こちら↑の記事に引き続いて、2026年のエドガー賞を紹介します。

YA部門の受賞作品はこちらです。


Under the Same Stars 
by Libba Bray


「花婿の樫の木」に手紙を送ると、運命の人が返事をくれると言われている。
1940年ドイツ。ソフィーは「花婿の樫の木」で待つという謎の求婚者からの手紙にわくわくしている。その親友ハンナも樫の木に手紙を出したが、恋人を見つけるためじゃない。樫の木はこの町の反ナチスのレジスタンス活動の鍵を握っている。
1980年西ドイツ。アメリカから移住してきたジェニーは、東ドイツとの間の壁を壊そうとしているパンク少女のレナと恋に落ち、秘密を抱えた老女フラウに出会う。
2020年ニューヨーク。親友同士のマイルズとクロエのもとに、クロエの祖母からの小包が届いた。ふたりは小包に導かれ、80年前に「花婿の樫の木」の下で起きたふたりの少女の未解決の失踪事件の謎を追うことになる。

アメリカのYA作家リバ・ブレイ(Libba Bray)の作品。

 

 



この本と賞を争った今年のノミネート作品は以下の通りです。


Catch Your Death 
by Ravena Guron 


雪嵐の中大きな館にたどり着いた3人の少女は殺人計画の只中に飛び込んでしまった。何者かが裕福なエミリー・ヴァンフォルテを家族の夕食の最中に毒殺。つまりデヴィ、リジー、ジェインは殺人犯や解くべき謎と一緒に館に閉じ込められたということだ。床板の下のナイフに、消えた銃、壁の中の秘密通路、誰も安全ではなく、誰もが容疑者だ。
だがこの嘘と腐敗の館の中、少女たちは自分たちを救えるのか。あるいは、ここに順応できるのか?

大雪で孤立したカントリーハウスに殺人犯と嘘つきばかりの一族と一緒に閉じ込められた女の子たちの謎解きサバイバルミステリ。ホリー・ジャクソンとカレン・M・マクマナスのファンにおすすめだそうです。
ロンドン在住のインド系児童書ファンタジー&YAミステリ作家ラヴェナ・グロン(Ravena Guron)のYA作品。

 

 



This is Where We Die 
by Cindy R.X. He 


セイディ、ウィル、アイラ、アンソニー、エミリー、チャーリーの6人は、2年前、8人が参加したスキー合宿で起きた悲劇の生存者だ。とはいえ、実際に何が起こったのかは誰も知らない。詳細はセイディの両親のお金と人脈によって隠蔽された。
ネットで話題になったレンタル可能な孤島と館を借りて、セイディのクラスは卒業旅行をすることになった。6人の生存者がまず最初にヘリで島に降り、ほかのクラスメイトを待つ予定だった。でも、誰も来なかった。
外界から切り離された島で、通信手段もなく脱出する手段もない中、見えない殺人者がひとりずつ彼らを殺しはじめる。

シンガポール生まれフランス在住のYA作家シンディ・R・X・ヘ(Cindy R.X. He)の作品。
 

 



The Scammer 
by Tiffany D. Jackson


ワシントンDCの歴史と権威ある黒人大学に進学することになったジョーディン。寮のルームメイトになった子の兄が刑務所を出所したと聞いたとき、その前科者を寮のソファで見ることになるなんて予想もしていなかった。でもその兄・デヴォンテには生活を立て直せるまで滞在する場所が必要だし、新しくできた友だちにダメなんて言えない。
デヴォンテは年上で、知的かつ魅力的で、出会ったあらゆる学生をより良い選択へと導いてくれる。でもジョーディンは、彼の友好的な助言や増えていくファンの下に、何か不気味なものを感じていた。
そしてルームメイトのひとりが失踪し、ジョーディンは大学で浮いてる白人の学生の手を借りて謎を追わなければならなくなった。

別の作品「Blood in the Water 」で今年のエドガー賞児童書部門を受賞したアメリカのYAミステリ作家ティファニー・D・ジャクソン(Tiffany D. Jackson)の作品。

