自分を愛せなくなってしまった人へ―自らに光をともす29の方法
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こんにちは、リブラです。今回は、ティール・スワン著「自分を愛せなくなってしまった人へ」の解説の続きです。
ツール29 ほんとうの目的に近づく
・情熱に従うとき、どのように感じるのか
意義ある目的の探求において、魂が願望の実現と同じエネルギーレベルで振動するというのは素晴らしいシステムです。魂はあなたの喜びのレベルで振動しますから、喜びを感じているとき、あなたは自分の内側と共鳴しています。
あなたの人生がひとたびハイアーセルフと共鳴し始めると、自分の幸せと一致するあらゆる状況とエネルギー的に調和するようになり、あなたの目の前で展開することを見ているだけでよくなるからです。
感情をあなたの人生を導くコンパスとし、それに従う勇気さえ持てれば、あなたに幸せをもたらすチャンスや人々、出来事などが人生に現れてくるでしょう。
あなたの究極の情熱である「それをするのに何の努力もいらない活動」を感じても驚かないでください。
あなたは努力の中にこそ美徳があると教えられてきたかもしれませんが、それは間違っています。
努力の波動的な定義は悪戦苦闘です。もし悪戦苦闘していると感じたら、それは魂が導く方向と逆方向に進んでいるサインです。
あなたがほんとうの目的に向かって進むとき、骨折りや献身さが必要になるかもしれませんが、そこに喜びを感じることでしょう。
その喜びによって、あなたの行為から悪戦苦闘と呼ばれるものが消えるのです。
誰しも努力も悪戦苦闘もなしに、喜びのうちに幸せをもたらすチャンスや出来事が現れてくる人生を欲していると思います。でも「魂が願望の実現と同じエネルギーレベルで振動する」とか「ハイアーセルフと共鳴」とかを目にした段階で「こりゃあ、無理だ!」と白旗を上げてしまうかもしれません。
それでは「感情をあなたの人生を導くコンパスとする」はどうでしょうか?
「楽しいからやる」「喜びを基準に選択する」「気が向く方に行く」というのは、誰しも無意識にやっていますよね。
それなら「感情をあなたの人生を導くコンパス」として生きているわたしたちの現実に、なぜ努力が必要で悪戦苦闘してしまうのでしょう。不可解ですよね。
感情が導く方向に進めば、「魂が願望の実現と同じエネルギーレベルで振動するという素晴らしいシステム」が働いて努力なしの展開が起こるはずです。でも、そんなことは奇跡のように稀です。
どうしてでしょう。何か必要な条件があるのでしょうか?
そうなのです!必要条件があるのです!
条件その1:ハイアーセルフも魂も「喜び」の周波数で共鳴するので、ネガティブな感情を放射していると働きません。
条件その2:無意識ではなくしっかり欲しい現実を意図していないと、注文しないで食べ物を待っているお客のような状態になります。
条件その3:蒔いた種(願望)が芽を出すまで(具現化)のプロセスを信じること。
必要な条件はこの3つだけなのです。とはいえ、「喜び」の周波数を保つこととプロセスを信じることはなかなか難しいことです。
でも、その見えないプロセスで何がなされているのかを知ったら、きっとプロセスを信じる助けになり、それが信じられたら明るい未来のイメージが強化されるので「喜び」の周波数を保つが簡単になるでしょう。
また、「喜び」の周波数を保つため、ネガティブな思考で水を差すことを「もったいないからやめておこう」という意識が芽生えると思います。
実は、わたしたちの脳幹の網様体には凄い機能が備わっていて、24時間黙々と働いています。ティールが言っている通り「努力なし」の展開を導くシステムです。
それは網様体賦活系(RAS:Reticular Activating System)と呼ばれています。
わたしたちはRASのおかげで眠ったり目覚めたり、心臓が一定のリズムを刻み、食欲や意欲とも関わりがあります。
RASの働きを担う網様体は、脳幹に集まったニューロンが、その神経線維によって緩やかに結ばれた網目状の構造をしています。
網様体の外ににも神経線維は伸びていて、その先が脳のいろいろな部分につながっています。
RASは脳に入る情報のほとんどすべての情報を中継し、入って来る情報をふるい分けて脳に届けるかどうかの判断をするのです。
判断するとは言っても、思考して判断しているわけではありません。
見るもの聞くもの触るもの無意識レベルで通り過ぎていくものすべての情報の中継をするので、考えてふるい分けるのは不可能です。ですから、RASは本人が頻繫に意識している大事な情報だけを脳に届け、残りの情報はすべて捨ててしまいます。
脳内でどのような思考や感情が生み出されるか、行動意欲が起こるかどうかはRAS次第なのです。
脳内で意識した案件について、RASがあらゆる外部情報・知覚情報を脳の全域に送り届け、24時間体制で脳に思考させているのです。
<考えたくもないこと>が頭から離れないのも、RASが健全に稼働して<考えたくないこと>に関する情報を脳の隅々まで届けて内職仕事のように脳に思考させているからなのです。RASはただ誠実な宅配業者のように注文のあった案件の関連情報を次から次へと脳の隅々に送りとどけているだけなのですが・・・。
わたしたちが目的に向かうときは、どうしても狭い視野で考えが及ぶ範囲で探しますが、このRASの機能を利用するならば、考えが及ばない潜在意識にまで24時間体制で探索が進められます。
ですから、はじめは小さな喜びであったとしても「こんなことが起きたらいいなあ」という気持ちになったら、その喜びの周波数と共にその状態(場面)をイメージしてRASにリクエストを送っておくと、RASはそれに必要な情報のすべてを脳に届けてくれて、脳は本人が眠っている間でも休みなく具現化の方法を考え、あらゆるチャンスを捕まえようと準備します。
人間の脳は、無限の可能性を秘めています(人智を超えた創造主が自分に似せてデザインした最高傑作です)。
わたしたちはほんの数パーセントの脳しか使っていないのにすぐ無理とかダメとか言っちゃいますが、潜在意識はそんな制限は知ったこっちゃないのでとてつもないひらめきやアイディアを降ろしてくれます。
わたしたちが情熱に従うというときは、喜びの周波数を追い風にして目的を成就するまでの山も谷も辛抱強く乗り越えます。それは努力で無理して越えているのではなく、自分の人生の可能性にチャレンジにしているのです。
そんなときのわたしたちは、飛び抜けて自由を感じ、「ほんとうの自分」を生きる喜びの中にいるのです。
次回は「ヒロインの旅」、次々回は「チャップリンとヒトラーのホロスコープ比べ読み」、その後「自分を愛せなくなった人々へ」に続きます。
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