インナーチャイルドカードでワンオラクルハートのエース

今日のカードは、眠れる森の美女、です。


13番目のカードです。

従来のタロットでは「死」のカードとなります。


眠りと死。

ギリシャ神話では、眠りの神ヒュプノスと死の神タナトスは兄弟です。


眠れる森の美女の解釈については、子供から大人への通過儀礼というものが有名です。

思春期の内向の象徴とも受け取れます。

そのあたりのことは、別の機会に譲りましょう。


眠りは人間にとってとても大切です。

心身の休息、記憶の再構築、成長ホルモンの分泌、ストレスの解消など、だれでも睡眠の必要性を実感できることでしょう。

成長ホルモンが睡眠時に多く放出されることをご存知ですか?

子供の成長に欠かせない成長ホルモンですが、大人にとっても創傷の治癒や肌の新陳代謝など大切な働きをしてくれています。


今日が終わり、眠りにつきます。

眠っている間、体の動きはほとんど止まり、外界の刺激に対する反応も低下します。

目は閉じられ、自発的で意味を持つ精神活動も失われます。

けれど、その間に、身体の疲れは癒され、記憶は整理整頓され、傷は治癒へと導かれ、細胞の新陳代謝は活発に行われているのです。

そして、朝になれば、新しい一日、新しい自分が始まります。


輪廻転生を信じている人は、死は魂の休息と思うかもしれません。

今世での学びを終え、次に生まれ変わるまでの休息のひと時。


今日が終わり、明日が始まる。

古い細胞は排出され、新たな細胞が生成される。


何かが始まるためには、何かが終わらなくてはなりません。

何かを手にするためには、何かを手放さなくてはなりません。


ここに「死と再生」の厳密なルールがあるのです。


死は、肉体の死だけを意味するのではありません。

終わりを内包している全てのものの避けられない変化なのです。

子供時代が終われば、思春期へと進み、青年期へと移行します。

結婚生活が始まるとき、独身生活は終わります。

子供を授かるとき、カップルだけの生活は終わります。

古くなった習慣は終わり、新しい習慣が始まります。

活気のなくなった人間関係は終わり、新たな関係が始まります。


今、何が終わろうとしているのでしょうか?

何を手放さなけれなならないのでしょう?

見切りをつけなければならいことがありますか?

行き詰った苦境を抱えていませんか?


その「死」は痛みをもたらすかもしれません。

恐れや惜しむ気持ちで目を背けたくなるかもしれません。

そんなとき、新たな可能性へと運んでくれる、そう考えることが勇気を与えてくれるでしょう。


一度、ゆっくりと考えましょう。


青虫はがむしゃらに葉っぱを食べます。

そして、サナギとなり外界との接触を遮断します。

外から見ると微動だにせず、あたかも生命を失っているかのようです。

けれど、内側では美しい羽を持つ蝶へと変容の作業が進んでいるのです。


一見、何の変化もなく停滞しているように感じられる時間。

もしかしたら、自分でもそうと知らずに、心の奥深い場所で変容が進んでいるのかもしれません。

眠り姫が王子様のキスで目覚めるまで眠らなければならなかったように、蝶へと変わるためのサナギのように、眠りの時間が人生には必要なのです。


人生を美しく健やかで建設的なものにするために、眠りや死を受け入れなくてはなりません。

その局面の先に広がる新たな可能性を信じましょう好