 

 

 


Codebreaker 
by Jay Martel 


喫茶店でバイトをして、大学出願の準備をするというミヤ・ヘイズの夏の予定は、政府のエージェントが父さんが盗んだと彼らが信じる何かを探しに予告なしに家にやってきた夜にめちゃくちゃになった。ことが終わると母さんは死んでいて、父さんは行方不明になっており、ひとりの逃亡者が逃げていた。
3週間後、父さんの裏切りからまだ立ち直れないままのミヤはワシントンDCの抗議活動の中で17歳の誕生日を迎えており、そこで反抗的で魅了的なハッカーのローガンに出会った。そこにミヤが家族や自分の過去、3週間前の出来事について信じていることのすべてをくつがえすような父さんのボイスメールが届いた。ミヤとローガンは連邦政府の中枢に関わる謎を追うことに。

Z世代向け「ダヴィンチコード」のようなサスペンスミステリだそうです。「ジェイ・マーテル(Jay Martel)」というペンネームのもとで共同執筆するアンディ・ベネット(Andy  Bennett)とケイティ・ヘルバッカ(Katy  Helbacka)というアメリカの夫婦新人作家のデビュー作品。

 

 

 

 

 

 

2026 Edgar® Award winners announced【MWA】
https://edgarawards.com/wp-content/uploads/2026/04/2026EdgarWinnersTTD.pdf

 

2026年 MWA賞(エドガー賞)が発表されました。

エドガー賞はアメリカ探偵作家クラブ(MWA)がエドガー・アラン・ポーの名前をとって創設したミステリ専門の文学賞。
前年1月から12月までのあいだにアメリカ国内で発表された作品が対象となり、翻訳作品も審査対象です。

ノミネート作品発表(1月)→受賞作品発表(4~5月ごろ)のスケジュールです。
一般書、新人賞、児童文学部門、ヤングアダルト部門、などいろいろあります。

(このブログではYA部門と児童書門のみの紹介となりますので、全部門の受賞作品については上のリンク先などをご参照ください)


今年の児童書部門の受賞作品はこちらです。

Blood in the Water 
by Tiffany D. Jackson


ケイラニは生まれも育ちもブルックリン。服役中の父さんと何時間も電話で話すのをやめないので、母さんの決定で親の友だちのワトソンさん一家と一緒にマーサズ・ウィンヤード島で蒸し暑い夏を過ごすことになった。
ワトソン家の娘のロンドンは気取り屋で不愛想な子だったが、町のほかの子たちとは仲良くなれた。そして海は本当に最高で、美味しいアイスクリーム屋さんもある。
でも恐ろしい殺人――あるいは溺死?それともサメの襲撃かも?――が起きて、町は芯まで揺さぶられた。謎を解き明かすと決めたケイラニだが、そのためには彼女は自分の人生を一変させてしまう残酷な真実と衝撃的な秘密に向かい合う必要がある。

手話の島として知られるマーサズ・ヴィンヤード島を舞台にした殺人ミステリで、また「全年齢向けジョーズ」みたいな作品だそうです(?)。YAサスペンスの人気作家ティファニー・D・ジャクソン(Tiffany D. Jackson)のミドルグレードデビュー作品。彼女は今年は別の作品でYA部門の候補にもなっています。

 

 



この本と賞を争った今年のノミネート作品は以下の通りです。


Murder at the Museum (Montgomery Bonbon #1) 
by Alasdair Beckett-King


ボニー・モンゴメリーは世界最高の探偵だ。彼女の名前を聞いたことがある者は誰も(バンクスおじいちゃんを除いて)いないが、(帽子と口ひげがないと)まるで10歳の女の子みたいに見える身なりのよい紳士探偵・偉大なるモンゴメリー・ボンボンのことはみんな知っているだろう。
最新の事件は、ホーンヴィル美術館での極めて不審な死にまつわる謎を解くことだ。ボニーとモンゴメリー・ボンボンは一緒に証人たちに話を聞き、神経を尖らせて手がかりを追い、そしてふたりが同時に同じ部屋にいることが絶対にないのを誰にも気付かれないことを願っている。

