こんにちは、リブラです。今回は「パスワーク」の解説です。

 

創造的空虚

・マインドの統合を道具とする

 

かつては対立していたものを同じ真実の適正な要素をとして統合させていくと、二元性の視野や価値観が剥がれ落ち、新たな意識を受け入れる準備が整います。

 

それまでマインドを過度に使ってきた領域では、今度は静かにして物事が起きるままに任せる必要があります。

コントロールすることに固執している領域では、今度はそれを手放して、新たな内なる力に引き継いでもらうべきなのです。

 

抵抗がない道を探して人に頼っていた領域では、今度は自らが引き受ける必要があります。

内なる神に任せることに抵抗を感じない段階では、内なる神のメッセージを人生で積極的に表現する必要があります。

 

このように積極性と消極性を逆転させバランスをとると、マインドは統合の道具になります。

マインドは開き、自らの限界に穴を開けて、新たな(軽やかな)概念を掴みます。

 

その軽やかな概念を用いて「遊びまわる」ことをマインドに許すと、「空虚」に対しても受容的になることができます。

 

「空虚」には、「自分が実際には空っぽであることに気づく恐怖」「自己の内面で新たな意識が進化しているのを気づく恐怖」が存在します。しかし、この2つの恐怖の向こうに「内なる神」の意識=キリスト意識があります。

 

この両方の恐怖を乗り越えてローアーセルフ(インナーチャイルド)と対話することを続けるとハイアーセルフとの仲介を果たすことになり、二極を統合する道具としてわたしたちのマインドは働きます。

 

わたしたちは、休むことよりも活動する方が、力を抜くことよりも力を注ぐ方が得意だったりします。

 

「ありのままの自分」でいるよりも「社会に適合して何かをしている自分」の方に、価値を感じる機会が多いからです。

人間は社会と価値を共有して生きる存在ですから。

 

同時に、わたしたちは哺乳類の動物の身体を持ち、そこに唯一無二の魂を宿らせている存在でもあります。

 

本能的な衝動や体感覚や思考回路、魂の目的がそれぞれに備わり、好みも得意なものも考え方も違います。

一卵性双生児でさえもそれぞれに個性があり、人生の選択に違いが出ます。

 

みんなと自分が違うのは当然なのです。

みんなと同じように「社会に適合している自分」は、後から備わった自分なのです。

 

パスワークのゴールである「ほんとうの自分(ありのままの自分)に還る」ということは、「社会に適合している(みんなと価値を共有する)自分」になるために封印してしまった領域を解放することを意味します。

 

その領域は「みんなと価値を共有する自分になれなくなる」という理由で使われてこなかったのです。

その領域のマインドは「みんなと価値を共有する自分」になるために必要なことで塞がれてしまっています。

 

でも、その領域にこそ唯一無二の個性が、この世にとって「かけがえのない自分」が眠っているのです。

 

「それまでマインドを過度に使ってきた領域では、今度は静かにして物事が起きるままに任せる必要があります。

コントロールすることに固執している領域では、今度はそれを手放して、新たな内なる力に引き継いでもらうべきなのです」

 

使い慣れた領域(社会的な自分を保つ領域)から使って来なかった(唯一無二の個性が眠る)領域へ、積極的な働きかけがマインドをバランス良く統合するためには必要になります。

 

そのときわたしたちが直面するのが「空虚」であり、「空虚」によって引き起こされる2つの恐怖「自分が実際には空っぽであることに気づく恐怖」「自己の内面で新たな意識が進化しているのを気づく恐怖」です。

 

「恐怖」という感情を1番ダイレクトに感じてしまうのがローアーセルフのインナーチャイルドです。

このインナーチャイルドをひとりぼっちで「恐怖」にさらしてしまうと、感情の暴走が起きて意識を乗っ取られてしまいます。

 

ですから、この「空虚」に入る前にインナーチャイルドと仲良しになっておく必要があるのです。

インナーチャイルドがどんな状態なのかは、自身の感情を観察しているとわかります。

 

強いネガティブな感情を感じるときは、何かの出来事をきっかけにインナーチャイルドのトラウマが傷んでいるサインです。

そんなときは立ち止まって一緒に感情を感じながら記憶を辿ってみましょう。

 

インナーチャイルは感情を共有してもらうことで安心します。

それがくり返されれば「ひとりぼっちで恐怖さらされる心配はない」と信頼関係を構築できます。

 

インナーチャイルドと信頼構築ができると2つの「恐怖」は軽々越えられるので、「マインドで遊びまわる」ことができるのです。

インナーチャイルドのこの状態は「喜び」とか「ワクワク」とかで感じられます。

 

「喜び」の波動はとても軽いのです。

わたしたちの「内なる神性(魂意識)」も「大いなる存在」も「喜び」の波動を放射しています。

 

インナーチャイルドが軽くなって「喜び」を放射しながらマインドで「遊びまわる」とき、魂意識と「大いなる存在」と共鳴状態になります。つまり、わたしたちのマインドでインナーチャイルドと魂意識と「大いなる存在」がひとつになるのを体験できるのです。

 

とても幸せな体験です。インナーチャイルドにとっては絶大な癒しの体験になり、もう、過去の暗い記憶にしがみつくよりもすべてを癒す喜びの波動に包まれて新しい領域に進んでみたい気持ちを促します。

 

すると「空虚」がインナーチャイルドの新しい「遊び場」になるのです。

そして「創造的空虚」の領域が活性化して稼働するようになります。

 

次回は「フレディ・マーキュリーのホロスコープリーディング」、次々回は「自分を愛せなくなった人々へ」、その後「パスワーク」に続きます。

 

わたしのサロン、リブラライブラリーではあなたの心のしくみをホロスコープで解説し、心の制限、葛藤が引き寄せる現実問題にセルフヘルプで立ち向かえるようサポートします。

 

詳しくはこちら をご覧ください。

 

新メニュー(月の欲求・土星の制限の観念書き換えワーク、

キローンの苦手意識を強味に変えるワーク)が加わりました。

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。