ」シリーズ2作目の新訳が新潮文庫Star Classics名作新訳コレクションから。
 

 

「藤倉君のニセ彼女」の村田天の新作が新潮文庫nexから。不登校の女子高生と学校一のモテ男子が時間跳躍アプリで結びつくタイムループ青春恋愛小説だそうです。



1月27日発売

 

「月ぬ走いや、馬ぬ走い」の豊永浩平の新作が講談社から。具体的な内容不明ですが、沖縄の現代の少年少女と80年前の少年兵たちを時空を交差させて描く青春小説だそうです。



1月26日発売

 

「星の民のクリスマス」の古谷田奈月の新作が河出書房新社から。居酒屋で働く190センチ超の大男と人生を持て余した困窮女子高生の連帯を描くヤンキー×哲学青春小説だそうです。



1月23日発売

 

「夏と花火と私の死体」の乙一の短編集が角川文庫から。過去に同じKADOKAWAから単行本で同タイトルの全5話収録の短編集が出ていますが、そちらとは内容が違うようです。この文庫版は全9話収録で、うち4作が書き下ろし新作とのこと。単行本版の5作+文庫用書き下ろし4作ということかな?
 

 

ボカロ曲から生まれた人気青春ラノベ「グッバイ宣言」シリーズの9巻目。
 

 

 

ガーナ系アメリカ人のYA作家ローズアン・A・ブラウンの西アフリカ風の異世界ズィーラーンの暗殺者と王女を描いたファンタジー「ズィーラーン国伝」2部作の2作目「A Psalm of Storms and Silence」が「ズィーラーン国伝Ⅲ ふたりの女王」、「ズィーラーン国伝Ⅳ 運命の刻」の邦題で。(日本版は2分冊)
 

 

クラフト・エヴィング商會の吉田篤弘の新作が岩波書店から。「不思議の国のアリス」、「ガリヴァー旅行記」、「星の王子さま」、「モモ」をモチーフにした短編小説+エッセイ集だそうです。


ふたりのマンガ線/庭野るう/フレーベル館

新人児童書作家庭野るうの第5回フレーベル館物語新人賞大賞受賞作品がフレーベル館から。学校のクラブ活動で1本のマンガを共作することになった正反対の性格のマンガ好き少年2人を描く青春小説のようです。




1月22日発売

 

90年代末から2000年代初頭にかけて雑誌連載されていた上橋菜穂子の異世界ファンタジー「神の蝶、舞う果て」が加筆修正のうえ初書籍化。講談社から。
 

 

イングランドの児童書作家アンディ・シェパードの2019年ウォーターストーンズ児童文学賞ショートリスト作品「The Boy Who Grew Dragons」が「ドラゴンを育てるには」の邦題で静山社から。おじいちゃんの家の庭にあった古木からとれたドラゴンの卵を育てることになった少年を描くユーモアファンタジー。翻訳は「僕たちは星屑でできている」の長友恵子。
 

 

世界の文豪の短編作品を紹介する理論社のYA向けアンソロジーレーベル「世界ショートセレクション」の新作はアンデルセン。翻訳は木村由利子。

 

 

 

 

 

あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

 

 

★取扱作品は、YA中心に、高学年向け児童書~若い読者向け一般書レベルまで★
 

1月21日発売

 

 

ドラゴンライダーをめざすヒロインと仲間たちの恋と戦いを描くアメリカのファンタジー作家レベッカ・ヤロスの大ヒットロマンタジー「フォース・ウィング」シリーズの3巻目「Onyx Storm」が「昏き瞳の竜騎手」の邦題で。
 

 

金の星社がスタートした執筆者がガチ勢の児童向け怪談集「霊界通信網」シリーズの2巻目。



1月20日発売

 

「はなの街オペラ」の森川成美の新作が静山社から。大正時代を舞台に、入れ替わってそれぞれ男子しか入れない美術学校と女子しか入れない裁縫学校に通う男女双子のきょうだいを描くとりかへばや青春物語のようです。

 

 

 

1月14日発売

 

「僕と君の365日」の優衣羽の新作が双葉文庫パステルNOVELから。近未来が舞台の少年とロボット少女のラブストーリーのようです。



1月13日発売

 

 

「アメリカン・サイコ」のブレット・イーストン・エリスの2023年の作品「The Shards」が「いくつもの鋭い破片」の邦題で文藝春秋から。80年代アメリカの私立校を舞台に、17歳の著者本人とミステリアスな転校生とその周囲で起きる殺人鬼による儀式殺人を描く、著者の青春回顧録風物語にスラッシャーホラーと「信頼できない語り手」ものミステリが混ざったようなスリラー小説のようです。翻訳は「アウシュヴィッツを描いた少年」の品川亮。
「アメリカン・ホラー・ストーリー」のライアン・マーフィー製作総指揮でドラマ化の予定があります。



1月9日発売

 

韓国のYA作家チョン・ソンヒの2009年のデビュー作品「거짓말 학교」が「ウソ学校」の邦題で影書房から。世界を動かせるウソがつける生徒を養成する、小さな島にある国家機密のエリート校「ウソ学校」に入学した4人の生徒たちが学校の秘密を探る…という奇妙な設定の学園もののようです。翻訳は「つかめ!理科ダマン」の呉華順。
 

 

光文社古典新訳文庫版「モンテ・クリスト伯」の2巻目。フランスで記録的大ヒットになった映画化作品が現在日本公開中です。またサム・クラフリン主演の英語版ドラマ化作品も1月4日よりBS12で日本放送開始予定。

 

 

 

 

超内気な天才魔女を主人公にした魔法学園ファンタジー「サイレント・ウィッチ」の11巻目。
 

 

平安時代を舞台に陰陽師安倍晴明と相棒源博雅が出会う怪事件を描く夢枕獏の平安ファンタジーのロングセラー「陰陽師」シリーズの19巻目。
 

 

「木彫りの男の子 シューハイ」の中国の詩人趙麗宏(赵丽宏)による2013年刊行の児童文学「童年河」が「ふるさとの川は永遠に」の邦題でみらいパブリッシングから。田舎から上海に引っ越した少年の成長を描く自伝的作品だそうです。翻訳は「木彫りの男の子 シューハイ」の城田千枝子。



1月8日発売

 

「この世界で君と二度目の恋をする」の望月くらげの新作が文響社から。自殺スポットで出会った女子高生と幽霊の少年の恋を描くラブストーリーのようです。