自分を愛せなくなってしまった人へ―自らに光をともす29の方法
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こんにちは、リブラです。今回は、ティール・スワン著「自分を愛せなくなってしまった人へ」の解説の続きです。
ツール20 愛とは与えること
・親切な行為についてのアイディア
わたしたちはワンネスがこの宇宙の真実だと受け入れたときに、この世界を愛する方法とは自分を愛することだと理解します。
この反対の、他人に愛や幸せを与えることが、自分に愛や幸せを与えるための方法になることもあります。
他人に対する優しい行為は、別のよい形であなたに戻ってきます。
与えると気持ちがいいのはそのためです。
わたしたちは与えるたびに、受け取ります。
自分自身のために親切で思いやりのある世界を創造するとき、他人のための親切で思いやりのある世界も創造します。
わたしたちが自分の幸せを育むとき、他人の幸せも育んでいるのです。
親切をするためにストレスを感じる必要はありません。
できるだけ創造的になって、気持ちよくなることだけをしてください。
親切な行為は、あなたがお金持ちでも、今着ている服しかなくてもできることなのです。
わたしたちは物質や時間や心にゆとりがあるとき、優しい気持ちになり他者に親切な行為を自然しています。
ほんとうなら、他者に冷たくするよりも親切にする方を選択する生き物なのです。
人間社会に生まれ育ったのならば好む好まざるとに関係なく、社会に適応するための観念システムにが刷り込まれています。
そのため他者に親切にするとそれが作動し「良いことした!」と脳は判断して、ご褒美の神経伝達物質を分泌します。
だから、他者に優しくしたり、親切な行為をすると気持ちいいのです。
ところが、わたしたちの日常は物質や時間の制限に常に追われています。
他者に親切にするよりも、自分の物質的・時間的タスクを達成する「社会的生き残り」の方がどうしても優先になってしまいます。
そうすると生存本能由来の意識であるエゴが思考を主導することになり、「ギブ&テイク」の発想になります。
「優しくしてくれる人には優しくしてあげるけれど、そうでない人にそれをしない」とか、「親切してあげたい気持ちはあっても、それに関わっていたら自分の時間がなくなるから手を出さないようにしよう」とか、を与える行為の前に考えてストップしてしまうのです。
そんなことをくり返すうちに「余計なことはしないでおこう」という考えが優勢になり、ついには「わたしは人に優しく親切にするほど物質や時間に恵まれていないのだから、わざわざやらなくていいのだ」と思い込むようになります。
そしてこの思い込みは、残念な現実を生み出すようになります。
「わたしは人に優しく親切にするほど物質や時間に恵まれていない」という観念をつくるので、貧しいセルフイメージを抱かせ、貧しい発想しかしなくなります。物質や時間の制限の中で暮らすしかないという思い込みをますます強化してしまうのです。
すると、何か明るい未来について計画をしても、この観念が自動的に作動して「お金が足りない、時間が足りない、だからやめよう!」というエゴの囁きが常につきまとい悩まされることになり、日常の枠を超えるような夢を描けなくなってしまうのです。
そのような制限の観念に悩まされている人にとって、今回の「親切な行為についてのアイディア」を考え、気持ちよく行動することは楽に制限の枠を超え、制限の観念の無効化に働きます。
他者に親切に優しくすることは、実は自身の制限の観念を外し、セルフイメージを拡大することになるのです。
自分を愛する人だったら、ぜひ、試したいみたいと思うでしょう。
「自分を愛することってわかんない」と考え込んでいるより、自身の中の優しい気持ちを引っ張り出して、楽しく創造的に親切な行為についてアイディアを巡らせている方がはるかにいい気分になることでしょう。
わたしたちの社会では、自発的に何かをするよりも義務や責任で何かを果たす機会の方が多いと思います。
そんな日常の中で、自発的に親切な行為を考え行動するのは、かなり創造性を発揮することになりますから、義務や責任で社会のためにしていることよりも、自分だけの個性を発見するチャンスになります。
自分だけの個性を発揮して貢献すると、自身の存在意義を悟り自己実現のコースに向かいます。
次回は「パスワーク」、次々回は「フレディ・マーキュリーのホロスコープ」、その後「自分を愛せなくなった人々へ」に続きます。
わたしのサロン、リブラライブラリーでは、あなたの心のしくみをホロスコープで解説し、
心の制限、葛藤が引き寄せる現実問題にセルフヘルプで立ち向かえるようにサポートします。
詳しくはこちらご覧ください。
新メニュー(*月の欲求・土星の制限の観念書き換えワーク、*キローンの苦手意識を強みに変えるワーク)
が加わりました。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。