こんにちは、リブラです。今回は「パスワーク」の解説です。

 

創造的空虚

・マインドの閉じた回路に穴を開ける

 

受容的で創造的な空虚さを育てることは、内なる神性を見出して宇宙の偉大な力を受けとる器になる唯一の方法です。

このプロセスにとってマインドは妨げにも助けにもなります。

 

既知の概念や信念や観念によってマインドが限定されるほど、マインドを超えたものを認識できなくなります。

しかし、わたしたちのマインドは境界を拡げて行くうちに、内なる宇宙の無限の意識と融合することが可能です。

 

社会通念(2元性)によって狭まったマインドは内なる宇宙の無限の意識と融合することの妨げになりますが、2元性を超越するまでに拡大したマインドはキリスト意識として宇宙の偉大な力を受けとる器になるのです。

 

マインドの閉じた回路に穴を開けて拡大する最初のステップは、まず、既知の概念や信念や観念によってマインドの回路が限定され、その思考回路に囚われている自分を直視し、その事実を認めなければ始まりません。

 

このとき大事なのは、マインドの囚われから逃げるために内なる宇宙の意識の<魔法>に期待しないことです。

既知の概念や信念や観念を手放す代わりに内なる宇宙の意識の<魔法>に期待しても、それは起動しません。

 

既知の概念や信念や観念によって長年かけて狭められた回路は、<魔法>によって穴を開けることはできないのです。

2元性の思考(善か悪か、正しいか間違いか、勝ちか負けか、美しいか醜いかなどの2極に分ける分離思考)を手放し、中立な俯瞰視点の思考に慣れなくてはいけません。

 

そして、既知の概念や信念や観念によって守られて安全と信じているエゴやインナーチャイルドなどの存在に気づき、それらの存在を脅かさないように意識変革をする必要があるのです。

 

それらの準備が整うことでマインドが拡大し、内なる宇宙の意識の<魔法>が働き、現実的な可能性を自在に思い描けるようになります。

 

アファメーションの効き目がなかったり、観念の書き換えが難しい理由は、生き残りのためにその観念を作ったエゴやそれによって守られていると誤解するインナーチャイルドの存在を無視して変えようとするからです。

 

わたしは20歳くらいまで生卵を食べるのが嫌いでした。

卵焼きや固ゆでの卵は美味しいと思うのに、卵かけご飯や卵黄が生の目玉焼きはいつも嫌だなと思いながら飲み込んで食べていました。

 

その理由がわかったのは母から「おまえは小さいとき卵かけご飯が大好物だったのにね。卵かけご飯なら残さずて食べてくれるから、ずっとそればかり食べさせていんだよ。そうしたら蕁麻疹が出て来るようになってやめさせたら、今度は生卵嫌いになった」と聞いた話からでした。

 

わたしのエゴ(生存本能由来の意識)は、「生卵を食べると蕁麻疹が出るから危険」と思考回路に刻んだのでしょう。

蕁麻疹は3~4歳のときだったので記憶にも残らず、インナーチャイルドは「生卵は嫌い」と思うことでその思考回路に従ったのでしょう。

 

わたしは20歳になるまで「卵焼きは好きだけど生卵が嫌いなのはそういう性質なのだ」と信じ込んでいたわけですが、それはマインドの回路に自動的に従っていただけだったのです。

 

でも、母の一言で「生卵嫌いは誤解だった」ことがわかり、むしろそれはわたしを蕁麻疹から守ろうとしたエゴの働きで、「卵かけご飯が大好きだったインナーチャイルド」を説得して「生卵嫌い」の刷り込みをしてくれていたのだと、ありがたく思いました。

 

すべてが氷解したら、「卵かけご飯」がまた美味しく食べられるようになりました。

エゴやインナーチャイルドの存在を認めてから、観念の書き換えをする方がずっとスムーズなのです。

 

このようなマインドのしくみがあるので、わたしたちは無意識のうちにマインドの回路通りの選択や行動をする傾向があります。

そこに穴を開けてマインドに拡がりを持たせるのが今回のパスワークのテーマです。

 

「宇宙の偉大な力を受けとる器になる」と言うと壮大過ぎて手が届かないような感じがしますが、「日常生活の中で、自分の直感に従って選んでみる、純粋な衝動を感じたらそれを抑えつけずに、たまには従ってみる」こと試みて行くうちにマインドは拡大していきます。

 

そうした「小さな枠越え」をくり返していると大きな意識変革も、創造的空虚も怖れを抱かずに受け入れられるようになります。

それはそんなに特殊なことではないのです。

ただ「ありのままのほんとうの自分」に還っていくプロセスですから。

 

次回は「フレディ・マーキュリーのホロスコープリーディング」、次々回は「自分を愛せなくなった人々へ」、その後「パスワーク」に続きます。

 

わたしのサロン、リブラライブラリーではあなたの心のしくみをホロスコープで解説し、心の制限、葛藤が引き寄せる現実問題にセルフヘルプで立ち向かえるようサポートします。

 

詳しくはこちら をご覧ください。

 

新メニュー(月の欲求・土星の制限の観念書き換えワーク、

キローンの苦手意識を強味に変えるワーク)が加わりました。

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。