こんにちは、リブラです。

おとめ座キローンのパラマハンサ・ヨガナンダのホロスコープリーディングが終った後からだいぶ間が空いてしまいましたが、次のてんびん座キローンでフレディ・マーキュリーのホロスコープを題材にしていこうと思います。

 

そこで今回は、キローンさんを再びお招きして「てんびん座キローン」の傾向と対策について語ってもらおうと思います。

 

リブラ「キローンさん、お久しぶりです!」

 

キローン「お呼びがかかるのを、クビを長くして待っていましたよ。ひょっとしたら、もう、今年は出番がないかなあと思って。

年頭からコロナウィルス騒ぎがあったり、いまは、大雨で大変なことになっているし。

 

土星がみずがめ座とやぎ座を行ったり来たりして、年末までやぎ座に木星と土星と冥王星が集結した後、みずがめ座に土星と木星が移行して、一気にみずがめ座モードに転換していく年ですから。キローンのことなんか、忘れてしまっても当然かな」

 

リブラ「キローンさんを忘れていたわけではないですよ。

ちょうど、やぎ座の天体集結が来ていたので、人生の下剋上を果たすパワフルなやぎ座解説がしたくてベートーベンのホロスコープを、みずがめ座の新しい風をシェアしたくてガガリーンやアランチューリングのホロスコープをリーデイングしていたら、てんびん座キローン編がだいぶ延びてしまっただけです」

 

キローン「ああ、それならよかった。いま、太陽はかに座滞在中で、その反対側にはやぎ座に土星と木星と冥王星が睨みを効かし、わたしはおひつじ座に滞在中なので、緊張感が半端ないのですよ。なんだか、ピリピリした空気を感じるのです。

 

リブラさんはてんびん座に太陽と月と水星、おひつじ座の木星、かに座ドラゴンヘッドだから、今年はやぎ座集結の天体とハードアスペクトをつくりやすくないですか?」

 

リブラ「基本的に出生のホロスコープのハードアスペクトを克服してしまうと、トランシットで形成するハードアスペクトはあまり影響受けないようです。

 

それにわたしMCがいて座だから、未来のことは能天気に捉える姿勢が大事なので、キローンさんのするような心配が湧いてきたら、可能性の1つとして確認して手放します。

未来のパラレルは無数にあるから、望まない可能性を握りしめておく必要はないのですもの」

 

キローン「なんだか、いまのリブラさんは、怖れを知らないおひつじ座のような発言ですね。

わたしはいま、てんびん座の真反対のおひつじ座に滞在しているので、衝動的でバランスを欠いた発言をしないように緊張していましたが、ほっとしましたよ」

 

リブラ「ちょうどいいじゃないですか。今回は、てんびん座キローンのお話ですから。

キローンさんがおひつじ座にいると、おひつじ座のダメ出しをしててんびん座を肯定する動きをするし、てんびん座にキローンさんがいると、おひつじ座を肯定する動きになるのでしょう」

 

キローン「はい。たしかにわたしはあまのじゃくな仕事をする宿命にあります。

否定することで自己肯定の大切さを気づかせる星ですから」

 

リブラ「それでは、てんびん座神話からお話しますね。

 

大昔、人と神々はいっしょに暮らしていました。

自然は人に優しく、万物の豊かさは無償で提供されていました。

人は神々とともに、この地球を楽しむことだけしていればよかったのです。

この時代は「金の時代」と呼ばれ、アストライアという女神の秤は「人の心の美しさ」を測っていました。

 

やがて地上の世界に四季ができ、人は冬を経験するようになりました。

冬に備えて食料を蓄えるため、人間は農耕をして働くようになります。

収穫量によって貧富の差ができて、時々揉め事も起きるようになりました。

この時代は「銀の時代」と呼ばれ、アストライアは「人の心の公正さ」を測りました。

 

