こんにちは、リブラです。

今回はリサ・ロイヤル著「プリズムオブリラ―銀河系宇宙種族の起源を求めて」の解説です。

 

 

 

 

第9章ゼータレクチル人 ー変容と目覚め

 

ゼータレクチル文明の起源は、エイベックス(琴座の一つの惑星)において人間型生命体が創成された時代にまで遡る。エイベックスは技術の進歩が霊的進歩の速度を上回って急速に展開したため、エネルギーの不均衡が環境破壊を招き崩壊した。

 

壊滅的な状態をかろうじて生き延びたエイベックス人は、放射能汚染から逃れるため地底生活を余儀なくされた。エイベックスが崩壊に向かうプロセスで、かれらの知性は高度に発達し、頭蓋骨の大きさが増大して自然分娩が困難となっていた。

 

その結果、クローン技術が進み、生殖によって子孫を残す方法に取って変わり、エイベックス人は不妊の種族となった。かれらは進んだ遺伝子工学により脳の構造を変え、感情表現を制御するようになっていった。

 

エイベックス人は何世代にもわたって神経化学的な操作を繰り返し、やがて自我切り離すことに成功した。そして、かれらは1つの集合意識だけを心に持つようになり、二極化や個人主義による争いは過去のものとなった。

 

エイベックス人はテクノロジーの力により脳から感情や自我を追い出し、ひとつの意識を共有して、破壊をもたらす二極化の統合を果たした(つもり)だった。

 

しかし、「創造の礎たち(神の意図を保つ身体をもたない意識グループ)」はエイベックス人たちにその先の進化の道を促した。ひとつの集合意識を共有する状態になったエイベックス人たちは、地底から地表に出てみることにした。

地表に出たかれらを驚愕させたのは、かつてエイベックスがあった時空間の場所は消滅し、自分たちがいる星がズレれた次元の時空間の、あるはずのないところに存在していることだった。

 

崩壊の爆発は、エイベックスという星を時空間上から消し去るほどのインパクトで、感情を切り離してから集合意識でひとつになるまでの期間は、意識体としても「創造の礎たち」から完全に孤立した状態だった。それに気づいたエイベックス人たちは、時空間を操作する知識を習得し始め、レクチル座の二重惑星、ゼータ1とゼータ2にある惑星に移転した。

 

この移転を機にかれらはゼータレクチル人となり、再び「創造の礎たち」との関係を確立した。ゼータレクチル人たちは自分たちの故郷の星を失っただけでなく、種族の存亡の危機(過剰な遺伝子工学の操作で失った遺伝子がたくさんあり、進化が停滞)に瀕していたので、「創造の礎たち」に助けを求めたのだ。

 

「創造の礎たち」はゼータレクチル人にすべての種族の遺伝子が揃っている星(地球)があることを教えた。ゼータレクチル人は滅亡と変容の淵に立つ時代の地球人の遺伝子を集めることにした。

 

そうすることが、かれら自らの統合に資するからであり、かれらの過去を書き換えることになるからだ。文明の進化に心が振り回され霊的成長が伴わず、環境破壊が深刻な状態になっている地球と関わることで、ゼータレクチル人は、自らの過去を癒し、自分たちの未来の姿を変えようとしたのだ。

 

感情を自分たちの脳から捨て去ったゼータレクチル人にとって難関だったのは、子育てだった。いくら地球人から採集して失われた遺伝子を組み込んだゼータレクチルの混血児を人工子宮で育ても、誕生後数日で死んでしまった。かれらの高度なテクノロジーをもってしても、なにがいけないのかがわからなかった。

 

そこでゼータレクチル人は地球の女性を誘拐し、彼女たちにかれらの新生児たちを抱かせることでこの問題を解決した。地球人の遺伝子が入った混血児たちは「抱っこ」の温もりで愛情を注がないと死んでしまうのを、感情に価値を置かないゼータレクチル人たちは理解したのだった。

 

こうしてゼータレクチル人は、感情と向き合う恐怖を乗り越えて、愛に価値を置くように変化し、かれらと地球人の混血児たちはバシャールで有名な「エササニ人」と呼ばれる新種族になった。