成人男性のふりをして活動する見た目は大人中身は子供の少女探偵モンゴメリー・ボンボンを主人公にした児童書ミステリのようです。シリーズ1作目。
イギリスのコメディアン・アラスデア・ベケット・キング(Alasdair Beckett-King)の児童書作家デビュー作。
2024年ブランフォード・ボウズ賞ロングリスト。

 

 



What Happened Then 
by Erin Soderberg Downing 


それぞれに生きづらさを抱えた爆竹みたいな性格のエイヴリーと目立たないジャックス。ふたりは疎遠な親戚一族のいとこ同士。その夏、病気のため湖の島とキャビンを売却することを決めたロビー叔母さんが不仲な自分のきょうだいの家族たちをそこに招き、最後の滞在をすることになった。親たちの関係を壊した数年前の出来事のことは、若いふたりだけが知らない。
長く放置されていた古い家で数十年分の歴史を探り、叔母さんがかつて破いて島中にまいた日記のページを集める中で、ふたりは家族の過去を見つけ出していく。

アメリカの児童書作家エリン・ソダーバーグ・ダウニング(Erin Soderberg Downing)の作品。

 

 



A Study in Secrets (Last  Chance Academy #1)
by Debbi Michiko Florence 


12歳のメグミ・ミズノは母さんを亡くしてからずっと落ち込んだまま。成績は下がり、授業にも出ないことを繰り返したせいで退学になり、父さんの選んだニューヨーク州僻地の名門寄宿学校・リランド・チェイス校に転校することになった。
厳しそうに見えた学校だったが、明るいルームメイトのタナやお金持ちの家の息子のライアン・謝(シエ)、謎めいたゼイン・ヨシザワと仲良くなれた。そしてある夜、メグとタナを謎解き宝探しゲームに誘う不思議な手紙がドアの下から差し込まれた。ルールは先生や職員に捕まらないこと、ズルをしないことだけ。

「マーダーズ・イン・ビルディング」+「アンクル・サムの遺産」のような児童書ミステリだそうです。日系アメリカ人の児童書作家デビ・ミチコ・フローレンス(Debbi Michiko Florence)の作品。。シリーズ1作目。

 

 



The Midwatch Institute for Wayward Girls 
by Judith Rossel 


孤児、家出、あるいは要らない娘たちのための施設ミッドウォッチ協会に送られたマギー・フィッシュボーンは、自分には一生続く労働が待っているのだと思っていた。でもすぐに、ミッドウォッチには目に見える以上の何かがあることに気がついた。
その街は宝石と秘密で輝いていて、マギーは自分を地下深くから雲の上まで連れて行く冒険に巻き込まれ、危機に立ち向かうことになる。

「ステラ・モンゴメリーの冒険」シリーズで知られるオーストラリアの児童書作家ジュディス・ロッセルの作品。
2024年オーリアリス賞児童書部門ショートリスト作品。オーストラリア版は「The Midwatch」という別のタイトルで刊行されています。

 

 



Mystery James Digs Her Own Grave 
by Ally Russell 


13歳のミステリー・ジェイムズは墓場に置き去りにされた捨て子で、葬儀場で育てられた。金縛りや幽霊の匂いがわかってしまうのにはもう慣れている。はたから見ておかしい人生でも、ミステリーは気に入っているのだ。
でもそれは、埋葬された町の篤志家の貴重な家宝のネックレスが紛失して一家の葬儀場が閉鎖の危機に陥るまでの話だった。育ての親ティアにかかった疑いを晴らすため、ミステリーは消えたネックレスの謎を追う冒険に出発した。

アメリカのホラー作家アリー・ラッセル(Ally Russell)によるミステリ作品。
現在2025年ブラム・ストーカー賞児童書部門最終候補作品。

 

