人間が死ぬまでに同じ季節を迎える回数は、実はそれほど多くない。



80まで生きた人間でも、桜が咲き、散ってゆくという現象を目にするのはせいぜい70回程度なのだ。





18歳になったオレも、何度と雪を見たような気がして、その実回数にすれば13回程度だろう。





人生で同じ季節を経験できる時間というのは、案外短いものなのだ。





当たり前のことだが、意識しないと気づけない。




気づけないけど、人は心のどこかで、その短さを感じている。





ゆえに、惹かれる。









「期間限定」という四字熟語に。







季節に合わせて「限定」されたものは、少なくともあと1年はやってこない。






というものを、オレは逃したわけだ。




あと何度と体験することのない秋を、オレは逃したわけだ。








来年も来ることはわかっている。





でも今年の「期間」はもう終わったわけだ。













食べたかったな、グラコロ(;´∩`)