こんにちは、リブラです。

 

前回に続き今回もサターン(土星)さんとジュピター(木星)さんをお招きして「みずがめ座のグレートコンジャンクション」の傾向と対策について語ってもらおうと思います。

 

リブラ「サターンさん、ジュピターさん、今回は土星と木星が一緒にみずがめ座に滞在するとどんなふうになるのかについてお話を聞きたいと思います

 

ジュピター「今後2024年には冥王星もみずがめ座入りし、2025年には天王星もふたご座入りするから、われわれが風の時代の幕明けをすることになる。新しい時代の節目だね

 

サターン「まだ、冥王星はやぎ座で天王星はおうし座で、依然として<地>のエレメントが優勢であることを忘れてはいけない。冥王星がやぎ座にあるうちは究極の現実を突きつけられるだろう。やぎ座の限界を超えた向こう側にみずがめ座が待っているのだ。

 

それから、おうし座の天王星がわれわれがいるみずがめ座とは反発する位置にある。変革の星の天王星が牛の歩みでわれわれが送り込む新しい風に抵抗するのだ。前途が多難なのは覚悟しなくてはならないだろう

 

ジュピター「サターンはなんでもマイナス要因から眺めるのだな。とにかく、流れは風の時代に向かっている。<地>から<風>に向かう波に逆らう者は淘汰される。われわれは前向きに新しい風を送り込めばよいのだ」

 

リブラ「それでは、みずがめ座がどんな星座なのか読者のみなさんにご理解いただくためにみずがめ座神話のあらすじをお話ししますね

 

12試練を見事達成したヘラクレスは、その祝宴のときにヘラの罠にハマり、何でも焼き尽くす火に飛び込んで灰になってしまいました。しかし、ゼウスがヘラクレスの魂を神界に連れて行き、神の一員として復活させました。

 

ゼウスはこれ以上ヘラにヘラクレスを苦しめさせないために、ゼウスとヘラの娘、青春の女神へーべーとヘラクレスを結婚させました。へーべーはオリンポスの神々の酒宴で給仕役を務めていましたが、結婚したのでその役を誰かに引き継いでもらう必要がでてきました。

 

ゼウスは人間界を見渡して、オリンポスの酒宴の給仕役にふさわしい美少年に目を止めました。

その少年がトロイアの王子ガニメデスでした。

 

ゼウスは鷲に化けてガニメデスを強引にかっさらってきたのですが、当のガニメデスはオリンポスで永遠の命と若さを与えられ、神々の酒宴の給仕役を勤めることに不満はなかったようです。

 

人間界を離れることも、王子として生まれたのに給仕を勤めることも、ガニメデスには苦痛ではなく、オリンポスで神々と共に暮らしました。そして、天の水瓶から大地に雨を降らす神になりました。

 

ジュピター「みずがめ座の流れに乗りたかったら、鷲に天界へ連れて行かれることに(変化に)抗わないことだ。新しい環境・状態を楽しむことだ」

 

サターン「いや、その前の段階のマインドセットが大切だ。土星と木星と冥王星がやぎ座に集結する期間を1年も体験したのだよ。

みんな目の前の厳しい現実に打ちのめされてきたのだ。

 

急に想定不可能な世界につまんで来られて楽しめるわけがなかろうが。

変化を拒んで元に戻ろうとしがみつく者が大多数だろう」

 

リブラ「それでは、みずがめ座の幸運や具現化力の恩恵に預かれないのですよね。どうしたらよいのでしょうか?

 

サターン「そのためにやぎ座冥王星があると考えたらよかろう。やぎ座は置かれた逆境を逆手に取って下剋上を果たす最も現実に強い星座だ。そこに冥王星があるということは、究極の底力を発揮できるということだ」

 

リブラ「今、現実の苦しみを体験している人は、その苦しみの体験がそれを突破するための底力を引き出すというのですね

 

サターン「冥王星の力は『オール・オア・ナッシング(全か無か)』の徹底した力だ。ほんとうにその状況を脱する真剣な気持ちを持たないと冥王星のパワーは発揮されない。

 

そこで自分の底力が目覚めるのを体験すれば、予測不可能な世界に連れ込まれても鷲にさらわれて天界の住人になったガニメデスのように、新しい世界で活き活きと自分らしくやっていけるのだ

 

リブラ「みずがめ座はおひつじ座から数えて<11番目の星座>で、マスターナンバーの意味もあります。1~9までの枠を最初に超えるので枠越えの数字なのです。

 

<1>が自主独立性を表すとしたら<11>はダブルの自主独立性で、しかも<1+1>は<2>でもあるので、個としての自由がありながら対等なパートナーシップをとって、個である制限を超えた協調のパワーも味方につけるのが<11>です。

 

みずがめ座は個性的だけれども同じテーマや目的とする仲間に出会うと共鳴してすぐフレンドリーになる性質も、<11番目の星座>であることと関係があるとわたしは思います。

 

やぎ座天体集結の厳しい現実は、むしろ、みずがめ座天体集結時代に向けて新しい世界に枠越えさせるためにあったとも言えますね」

 

ジュピター「やぎ座が置かれた逆境から下剋上するなら、みずがめ座はもう過去には見切りをつけて新しい可能性にエネルギーを注ぐ。そんなとき、過去が過酷な方が未練なく未来の可能性の方に向かうことができるだろう。

そんな切り替えの早さ、潔さがみずがめ座の木星の幸運をもたらすのだ」

 

サターン「やぎ座冥王星によって引き出された底力は、その逆境を超えた本人の経験に根差すものだ。だから、それは個性とも言えよう。自分らしい個性を現実的に使える者にとって、新しい世界は可能性に満ちた自由な実験場になるだろう。

 

そして、それが現実的な豊かさにつながる変革ならば、おうし座天王星も協力するしかないはずだ」

 

リブラ「過去に使った古い方法が使えず窮地に陥ったら、その危機を俯瞰的に捉えて新しい方法を実験しながら進んでいく、それがみずがめ座土星と木星のコンジャンクションの活かし方ですね」

 

ジュピター「やぎ座冥王星で目覚めた潜在能力と、おうし座天王星が発揮する豊かさ生む新しいテクノロジーも付いてくる!」

 

リブラ「わたしはみずがめ座土星持ちなのでサターンリターン真っ最中ですが、自由な実験が大好きなので躓いたら俯瞰視点で眺めて、こんな方法試してみようとか、ここを改良したらもっとよくなるかなとか、独自にやってここまで来ました。

 

風の時代の自由さ・軽さは、新しいアイディアを試してみたい人々にとったら最強の追い風になるでしょう。

サターンさん、ジュピターさん、いろいろ教えてくださってありがとうございました」

 

 

次回は「マーガレット・ミッチェルのホロスコープリーディング」予定しています。

 

わたしのサロン、リブラライブラリーではあなたの心のしくみをホロスコープで解説し、心の制限、葛藤が引き寄せる現実問題にセルフヘルプで立ち向かえるようサポートします。

 

詳しくはこちら をご覧ください。

 

新メニュー(月の欲求・土星の制限の観念書き換えワーク、

キローンの苦手意識を強味に変えるワーク)が加わりました。

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。