 

 

 

 

 

ダクダデイラ/餅屋䖸/KADOKAWA

入院患者のもとを夜な夜なヒトでない何かが訪ねてくる日本一評判の悪い病院。
失踪者だらけの狂ったイオン。
ネット上をうろついては人々に呪いをかけて回るサイバー通り魔。
さびれたゲーム情報掲示板で謎の会話を続ける奇妙な一団。…

ネットのあちこちに残された怪奇事件の痕跡を蒐集したもの、というテイのモキュメンタリーホラー。
一見バラバラに見えるネット上の記録の数々から、やがて巨大な恐怖の物語が立ち現れてきます。


モキュメンタリーホラーというジャンルは今流行りすぎてて、書籍化されたものすら玉石混交(ほぼ石)という状態になっていますが、これは「玉」のほう。
すごく面白く出来も良くて、本当なら第2の「近畿地方のある場所について」みたいなポジションも狙えそうな作品です。

――が、収録作の中にグロ描写があまりにはっちゃけているものが1作混じっている、という1点のせいで、最終的にとても万人におすすめすることができない作品になっています。このせいで映像化も不可能。第2の「近畿地方」にはなれません。
大ヒット作になる道を自ら捨ててアングラ作品になることを選んだ潔い(?)ホラー。グロ(人体破壊、血、虫の大群)が大丈夫な人だけ読んでください。


収録作の中には児童向けのホラーアンソロジーに入っててもおかしくない作品(「呪われた道順」や「少年少女たち」)もあるし、「この1作だけ取り出してYA向けの長編ファンタジーにしてくれないかな」と思うようなすてきな作品(「関東地方のあるイ●ンについて」)もあるんですが、主に上記の問題のため(まあ、それ以外にも色々あるけど)、1冊の本としてはYAにはちょっとおすすめできません。


ただ、だからといってインモラルな作風ではないんですよね。

物語全体から書き手が人間の善性を基本的に信じている人であることが感じられるので、はっちゃけた残酷描写の割にまともな倫理観とぬくもりが宿った作品になっています。
「いやあ、世界は地獄だし人間ってホント醜いですよね(ニチャア)」みたいな厭なひけらかしはありません。


生まれ育った町を救いたい少年少女、仲良くなった少年の幽霊に再会したい底辺労働者、愛犬が大好きな女子高生、理不尽な祟りで死を迎える前の最後の時間に推しへの愛を叫ぶ青年、入院仲間を恐ろしい怪物から助けるために集まってくれる患者のみなさん。

この作品(群)にはそういう、あたりまえのように「優しく善きもの」、「愛や思いやりを持つもの」である人間たちが、何人も登場してきます。

その善性が報われるとは限らない(上にあげた人たちの中にはひどい目に遭って破滅する人もいます)ということに対する絶望は描かれますが、愛や善性を持つ人間たちがこの世に存在するということに対する不信は描かれません。
衝撃的なグロ描写の後に来る物語のラストまで、一貫してずっとそうです。
だから読後感は意外と悪くありません。


問題の残酷描写はまあ、書かれていることがめちゃくちゃひどいのは確かにそうなんだけど、そこにフェチズムをぜんぜん感じない(必要なものをただ書いているという印象で、書き手自らがその描写に興奮してるなという気持ち悪さがない)書き方なので、意外とあっさり読めます(私はね)。
もちろん痛そうなのや血や内臓が苦手な人、虫が嫌いな人(※虫がいっぱい出てきます)、逆に虫が大好きな人(※罪のない虫がいっぱい死にます)にはまったくすすめられないけど。


また性的ワードもわりと頻繁に出てくる作品なんですけど、そこにもやっぱりフェチズムを感じませんね。モロな性的ワードが平気でぽんぽん出てくるわりに、そこへの熱いこだわりが全然見られなくて、全部あっさり風味。
性に暴力にとインモラルなことはあっけらかんと書かれているけど、著者がそれを好んでいる気配がないんですよね。だから不潔な感じがしない。

