11月18日(日)晴れ

意外や意外!                                     【「おしどりマコ・ケン」 脱原発を語る】


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★11月18日(日) 大垣市ソプトピア12階、レセプションルーム

西濃法律事務所の開所30周年記念イベント。
ただならぬ内容が満載。

「おしどりマコ・ケンの脱原発を語る」に行かない?と誘うと、友達からは、「はぁん?何、それ? おしどりって何よ?」と言われたり、関心ある人でも都合が悪く、結局は一人。

私名前を聞いたことがあるだけで、実際はどういうことをやっているのか、知りませんでした。

<マコさんの話>
ベラルーシから初来日したアレクセイ・ネステレンコ・ベラルーシ国ベラルド放射能安全研究所長さんに福島へ同行したマコさんたちの体験談が披露されました。
【】チェルノブイリ原発事故後、ベラルーシ科学アカデミー核エネルギー研究所は圧力により閉鎖された。その後、国から独立した民間の放射能研究機関としてベラルド放射能安全研究所ができた。

もみじベラルーシでは家庭で汚染物質を子どもたちが食べないように朝食・昼食・おやつを学校給食で提供した。

もみじ福島県では被爆直後の検査データがないために、現在の内部被曝を正確に把握できないという問題がある。何時被曝したのか正確にわからない。

もみじ現在、福島で生きる上での価値観が、「ふるさとを大切にしよう」といった抽象的なものに変えられつつあるようだ。いつの間にか、避難しないでふるさとへの思いを大事にして留まろうという流れに変えられつつある気がする。

もみじアジア会議では 良い発表が袋叩きにあっている。世界の原発推進派の力を感じた。

もみじ原発事故後、チョウの一種「ヤマトシジミ」の羽や目に異常が生じているとの報告が、琉球大学の大瀧丈二准教授らによって、英文科学誌「Scientific Reports」に掲載された。
現在、日本語版がなくて英語版しかない。なぜ日本語で読めないのか。
ここには、大変 気になる事が書かれている。チョウの模様に見られる奇形の原因は、骨格形成から来ていると言う。(この辺りの話はよくわからないがマコさんは英文の論文をPPで見せながら解説していたから彼女はきっと内容を呼んでいるのだろうと思われる)

福島にも何度も足を運び、現地の人に会って話を聞いている。その体験に基づく話が多かった。
夫婦漫才をやっている芸人と言うより、自由報道協会に所属しているジャーナリストと言った方が合う。
飾らない人柄、話し方、早口でも普通のジャーナリストはこんな風に大きな口開けて笑ったり、冗談をポンポン飛ばしはしない。聞かせる話をする人でした。


おしどり●マコとケンの夫婦コンビ。横山ホットブラザーズ、横山マコトの弟子。よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属。2003 年結成、芸歴は2005年から。 ケンは大阪生まれ、パントマイムや針金やテルミンをあやつる。パントマイムダンサーとしてヨーロッパの劇場をまわる。マコと出会い、ぞっこんになり、芸人 に。マコは神戸生まれ、鳥取大学医学部生命科学科を中退し、東西屋ちんどん通信社に入門。アコーディオン流しを経て芸人に。 2011年の福島第一原発事故以降、東電や政府の記者会見に通いつめ、福島などでの取材活動も続けている。「マガジン9」でコラム「脱ってみる?」連載中。

「おしどりコンビと原発情報」
ベラルーシ・ベルド研究所のV.Bネステレンコ博士が来日され、まこさんたちは福島へ同行。
表に出ない福島の現実が語られた。
南相馬市で家庭を訪問した折には、しょっちゅう、冗談を言ってとてもおもしろい人である事がわかったそうだ。

