自分を愛せなくなってしまった人へ―自らに光をともす29の方法
2,420円
Amazon |
こんにちは、リブラです。今回は、ティール・スワン著「自分を愛せなくなってしまった人へ」の解説の続きです。
ツール26 ガラクタ一掃する
・ストレスはガラクタ
ストレスはガラクタで、純粋な抵抗です。
ストレスを感じたら、「わたしが抵抗しているのは何だろう?」と尋ねましょう。
一般に信じられているのとは異なり、ストレスは環境によって引き起こされる(時間や物がないとか、誰も助けてくれない状態など)わけではありません。
わたしたちは多くのことをストレスのせいにしていますが、ストレスは、環境に対する自分の思考の結果として生じるのです。
ストレスに満ちた思考を手放すために、まず、自分がどのように感じているのか注意を払います。
ネガティブな感情に気づいたら、「どんな思考が心の中を通過しているのだろうか?」と自分に尋ねましょう。
もし、自分の思考に波長を合わせるのが難しいければ、時間を遡って行き、最初に嫌な感じがした状況を確かめます。
「その状況について、わたしはどんな思考を抱いていたのだろうか?」と自問しましょう。
ネガティブな思考を識別できたら、その思考を1つ選び、「この思考がなかったら、わたしはどんな人間になるだろうか?」とあなたとあなたの人生をイメージしてみてください。
次にそのネガティブな思考を新しいものに置き換えて「どうすれば、新しい思考が元の思考(ネガティブな思考)よりもっと真実になるだろうか?」と尋ねてみてください。
すぐに悪いこと・嫌なことを浮上させる思考は、ほんとうに厄介です。
わたしも昔(とくに十代の頃)それに苦しみました。
まるで自分の外側の世界が全部敵で、いつも警戒していないといけない気分に陥っていました。
全身ハリネズミ状態だから、心は常に張り詰めクタクタに消耗していました。
就職して経済的自立をして家を出たとき、もう、わたしにストレスを与える家族はいない(ストレスの原因となる環境はなくなった)はずなのに、依然としてわたしのストレスは消えませんでした。
それはわたしの頭が絶えずネガティブな思考を堂々巡りさせていたからでした。
なんで悪い方に転がって行くことばかり考えるのだろう?と気づいていても止められず、自分の思考すら自由にならない状態に無力感を覚えました。
スピリチュアル系・心理学系の本を読み漁って突き止めたのは、繰り返しネガティブな思考したせいでネガティブな思考回路が出来上がってしまい、コインを入れてボタンを押すと飲料水が出てくるシステムと同じくらい簡単にネガティブ思考が出てくる状態=ネガティブ観念が定着してしまっていたとわかりました。
習慣によって定着してしまったネガティブ観念は、同じく習慣によって変えていくしかありません。
だから当時のわたしも今回ティールが推奨しているように
ストレスを感じたら、「わたしが抵抗しているのは何だろう?」と尋ね、
自分がどのように感じているのか注意を払い、
「どんな思考が心の中を通過しているのだろうか?」と自分に尋ね、
時間を遡って行き、最初に嫌な感じがした状況を確かめ、
「その状況について、わたしはどんな思考を抱いていたのだろうか?」と自問しました。
この自問自答~同じ感情の遡りをすると、最初に感じた「嫌な感じ」はインナーチャイルドのトラウマの記憶にたどり着きます。
大人になっても、相変わらず、ストレスを感じるのはインナーチャイルドが感じたかつての「嫌な感じ」を連想させる出来事だったのです。
そして大人のわたしは、「このストレスの原因は、いま、目の前にある環境以前の問題で、つまり、簡単に変えることのできない外側の環境のせいではなく、わたしの考え方の問題だ」と自覚しました。
そうとわかると「自分の力ではどうにもならない」という絶望感は、和らぎました。
習慣的に刷り込んでしまったネガティブな考え方だったら、意識的に習慣で変えられるかもしれないと希望を感じました。
ここで、ちょとした壁にぶつかるのです。