著者の情報は何も公開されてないんだけど、なんとなく書き手は女性かなという印象を受けました。女性キャラの描写も上手ですし。
 

 

 


さて、実話怪談風ホラーのように見えて、実は伝奇SF的に壮大な設定を作った上で書かれていると思われるこの作品。
最後まで読んでも謎は色々と残ったままなのですが、とりあえずこの作品世界について私が作中の描写から理解できた(推察できた)ことを最後に整理しておきます。

ややネタバレになりますので、見たくない方は以下は読まないようにお願いします。




!!!!!!ネタバレ注意!!!!!!




1・このダクダデイラの作品世界には、「もうひとつの世界」が存在する

私たちが住むこの現実世界を「現実/物質/生」の世界とするなら、もうひとつの世界は「夢/精神/死」の世界のようです。
既存の言葉で言えば、現世に対する「幽世」、此岸に対する「彼岸」のような存在でしょうか。

ふたつの世界は基本的に分かれており、面倒な儀式をしないと繋がらないっぽいのですが、ほっとくとそのふたつが勝手に繋がってしまう危険スポットが日本国内にわずかながら存在するようです。(関東地方の某イオン、クチコミ最悪の病院、変な風習がある学校、特殊なルートで歩く通学路など)

それらの場所では頻繁に人が消えたり、逆に人でない何かがこちらに来てしまったりすることがある模様。
学校は頑張って生徒を守ってくれるけど、イオンと病院は時々向こうの世界に利用者が連れて行かれるのを黙認することでこの世界とあちらの世界のあいだに「蓋」をしているっぽいです。(ひどい)



2・「もうひとつの世界」には少なくともふたつの種族が住んでいて、仲は悪い

向こうの世界には「羽根を持つ種族」と「多くの脚を持つ種族」の少なくとも2種が住んでいるようです。
羽根を持つ種族は「蛾」、「蝿」、「鳥」、「天使」、「翼のある宇宙人っぽい何か」等の姿を持っており、多くの脚を持つ種族は「蜘蛛」、「ゴキブリやムカデっぽい何かの虫」、「脚が多い神様」等の姿を持っているようです。
この2種族はとても仲が悪い様子。そしてどちらも「こちらの世界」に出てきたがっています。

この現実世界で彼らが何をしたいのかは不明です。この世界をゲーム盤にして陣取り合戦でもしてるのかな?


作中に登場する無数のモンスター、怪人、怪異のうち、

「羽根」陣営→モスラ、天使、宇宙人、後ろ向き人間、校歌斉唱中に現れる何か、異音蝿など

「脚多い」陣営→ガクズキ、なゆたちの蜘蛛、イオンお客様の声ボードに怪文書を投稿してるやつ、藤谷優子

所属不明あるいは無所属→タイラソウセイ、みみちゃん、タタ、ゆうくん、ユカリちゃん、須崎君、自殺ハウスの電話無断使用おばあさんなど

――というのが私の印象ですが、違うかもしれません。

 

ちなみに羽根あり族は空が紫色の世界、脚多い族は赤い世界にいるような描写が見られたので、彼らは住んでる地域(?)も少し違うのかも。

 


3・こちらの世界には、ふたつの世界を繋げようとする集団と、むこうの世界のものがこちらの世界に来るのを阻止しようとしている集団が存在しているっぽい

前者は霊能者タイラソウセイが所属するカルト集団。
後者はクライマックスで登場した「メガネの男」や「坊主の男」らが所属する武装集団です。

どちらもふわっとした描写しかないため、組織の規模、構成、詳しい活動内容等は不明。両者の関係も不明です。多分敵同士だと思いますが。



4・別種の組織 ナポレオン掲示板の人々

また上の2団体とは別に、「もうひとつの世界」と関わり続けているっぽい集団がもうひとつ存在します。
さびれたゲーム掲示板に集まって奇妙な情報交換をし続ける、「GBAナポレオン掲示板」のユーザーたちがそれです。

