今日は、ソードのエースです。
このカードに描かれているのは若かりし日のアーサー王。
魔法の剣エクスキャリバーを鉄敷から引き抜くことで王位継承者になるのです。
敷石は、今までの思い込みや抑圧に対する抵抗。
そこから不安や恐れを追い払う明晰な思考という剣を引き抜く。
剣を高々と上げるとき、天性を重んじ、自己実現への道を歩み始めるのでしょう。
昨日は「ホビット」を見ました。
ガンダルフがビルボにエルフの剣を渡しながら、
「真の勇気は命を奪う時でなく、守る時に試される」と言いました。
剣を使う時、誰かを傷つけ、何かを奪う。
同時に、誰かをかばい、何かを守ることでもあるのです。
ここに描かれている剣も両刃の剣。
新しい明晰な思考は、古い秩序を脅かします。
新たなものと古きもの、その狭間で葛藤は避けがたいでしょう。
過去の歴史をひも解いてみても、新しい主義主張にために戦争や弾圧が繰り返されました。
家庭内でさえ、嫁と姑の新旧の主婦の葛藤は繰り返されるテーマです。
おそらくは、個人の中でさえ、新たなエネルギーの出現は溶け込むまでに何度も軋轢を生むのでしょう。
思春期の子どもが、自分を客観視し、アイデンティティーを確立しようとする時期、大きな葛藤が起こります。
親に依存しつつ、自立したい。
自分の内側のどうしようもないエネルギーの衝動に翻弄されます。
家庭でも、既存の秩序は機能しなくなって混乱が巻き起こります。
でもそれは仕方のないことなのです。
子どもは、自ら引き抜いた剣で、自他を傷つけながらも、上手な扱い方を習得していくでしょう。
そのために必要なプロセスなのです。
いつか、大人になれば、より強い絆も作られるのでしょうが、しばらくは衝突も軋轢も避けられないし、避けて通るべきではないと思うのです。
今日のソードのエースは、新たな思考エネルギーの誕生です。
これは、ただただ与えられるギフトです。
より高みへ成長するために、避けがたい葛藤と争いも恐れずにいきましょう。
手にした両刃の剣で、人生に不要となった誤った信念の野を切り拓き、真理を守り、目指しましょう。
まさに「思いがけない冒険」の始まりが近いのかもしれません。
今年も残りわずかです。
拙いブログを読んでいただきましたこと感謝しております。
どうか、よいお年をお迎えください