それは、ネガティブ思考がバリバリに回っている思考回路から、ネガティブ思考以外の産物がなかなか出てこないという壁です。
そんなとき、とても役に立ったのが、10歳のときから付き合っている占星術です。
考え方は水星が担当だから、わたしの場合、てんびん座水星の流儀に従えばネガティブ思考が刷り込まれる前のわたしの自然な思考の状態に帰れるかもしれないと思いつきました。
てんびん座水星の得意技は、「両極性でものを観ること」です。
物事の良い面と悪い面を公平に観ることが自然にというか、自動的にできます。
ですから、「嫌なこと」を考え始めたと気づいたら、それと50%の確率で起こり得るもう一つの側面の「良いこと」も同時に考え始めるのです。そうするといくつも考え始める「嫌なこと」と釣り合うだけ「良いこと」も考えることができました。
そして、それらの「嫌なこと」も「良いこと」も、まだ、起こっていないのであり、それに備えて選択の余地があることがわかりました。
「嫌なこと」も「良いこと」もどちらも未定で、自分が「良いこと」を想定してアクションを起こせば、「良いこと」が起こる可能性が開けるではないか→なんだ、選べるではないか!と自覚できたのです。
生まれたときにすでに備わっている星の性質に合わせれば、自然に元の状態に導いてくれます。
ネガティブ観念は、外側の世界のルールに自分を合わせようとして無理に取り入れたため、それが働く度に抵抗が起きてストレスを発生させるのです。
今回は12星座別の水星の得意技をご紹介します。
おひつじ座水星
「観る前に飛べ」という感じなので、自由に動きながらの方がエネルギーが回って的確な思考が弾き出されます。
おうし座水星
「マイペース」を守り、五感の安心感を頼りに答えを引き出し選ぶとき、最良の考えに出会います。
ふたご座水星
「好奇心」をナビゲーターに情報を集めると、その中で1番ワクワクする考え方をすぐにコピーできる頭脳を備えています。
かに座水星
「心が動く(エモーショナルな気分になる)こと」に出会うと、基本をしっかり手に入れる情熱が湧きます。基本さえ押さえてしまえば、いくらでも応用可能な思考を備えています。
しし座水星
「みんなを楽しませることができる」という思いが思考の巡りを活発にさせるので、それを活き活きと説明しているセルフイメージを思い描くと限界を楽々超える思考が展開します。
おとめ座水星
ルールや法則を把握すると、優れた分析力を駆使して現実的で最適な答えを弾き出せる思考能力を備えています。
てんびん座水星
両極性でものを観る性質を使えば、冷静にバランスのとれた思考がいつでもどこでも自然にできます。
さそり座水星
「真実・本質」を追求する気持ちを大切にして謎解きをすると、驚異的な集中力と持続力で真の答えに至る頭脳です。
いて座水星
「シンプル・イズ・ベスト」をスローガンにして、複雑さをそぎ落とし単純明快な形にすると、1番良い答えに最速で辿り着く能力を備えています。
やぎ座水星
「失敗も含めて経験は財産」と割り切ると、その経験から応用可能なしくみを見つける能力を備えています。
みずがめ座水星
ユニークな発想とそれが現実離れしていても独自の理論展開ができる思考を備えています。
うお座水星
「全体性のイメージ」さえ把握してしまえば、どんな複雑なことでも考えられる頭脳の持ち主です。
ただし、そのイメージが掴めるまでは海水ごとオキアミを飲み込むクジラのごとく情報に触れる必要があります。
次回は「ヒロインの旅」、次々回は「マーガレット・ミッチェルのホロスコープリーディング」、その後「自分を愛せなくなった人々へ」に続きます。
わたしのサロン、リブラライブラリーでは、あなたの心のしくみをホロスコープで解説し、
心の制限、葛藤が引き寄せる現実問題にセルフヘルプで立ち向かえるようにサポートします。
詳しくはこちらご覧ください。
新メニュー(*月の欲求・土星の制限の観念書き換えワーク、*キローンの苦手意識を強みに変えるワーク)
が加わりました。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。