暗号めいたやりとりだけで書かれた彼らの物語は収録作の中でいちばん謎が多く、詳しいことは何も分かりません。
ただ何となくの印象ですが、彼らは何かのきっかけで「もうひとつの世界」と繋がりを持ってしまった人たちで、助かる道を求めてあちらの世界の各階層に潜ることを各自で続けている、のではないかという気がする。

あくまで「助かりたい」を目的に行動している人々であって、あちらの世界とこちらの世界をつなげようというスーパー危険行為に挑むカルト集団とも、正義の組織としてのはっきりした目的意識がある「メガネの男」の結社とも別物と感じます。




!!!!!!ネタバレ終了!!!!!!!

 

 

 

 

 

 

A Good Girl's Guide to Murder: Season 2 | Official Trailer | Netflix

https://www.youtube.com/watch?v=OQAB1CXnWzg

ホリー・ジャクソン原作 ドラマ「A Good Girl’s Guide To Murder(原作邦題「自由研究には向かない殺人」シリーズ)」シーズン2の第1弾本予告編が公開されました。


原作「自由研究には向かない殺人」シリーズはイギリスのベストセラーYA作家ホリー・ジャクソンが2019年に刊行スタートした彼女のデビュー作品。

イギリスの静かな田舎町リトル・キルトンを舞台に、そこで起きる事件を女子高生探偵のピップ&親友の少年ラヴィのコンビが追う青春ミステリ小説です。
全3作(+番外編1作)が刊行され、2021年に完結しました。
番外編も含めたシリーズすべての邦訳が東京創元社から出ています。


原作1作目「自由研究には向かない殺人」を原作にしたシーズン1は2024年に放送&配信され、好評でした。

 

 


シーズン2は、警察が動いてくれない友人のお兄さんの失踪事件を追うピップを描いた、1作目よりもダークなテイストのシリーズ2作目「優等生は探偵に向かない」を原作としているようです。

この原作2作目は、2021年カーネギー賞ノミネート&2021年YA Book Prizeショートリストと高い評価を受けています。
当ブログにレビューあります。

 

 



シーズン2は全6話のミニシリーズ。


脚本は前作から続投のポピー・コーガン(Poppy Cogan)。そして今シーズンから原作者ホリー・ジャクソンも参加します。


主演のエマ・マイヤーズとザイン・イクバル(Zain Iqbal)が前作から続投。

ほかヘンリー・アシュトン(Henry Ashton)、アーシャ・バンクス(Asha Banks)らが前作から続投。新キャストとして「スクール・フォー・グッド・アンド・イービル」のミーシャ・バトラー(Misia Butler)、「ボーン・トゥ・キル」のジャクソン・ローワン(Jack Rowan)らが加わります。


ドラマ「自由研究には向かない殺人」シーズン2は2025年5月27日Netflix配信開始予定。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

The Odyssey | Official New Trailer

https://www.youtube.com/watch?v=f_bKjZeJBBI

ホメロス原作 映画「The Odyssey(原作・映画邦題「オデュッセイア」)の第2弾本予告編が公開されました。


原作「オデュッセイア」は紀元前8世紀頃のギリシャの詩人ホメロスによる叙事詩。トロイア戦争に参加した英雄オデュッセウスが故郷の島に戻るまでの、神々や魔女や怪物たちに出会いながらの10年以上の旅を描く物語です。
岩波書店、京都大学学術出版会、冨山房などから邦訳が出ています。


監督・脚本は「インセプション」のクリストファー・ノーラン。


主演は「オデッセイ」のマット・デイモン。

ほか出演は「スパイダーマン」シリーズのトム・ホランド&ゼンデイヤ、、「ダークナイト」シリーズのアン・ハサウェイ、「ブラックパンサー」のルピタ・ニョンゴ、「TENET」のロバート・パティンソンなど。


映画「オデュッセイア」は2026年7月17日イギリス公開予定。日本公開は2026年(月日は未定)です。