このブログを読んでくださってる方で、就労移行支援事業所に通っていた経験のある方はおられますか?


かつて通っていたときの利用者仲間と会ったり、連絡を取り合ったりしていますか?




私は誰とも会ってないし、連絡も取ってません。


そもそも連絡先も知らないし、交換してもいません。




なぜこんなことを言うのかというと、先日久しぶりにかつて通っていた就労移行のセンターへ訪れる機会があったからです。



そこには約一年通い続け、職業訓練を積んできました。



障害者雇用で就職が決まって卒業してからはまったく行ってなかったけど、先日定着面談の際に支援員さんから


「近々、卒業して就職した先輩たちが集まっていま就活中の利用者さんたちに体験談を話していただくイベントがあるんだけど、よかったら来ませんか?」


とお誘いを受けたので、興味が湧いて行く気になりました。



当日は久しぶりに会うかつての利用者さんたちにどんな目で見られるか緊張しながら行きましたが、着いてみたら普通に


「あ、お久しぶりです」「どうも、ご無沙汰してます」


くらいしかやり取りはありませんでした。


近況を教え合うとかも無し。


それだけならまだマシなほうで、中には私と目が合ったにも関わらず視線を逸らして気付かないふりをしたメンバーもいました。



正直なんだか寂しかったですね。


滅多に会う機会もないんだし、もっと色々話をしてみたかったです。




で、卒業した先輩方が一人ずつ利用者さんたちに自己紹介のあとそれぞれの体験談を語って、利用者さんが質問を投げてそれに答えてもらう形式で話が進んでいきました。



ちなみに今回呼ばれた卒業生の方々は、そこの就労移行を卒業してから3年以上経っていて、ずっと同じ会社で雇用継続している方、という条件に当てはまる中で、尚且ついまの利用者さんたちの前で発表することに承諾してくれた方たちなので、卒業生全体のなかでもずいぶん限定された方が呼ばれたらしいです。



いま就活中の利用者さんたちの前で発表なんて恥ずかしくて出来ないひとや、当日予定があって来れなかったひとや、3年経つ前に別の会社に転職したひとや、遠くに引越したひとなんかは当然来れなかったでしょうね。

たぶんそういう人も多かったんだと思います。



話を聞きに集まった利用者さん側もそうでしょうね、その日その時間帯に全員集まれたわけじゃないし。


そう考えると、かなり貴重な時間でしたね。


私は卒業してからまだ数ヶ月しか経ってないので、発表の資格はなかったから隅っこで大人しく聞いてるだけでしたが。



先輩方のお話はそれぞれ、こういうケースもあるんだなーと参考になりました。


まぁ、人によっては話が短すぎたり早口すぎたりまとまりがなかったりと色々不満はありましたが…



それにしても、同じ職場で3年以上も働き続けていられるって、それだけですごいことですね。


私はそれだけ長い期間続いたことないですからね。


どうやったら同じ場所で飽きもせずそんなに長くいられるんでしょうか?


毎日毎日同じ職場で同じ顔ぶれに接して、やることも同じで、飽きないんですかね?


もっと他に条件のいい会社に移ってみようとか、職場のひとと相性が合わないから辞めたいとか、必ずどこへ行ってもあると思うんだけどな…


そこのところを先輩方に聞いてみたかったですね。




このイベントは本来午前中2時間の予定で、前半1時間で先輩方一人一人の発表を聞き、後半1時間はフリータイムで、利用者さんがそれぞれ気になる先輩の席の近くに集まって質問したり雑談したりするとなってました。



私は前半は大人しく聞いてましたが、後半になってからどう動けばいいのか分からなくなり、利用者さんたちがそれぞれ先輩たちのそばへ寄って話しかけているなか、一人だけポツーンと突っ立っている形になってしまいました。


しばらくそのまま周りの様子を見てましたが、先輩方の座ってるテーブルの席はほかの利用者さんたちで埋まってて私が入り込める隙間もなさそうだし、これ以上その場にいても私が発言する機会もなさそうだし、一人だけ隅っこで黙って固まってるのも気まずいし、時間の無駄だと思って他の人になにも声掛けずに黙って就労移行のセンターを出て帰りました。


特に呼び止められもせず、そのあともセンターからなにも連絡もありませんでした。




帰り道、なんとなく


私の居場所はどこにもないんだなー


と思いました。