20121020 自由報道協会 アレクセイ・ネステレンコ所長記者会見
ここをご覧ください。マコさんが司会をしています。


<私も正確に聞きたかったので、書き起こしてみました。>
皆さん わざわざお集まりいただきまして、あ「りがとうございます。
日本に起きた悲劇について、心から同情申し上げます。
日本に来て、数日しかたっていませんが、 短い滞在の間にいろいろなことを見聞きしました。
日本と言う素晴らしい国に起きた悲しみについて、ベラルーシの哀しみと共に今までの経験を日本の皆様と共有したいと思っています。


津波の被害地にも行きましたが、地震・津波の被害で日本の国が変わってしまったことに 感情的な心の中の印象が強いです。今大変 心が痛んでいます。
チェルノブイリ原発事故によって起きた事と福島の事故で起きた事をみてチェルノブイリ事故で起きた事を思いだしました。村の様子を見て被害にあったベラルーシの村の事を思いだしました。

福島県の放射能の被曝の現状についてなんですが、印象は驚きです。しかも悪い方の驚きです。
線量計を持って行きまして、地表の線量を測ってみたのですが、予想以上に高い線量が出て驚きました。
政治的な状況に関しても 1986年にソ連政府がとっていた行為を鮮明に思いだしました。
ソ連政府がやって来た事を日本政府と言う教え子が繰り返しているような気がします。
一般市民の方ともお話をする機会に恵まれたのですが、例えば、自分の家を残して別の所に移住して行った人の話を聞くと、 ほんとに人間として悲劇、人生の中の悲劇であると、同じようなことがチェルノブイリ事故が起こった後でも繰り返されていた事を強く感じました。

事故被害の規模ですとか、、一般市民の声をどうしても隠している気がします。
この様に日本の現状とチェルノブイリ原発事故が起こった後の状況と、共通点が多いと言う事に気が付いて、大変つらい思いをしています。
26年前に自分が感じていたことを再び、日本で感じています。

日本に着いて福島に行ってすぐにわかったことは、人が住んでいる所であるにもかかわらず 想像以上iに線量が高い事が第一に気がかりです。 

汚染地図がありません。あるのですがあまり詳しくありません。5Mもっと細かい地図があればそこに住んでいる人達がどの様な対策をとればいいのかわかります。住んでいる人々にとって、まだわかやすい、細かい地図ができていません。
<汚染地図について>
日本は人口密度が高い、建物どうしも密接して建てられています。当然、汚染地区も密度を細かくすべきです。
伊達市の小栗小学校近くで測定を行ったのですが、学校を取り巻くフェンスから5Mと離れていないところにホットスポットがあり、27μ㏜(マイクロシーベルト)/hでした。
これは大変 高い値であるので、小さな子供が通う小学校のすぐ隣にそのような場所があっては決してならないことです。もっと細かい汚染地図を作ることが日本人にとって必須の事です。

<食品検査体制について>
日本の食品基準値について、少し不明な点がいろいろあります。
この基準値でいくと、年に食品を通じて、体内に蓄積していく体内被曝を計算すると、年間20ミリシーベルトに達する事も予想されますんので、何の為の法律かと思います
法律では1ミリシーベルト以下にしましょうと言っていますが、同じ法律である食品基準値が 別の法律に対応していない事がおかしいなと自分自身思います。

食品の測定は、私の考えでは、いくつかの機関が並行してやる方がとよいと思います。
国の検査だけに頼るのではなく、情報源をもっと増やす。国の機関、民間機関と両方の機関が食品検査をしてデーターを出すのが良いと思う。複数の機関が食品を検査をする体制が一番いいが、どこの国でも実施するのが難しいようです。

<体内被曝検査について>
事故が起きてから半年たった時点で 体内の蓄積量を検査したとします、でも事故が起きてから
半年たった後で、しかも測定は一回しかしていませんよね。
それだけをもって その人のことを安全であるとか、危険であるとかというのを即断してしまうのはどういうことでしょうか。それだけのよいのでしょうか。

