誤字・脱字・アホなミス。自分で見つけたら直すんですが、けっこうあったりします。見つけたら、どうぞ気兼なく言ってくださいな。

そして。都合により、前回の「5」はハンパなとこで切っちまいやした。どうもすんません。

6


「ユウレイって浮いてるイメージあるでしょ?ホントはジャンプ力が強いだけなんだよ。浮いてるんじゃなくて、体重が無いも同然だから、滞空時間が長いだけ。あはは、霊になって初めてわかることだよ」

少女は嬉しそうに笑い、


「じゃ、いこっか♪」

そして『少女』は進もうと…


「ちょっと待って」

琉也が、止める。


「あのさ…」
「ん?」


大事なことを、忘れていた。





「自己紹介…してない、よね?」





少女が目を丸くする。


「いっけない、忘れてた…。そだね、そういえばまだ、お兄さんの名前も聞いてなかった…。じゃ、ここで自己紹介♪」
と言って、改めて琉也の方へ向き直ると、


「水江ハルカ。それが私の名前。好きなことは、探検です♪あとは、うーんと…あ、死年月日はわかりませんっ。よろしくおねがいします☆」


と、転校生みたいに挨拶をする。いやいやいや、『死年月日』って…。


「っと、じゃあ次は僕。名前は、三門琉也。14歳の中学3年…って、昨日までの話だけど」


死んだら、年齢はあまり関係ないかもしれない。


「リュウヤ…いい名前だね。強くて優しいような…。」



なんだ、そのイメージ。初めて言われたぞ。



じゃあ、あだ名は『琉にい』ねっ♪」


「あ、あだ名…」


「うんっ。仲良くなる人には、みーんなハルカがあだ名つけるんだ☆」


おお、まさか死んでから新しいあだ名がつくとは。『琉にい』、か…見た目は少女だが、下手したらこの子の方が年上かもしれないのに。


「じゃあ、あだ名を付けられたってことは、ハルカちゃんは僕と仲良くしてくれるんだ?ありがとう」


「『みんな仲良く』はふつうだよ、お礼を言うなんて変だよ」


さらっと眩しい台詞を言うハルカ。


「それに、私だけじゃないよ。ここを抜ければ、すぐにみんなに会えるから♪」


ハルカは、洞窟の奥を指差す。


「…お。」


奥に、わずかに光が差している。出口だろうか。


「ほら琉にい、早く行こ♪」


そう言ってハルカちゃんは、僕の手を引いて走りだした。



TO BE CONTINUED