今回の話は、ダイジェスト版、いわゆる要約です。

我ながらアホだと思いながら書いてた小説もついに15話、序盤が終了。ここらで最初から振り返ってまとめてみよう、というわけです。


まだ読んでない方、途中から読み始めた方。このダイジェストを読んで興味を持ってくれると嬉しいです。超雑な上に、下手くそな要約ですが。





digest1

--8月14日。


それはよく晴れていて、アブラゼミがそこらじゅうで鳴いている日だった。


中3の夏、14歳の少年三門琉也(ミカド リュウヤ)は、特に理由もなく、ひとりで海を見に行く。そしてそこで、崖が崩れ転落、





死亡。



気がついたら霊体になっていた。


動揺や絶望から気分が落ち込み、ただ海辺に座っていた琉也の前に、12,3歳ほどのかわいらしい少女が現れる。


子どもっぽさがにじみ出た少女だったが、その子も幽霊だった。


「お兄さんもユーレイなら、いいトコ連れてってあげる☆」


新しい何かが始まるような予感に駆られ、『知らない人について行ってはいけない』という誰もが幼少期にたたきこまれる教育を無視し、少女についていく琉也。
※この少年はストーカーではありません。




道中、互いに自己紹介をする。


少女の名前は、水江ハルカといった。
ハルカに案内されるまま海を離れ、洞窟を抜け、踏み入った山の奥。


「……!」
そこで琉也が見たものは、幽霊が数多く集う、古い小さな社を中心とした広場だった。


「ユウレイの集住地、《コロニー》へようこそ☆」
ハルカが言う。


《コロニー》
そこは幽霊達が集い、語らう、集住地だった。


そしてハルカに紹介され、黒光りのマッチョオヤジ岩木フミオ、浴衣につり目のお姉さん織部綾、杖・髭・羽織のおじいさん嶋澤弘隆と知り合う。


「よろしく」
あいさつとして握手をしようと差し出した琉也の手に、不思議そうな反応を示すフミオ。


「……?」


フミオの話によると、幽霊は孤独な存在。さわれるものは自分だけであり、実体のあるものはもちろん、他の霊体にもさわることはできないというのだ。



違和感を覚える琉也。


何故なら彼は《コロニー》に来るまで、ハルカと手をつないでいたからだ。



「ハルカは実体にも霊体にもさわることのできる、特殊な存在。」
フミオと弘隆は、そう説明した。


更に、ハルカは《コロニー》に来る以前、フミオが発見した当時から記憶喪失だというのだ。


自分の名前以外、何も覚えていないハルカ。


それでも彼女は明るかった。その人なつっこさのために《コロニー》の人気者、幽霊みんなの光になっていた。




次に、琉也がハルカに案内されたのは、《コロニー》の中心広場から少し離れた場所に立つ、つぶれた診療所だった。


《コロニー》の人々は、これを《ホーム》と呼んで、17つのベッドを使い回しつつ、睡眠に利用しているらしかった。



《ホーム》で寝る最初の晩。


「死を悔やむのはやめよう。これからは霊として、暮らすんだ。この、《コロニー》で…」


眠りに落ちる中、心の内に思う琉也だった。




TO THE NEXT CHAPTER



ダイジェスト版はあくまで要約ですから、大まかな流れをかいつまんで書いただけです。


本来の目的は、今まで読んでくれてた人が、「あー、うん、こういう流れだったね」って思い出してもらうことですから。


正式には本編で楽しんでいただければ、と思います。


では、今回はこれにて。