ついに2桁到達!お~。それでは、お楽しみください。

……え?楽しんでない?

ですよねぇ~ww


10


きゅっ。


ハルカが、棒立ちの琉也の手を握る。


「私の友達…ううん、家族みたいな人たちだよ。みんないい人だから、自己紹介して仲良しになろう?ね、琉にい☆」


うぐ…
(見た目)小学生のハルカちゃんに諭された。


そうだ、何をたじろいでいるんだ、僕は。


ここは(見た目)年上として、しっかりしたところを見せなくては。


「えっと、初めまして。僕―」
「おっ・と・こ・のコ~~っ!!」


名乗ろうとした矢先、つり目のねえちゃんが首に手をまわして抱きついてきた。


「ぼはぁ!?」


「嬉しい、久々の若い男のコ。オジジたちと違ってやわらか~い」


「ちょっ……!?」


琉也は、突然の、そして初めての、柔らかな女性の感触にくらっとする。


「お、お姉さん?ちょっ、ムネが…じゃない、首、僕の首!く、苦しい、死んでるけど死にそう!」


「んふ、良い反応。これは開発しがいが…ふぎゅっ!?」


つぶれた悲鳴とガツン、という音。


黒光りのおっさんがねえちゃんにチョップをくらわせたらしい。


「な、なによっ」

「せっかく入った新しい仲間にベタベタしすぎだよ、お前さんは。ボウズが怯えてんじゃねえか。」


そう言っておっさん、ねえちゃんと僕の間に立つ。


「よう、ボウズ。どうだ?コロニーは。いいとこだろう?へへ、んなことより名前だな。俺は岩木フミオ。『夫』に『見』に『夫』で『フミオ』だ、よろしくな。」


「あ、僕は三門琉也(ミカド リュウヤ)です、よろしく。」


「へぇ、琉也っていうんだ。良い名前じゃん。」


突然つり目のねえちゃんの頭がぬうっと、おっさん…いやフミオさんの腹から生えてきた。


「うおっ!?」


「どしたの?…ま、いっか。あたしの名前は織部綾(オリベ アヤ)。享年18歳。綾って呼んで。」


「あ…はい、よろしく。」


「うん、今度ゆっくり話そ。っと、ハル、そろそろ『アレ』の時間!」


「そっか!…じゃあ、琉にい、私ちょっと行ってくるね。またあとで会おうね☆ 綾姉、行こう♪」


フミオさんの胴体から全身を出した綾さんと、僕の手を離したハルカちゃんは、どこかへ行ってしまった。


二人の背中を見送っていると、


「ふぉっ、ふぉっ、氣に入られたようじゃの、少年。」


白髭(ひげ)じいさんが声をかけてきた。


「紹介がまだじゃったの。儂(わし)の名は嶋澤弘隆(シマザワ ヒロタカ)じゃ、見知りおき願おう。」

「は、はあ…。」

三人とも、個性的。



でもたしかに、みんないい人そうだ。


《コロニー》


僕は今日から、ここで暮らすのだ。


そうか、仲間入りか。




急にテンションが上がってきた。


「おじいさん、フミオさん、これから、どうぞよろしくお願いします!」


琉也は握手を求め、手を差し出す。


「はっはっは、ボウズ、その手は何だ?俺たち霊に、握手なんてぇ挨拶はできねえだろう。」


「へっ?」


「ほらな」


そう言って差しのべられたフミオさんのたくましく巨大な手は琉也の手に触れることなく、



スッ――




昨日の警官のように、すり抜けた。



「……んん?…あれ??」



TO BE CONTINUED