こんにちは、リブラです。

今回も、ジェームズ・クリアー著「複利で伸びる1つの習慣 Atomic Habits」の解説をしていきます。

 

第15章  行動変化の大原則

 

自然界で暮らす生き物は、何を食べるか、どこで眠るか、どうやって捕食動物を避けるか、いつも考えています。

 

絶えず現在やすぐ先のことに集中して生きています。

この状態を「即時報酬の環境」と科学者は呼んでいます。

 

一方、人間の現代社会では、先に労働があり、その報酬は数週間後に貰うのが普通です。

 

退職後の生活に備えて、貯蓄を若いうちからしておく考え方も常識となっています。

この状態を「遅延報酬の環境」と科学者は呼んでいます。

 

ですが、人間社会が「遅延報酬の環境」へ変わったのは、つい最近、ここ500年くらいのことです。

 

500年ほど前は、原野の動物たちと同じように、何を食べるか、どこで眠るか、どうやって敵を避けるかを考えて生きることが日常でした。

 

人間も元々は、「即時報酬の環境」で生き残ってきたわけです。

 

それゆえ、「習慣を身につける」という「遅延報酬」の行動を継続するには、「即時報酬」も考慮することが欠かせません。

 

ネブラスカ州の保健師ルビーが公衆衛生上の危機を救うべく、感染症の蔓延するパキスタンのカラチにやってきたとき、この「即時報酬」型の行動と「遅延報酬」型の行動のズレが障害となりました

 

カラチの住民の60%は、不法占拠地域やスラム街に住んでいたので戸別の水道もなく、手洗いの習慣もありませんでした。

 

何を食べるか、どこで眠るか、どうやって敵を避けるかだけを考える「即時報酬」の環境に、カラチの人々は生きていたからです。

 

ルビーが手洗いの重要性を呼びかけたところで、その習慣は容易く浸透していきませんでした。

 

そこでルビーは、プロクター&ギャンブル社に協力を仰ぎ、セーフガードソープを無料で配って手洗いの指導をすることにしました。

 

セーフガードソープは、泡立ちも香りも良く、カラチの人々にとっては高級品でした。

かれらは、セーフガードソープで手洗いすることを楽しむようになりました。

 

数か月の間に、手洗い指導をした地域では、下痢の感染が52%、肺炎が42%、皮膚感染症が35%減りました。

 

6年後、ルビーがカラチを訪ねると、手洗い指導をした家庭の95%に石けんと水を置いた手洗い場がありました。

 

もう、石けんは無料で配られていませんでしたが、カラチの人々は手洗いに慣れ、ずっと続けていたのでした。

 

この話は「報われる行動は繰り返す。罰せられる行動は避ける」という行動変化の原則を証明しています。

 

行動変化の第4の法則「満足できるものにする」の素晴らしい例です。

 

「香りと泡立ちがよい石けんで洗う」という小さなことでも、楽しいという感覚は脳に「これは気持ちいいぞ。今度もまたやろう」という信号を伝えます。

 

喜びが、記憶して繰り返す価値ある行動だと脳に教え込むのです。

 

第4の法則「満足できるものにする」は、再び繰り返す確率をあげ、習慣の無限ループを完成させるのです。

 

「複利で伸びる1つの習慣」より引用ー

 

ホロスコープで「楽しい」を担当するのは金星です。

 

金星は、女性性(受容性、協調性、芸術性)を司ります。

 

火星の、男性性(機能性、合理性、生産性)のパワーで勝ち負けにこだわる競争とは真逆の性質です。

 

ホロスコープセッションで、「わたしは何が楽しいのかわからない」とクライエントさんが話されることがときどきあります。

 

そんなとき、金星の星座と金星のあるハウスの分野を説明すると、確かにそれをやったら楽しいのかもしれないけれど、「楽しい」だけを追求するのはためらってしまう、なんて答えが返ってきます。

 

そういう方は、楽しいことが好きではないのか?

そんなことではありません。

 

わたしたちの生まれ育った社会が男性性(機能性、合理性、生産性)重視なので、つい、女性性(受容性、協調性、芸術性、楽しみ、喜び)に価値を置くことを二の次してしまうのです。

 

長年にわたり何を食べるか、どこで眠るか、どうやって敵を避けるかだけを考える「即時報酬の環境」で生きてきたわたしたちの動物脳(大脳辺縁)の部分は、「楽しみ」よりは「安全」を、「少し先」よりも「今すぐ」手に入る物に快感を覚える性質があります。

 

ホロスコープで見るならば、月(インナーチャイルド)のあるハウスや星座特有の欠乏感を満たすことが優先され、それを「喜びや楽しみ」と捉えていることがあるのです。

 

けれども、それは、人間脳(大脳新皮質)の求める「喜びや楽しみ」ではありません。

 

もちろん、月の欲求の方が切実なので、優先して満たす必要があります。

 

月の欠乏感を満たして安心や充実を得たら、金星の「喜びや楽しみ」を長期間な視野で「遅延報酬」を得ることに取り組んでみると良いでしょう。

 

習慣の繰り返し行動で「予測報酬」のドーパミンの放出を徐々に増やし、その快感を「即時報酬」として「遅延報酬」を得るまで続けるのです。

 

わたしはてんびん座の月を8室(共感のハウス)に持っているので、共感の通う交流が得られないと欠乏感を覚えます。

 

ホロスコープで自分の月の性質を理解してからは、心の通い合うコミュニケーションの機会を意識的に増やしました。

 

検査技師から占い師に仕事を変えたのも、8室(共感のハウス)のてんびん座太陽と月と水星で仕事をして2室(所有のハウス)のおひつじ座木星で収入を得る流れをつくるためです。

 

8室(共感のハウス)を活用して話す仕事をしていれば、月(インナーチャイルド)はいつも満たされるからです。

 

そして、お客様とその共感の通うセッションを可能にしてくれているのが、わたしの9室(探求のハウス)のさそり座金星と海王星と火星です。

 

スピリチュアルな真実や本質を知るために直感を働かせ、意欲的に探求することを寝ても覚めてもずっと続けられます。

9室(探求のハウス)の金星のおかげで、楽しいからです。

 

わたしの8室(共感のハウス)の会話の資源は、長年探求してきたスピリチュアルな叡智です。

 

わたしのさそり座金星が本質追求に喜びを感じて、粘ってやってきた成果だと思っています。

 

楽しいからこそ続いている、習慣の無限ループです。

 

次回も「複利で伸びる1つの習慣 Atomic Habits」の解説を予定しています。

 

わたしのサロン、リブラライブラリーではあなたの心のしくみをホロスコープで解説し、心の制限、葛藤が引き寄せる現実問題にセルフヘルプで立ち向かえるようサポートします。

 

詳しくはこちらをご覧ください。

 

新メニュー(月の欲求・土星の制限の観念書き換えワーク、キローンの苦手意識を強味に変えるワーク)が加わりました。

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。