国は、いろいろなデータを収集して結果を必ず公開していかないといけないと思います。
公開だけではなく、これからどうしたらいいかという知識・対策方法を国民に知らせる必要があります。そのような知識があると被曝対策だけではなくパニックにならない。

除染について コンクリートを剥がしたとか 土を剥がしたと聞いたが 取った後のものは放射線廃棄物としてどうしていくのかという問題があります。

<食品検査について>
皆さんの国も福島県だけが放射能汚染地域であると言う報道がされていますが、日本国全国の
福島産だけではなく日本で作られた食品を調べる必要があります
チェルノブイリ事故の2~3年経ってから秘密にされていた事が明らかになったのですが、それによるとベラルーシ全体が汚染されていた事がわかりました。

日本でまず最初にしなければいけないのは法律の制定を是非してください。
ベラルーシでもロシアでも被害者救済の為の法律が制定されました、日本でもそうした法律を早く作る必要があります。訪問中に聞いたことですが 、ここまでなら大丈夫、という目安が市によって違う、バラバラである事にショックを受けました。

日本の状況をかんがますと、これからは国だけに頼らず、NGO団体や皆様のように自由に取材されているジャーナリストの方々にお願いして、そうした人たちが、これからも活発に活動される事が重要だと思います。

これから起こってくることは、補償の問題と思っています。誰が責任をもって誰が払っていくのか、額はどうなるのか、そういった事はどうなるのか、大きな問題になるのではないでしょうか。

残念な事にソ連政府が犯した間違いが繰り返されているように思います。
ヨウ素剤の配布さえしておけば、子供たちがこのように病気になることはなかった。そのような教訓が日本で全く生かされていない。官僚主義が邪魔をしているのでしょうか。

もう一つ気が付いたことは、この様な事故が起きた後に対する原子力エネルギーに対する国の態度にまるで変化がありません。このような大事故が起きたにもかかわらず、原発が存在し続け、稼働し続けると言う事が日本で続いています。 とにかく、二度とこういう原発事故が起きないように祈るばかりです。
この日の感想

人それぞれに、自分達自身がメディアになることで世の中が変わる様になるかもしれない。
世間一般の情報(新聞・テレビ情報)って大丈夫?
一次情報(マコさんたちが本人と直に会って聞いたり、記者会見で聞いたこと)と二次情報(マスコミ)では内容が変わっている事が多い事からしても、私達が知っているつもりの事は
ホントなのかな?ということになる。
ほんとはどうなの?疑ってみる気持ちが 彼等を行動に駆り立てている。

マコさんたちは自分で現地にも行き、人から話も聞き、会議の傍聴にも行く。
そこで見たり聞いたりしたことを、自分の言葉で発信する。
本来、マスコミはそういう姿勢が求められているはずなんだが、統制(圧力)があるのか、真実を伝えないなと感じることが多い。

原発をめぐるアジア国際会議にマコさんたちは3日間連続で参加した。
マスコミ関係で参加したのは読売と「おしどりコンビ」だけだったそうだ。しかし、読売は初日の午前で帰ってしまった。3日間通して参加したただ1つのメディアとしての感想が興味深かった。

素晴らしい内容の発表に対して、各国の専門家や政治家から厳しい反論が相次いだ。
この会の主旨は何かと調べると、アフリカへ原発を作ろうとしているが、福島の事故が起きた。
事故によって原発建設への反対が起きた時の対応を考える為の会議であったことが判明したという話。

会場から質問、「これまでのマスコミの対応にマコさんたちはどう思うか?」

「マスコミだけではなく、今回の事故では誰が悪いのかという責任者探しを自分もしていたが、どうも最近は、東電や政府やマスコミのもっともっと上の方の力、つまり世界の原子力の大きな力を感じる。」

友人たちからは あんたたちも色が付いたわねと言われる様になったが、本当の事を知りたい。
ちゃんと生きていく為にも、ごまかしや嘘で固められた話などいやだ。自分で確かめて知った事実はみんなに伝えたいと思っているという結論でした。