 

わたしがバシャールを知ったのは20代後半の頃でした。5歳下の妹が夢中になってバシャールの話をして、ダリル・アンカ氏の音声テープを聞かされたのが最初でした。

 

バシャールは「エササニ星人なんだよ」と言われても、「聞いたことのない星だなあ、ほんとにそんな星あるのかな?」なんて疑って、妹に睨まれました。

 

でも、その後、バシャールの本にハマったのはわたしの方でした。この「リブラの図書館」のブログでも解説をしたバシャールの本「魂のブループリント」は、わたしの心の制限になっていたネガティブな観念を取り除くのにすごく役立ちました。

 

バシャールはエササニ星人なのに、なんでこんなに地球人の心のしくみがよくわかるのだろう?と不思議でした。後に「プリズムリラ」を読んで、「エササニ星人」がゼータレクチル人(グレイ)と地球人のハイブリッドであること、ゼータレクチル人が「感情」や「自我」をそぎ落として滅亡の危機に瀕した過去があることを知って、とても納得したのでした。

 

ゼータレクチル人がネガティブな感情や二極化戦争を生み出したエゴを忌み嫌いたくなる気持ちはわかりますが、それに取り組むことよりもテクノロジーで取り除いてしまうというのは、「愛⇔怖れ」の究極の二極化の道を突き進んだのでしょう。

 

地球人もそんなテクノロジーを持っていたら同じことをやりそうな危うさがあります。負の感情を怖れるがあまり、それを感じないように抑え込み、喜びの感情まで失うと何が起こるのかをゼータレクチルやエササニは身を持って経験しているので、地球人たちに警告してくれているのです。

 

だから、バシャールは「ワクワクすることをやりなさい。自由意志を大切にしなさい」と勧めるのです。

星を吹き飛ばすほどの爆発を起こし、別の次元に入り込み孤立したエイベックス人たちが、再び「創造の礎たち」とコンタクトできるようになれたのは、集合意識でひとつにつながることができたからなのだと思います。

 

個人の感情やエゴがないとは言っても、集合意識は意識界なので感情の波動が存在します。「大いなる存在」や「創造の礎たち」のように身体がない存在たちは、喜びの波動でのみ共鳴します。きっとエイベックス人たちはひとつになった集合意識でその喜びの波動をキャッチしたのでしょう。

 

ギャラクテックルーツカードの「過去のゼータレクチル」の「感情の拒絶」や「直線思考」や「絶望」のカード引くときは、感情に煩わされるのを嫌い、思考だけで解決しようと悩んでいる場合が多いようです。

 

でも、そんなときほど、その感情から逃げずに受け止めることが必要です。感情で感じるべきところを思考で考えてしまうと怖れに駆られます。

 

怒りでも悲しみでも不安でも、しっかりと感じると感情のボルテージは下がってきます。なぜなら、そのネガティブな感情は脳内でノルアドレナリンが出ている間だけがピークなのです。

それは身体にとって非常事態の警報みたいなもので、持続して鳴らすことにはならないからです。

 

ネガティブな感情が続くときは、ネガティブな思考回路がネガティブな感情を誘発して火に油を注ぐ状態を作り出しています。

 

感情はエネルギーですから、ネガティブな感情でも感じ切ると落ち着き、その後はポジティブな力に変換されていきます。

わたしたちの魂にとってはどんな「感情」でも、最大の関心事です。

 

わたしたちの魂(神の分霊)は、「感情」を感じるために制限だらけの3次元世界に好き好んで人間の転生をしにやって来たのです。

 

わたしのサロン、リブラライブラリーではあなたの心のしくみをホロスコープで解説し、心の制限、葛藤が引き寄せる現実問題にセルフヘルプで立ち向かえるようサポートします。

 

詳しくはこちら をご覧ください。

 

新メニュー(月の欲求・土星の制限の観念書き換えワーク、キローンの苦手意識を強味に変えるワーク)が加わりました。

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。