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3月27日(火)

現職議員による自治体の財政破綻への警告の書

書名:自治体連続破綻の時代
著者:松本武洋(埼玉県和光市議会議員)
発行:洋泉社
発行年月日:2006年11月9日発行
価格:952円

■最近は、国会議員でなくても地方の現職議員が書物を発行することがあります。
■この書物の半年前の6月30日に、富士宮市議会議員の手島議員がphp研究所から「自治体崩壊」(経営感覚なき組織の行く末は)という本を発行しました。
まだ夕張市の破綻に関する記事はなかったものの、自分の住む町の行財政の実態について知ってもらいたい、議員や公務員が財政再建のために何をなすべきか 考えてほしいという思いから書かれたもので 中身は大変 議員の現状に手厳しいことが書かれています。
■半年後、発行されたこの「自治体連続破綻の時代」は、著者が大学卒業後、金融機関や出版社で150冊の書籍や雑誌を送り出し、今もフリーライターとして活躍している人だけあって、豊富な実例を出しながら自治体の財政分析の手法を住民が持つ事を勧めています。
■本の中にある著者の言葉■
■特に市民の代理人にある首長や議員に改革をさせる場合、ただ論評して叩くだけではなく、改革者に変身させ徹底的にこきつかわなければならない、と住民の責任と同時に政治家の責任も厳しく求めています。
■今時の地方議員たるもの、財政に付いて調査し、行政に言いなりにならずに内容を分析できなければ無価値だ。もちろん、役に立たない人物は次の選挙で即刻取り替えなければならない、とばっさり。

      http://www.geocities.jp/machihit2004/line-ribon3.gif

■目次■
第1章 いま、自治体が直面している危機とは何か。(自治体はどのようにして破綻の道を歩むか)
第2章 自治体を取り巻くこれだけの問題点(あなたの自治体は大丈夫か)
第3章 破綻する夕張市職員のボーナスはなぜ増えたのか。(役所の仕事はこうして回っている)
第4章 自治体を監視し、動かそう。(なぜ自治地体を見張らなければならないか)
第5章 誰でもできる自治体チェックの技法(自治体財政を取り巻く環境)(自治体会計の特徴の理解)


こうした本が参考になるのは、自分が町の財政を見るとき、また日ごろから町の事業を考えるときの参考になるからです。特に3月議会では初めてバランスシートの公表が試験的にありましたが、その公表をめぐってはいかにもわかりにくいので、もっと説明をつけるなどしてわかりやすくしてほしいという声が会議の中でもありました。いくら情報公開とは言え、住民が判断できないようなわかりづらいものではせっかくのものも効果がないと、今後の課題となっています。
議員が、お互いに勉強しあって共通の理解をしていかないと今後のいろいろな事態を乗り越えていけないのではないかと思います。心ある議員と今後は、こうした方面の勉強をしていくつもりです。