人間の争いがだんだん組織化するようになりました。

人間は火で銅を溶かし、農具や武器を作るようになりました。

戦争捕虜の奴隷化が起き、身分の違いもできました。

神々は去り、アストライアだけが残りました。

この時代は「銅の時代」と呼ばれ、女神は「人の心の罪」を測りました。

 

神々が去ってしまうと自然は人間に冷たくなりました。

洪水や干ばつや地震や津波などの天変地異が、人の命を奪うことも起きるようになりました。

この時代は「鉄の時代」と呼ばれ、罪を持つ人の心ばかりになったので、アストライアは天秤を地上に置いたまま、神々のもとに去って行きました」

 

キローン「金の時代には「人の心の美しさ」」を測っていた天秤が、銅の時代には「人の心の罪」を測るようになり、鉄の時代には女神に置き去りにされてしまう話ですね。

 

この地上に残された方の天秤から、てんびん座は始まるのですよ。

主人はいない。わたしは何?っていう状態ですよね。

アイデンティティーの喪失のストーリーなんですね」

 

リブラ「てんびん座は筆頭星座のおひつじ座から数えて7番目の星座なので、数秘7のエネルギーを帯びています。

数秘7は自己探求の数字です。

 

最初の目的を違うものを測らされて、最後は主人に置き去りにされてしまうところから出発して、自己探求し、ほんとうの自分を思い出すことがてんびん座のゴールなのです。このような星座にキローンさんがいると・・・」

 

キローン「自分が何なのかわからないことが、恥ずかしく感じますよね。

『これがわたしだ!わたしがいるから世界はあるのだ!』とはっきり言えるおひつじ座が羨ましくなります。

 

だから、てんびん座のキローンは、天秤の片側に他者を載せて釣り合わせ、一瞬相手の立場になってみて自分との違いや一致点を見つけて、ほんとうの自分を探していくことに努力するのです」

 

リブラ「その努力を承認し、思い出した自分を肯定すれば、てんびん座キローンの自分と他者を釣り合わせて違いや一致点をみるプロセスに苦痛を感じることはないけれど、自己承認をしなければ永遠に「自分がわからない不安」にさらされながら、他者と自分を釣り合わせる苦行を積むことになるのです。この苦行を終わらせるには、どうしたらよいのでしょうか?」

 

キローン「てんびん座は「人の心の美しさ」を測っていたのですから、他者の「心の美しさ」を知って自分の「心の美しさを探し、それを肯定していくしかないですね。

 

そのプロセスを苦行にしているのは、他者の「心の美しさ」を見て自分の「心の美しさ」を足りないとか劣っているとか、ジャッジメントをするからでしょう。てんびん座の天秤は、優劣を判定するものではなく釣り合わせるものだから、相手の美点を見つけたら自分の美点を探しに行くモチベーションに変えたらいいのでしょう」

 

リブラ「てんびん座は美意識とバランス感覚に優れているので、そのプロセスで自分の「心の美しさ」を少しずつでも思い出していくのなら、むしろそれは苦行ではなく喜びのプロセスになりますね」

 

キローン「そうして見つけた自身の『心の美しさ』を『わたしである!』と肯定すれば、自分がわからない不安に苛まれる心配はないのでしょう」

 

リブラ「フレディがライブエイドで輝いていたのは、自身の『心の美しさ』を『わたしである!』と肯定した瞬間だったからかもしれません。それでは、これから、フレディのホロスコープリーディングに入ります」

 

キローン「てんびん座に海王星も火星も木星も金星もそしてキローンもあるフレディが、どのようにてんびん座を肯定していくのか、興味深々です」

 

次回は「フレディ・マーキュリーのホロスコープ」を、次々回は「自分を愛せなくなってしまった人へ―自らに光をともす29の方法」の解説を、その次は「パスワーク」の解説の続きを予定しています。

 

わたしのサロン、リブラライブラリーではあなたの心のしくみをホロスコープで解説し、心の制限、葛藤が引き寄せる現実問題にセルフヘルプで立ち向かえるようサポートします。

 

詳しくはこちら をご覧ください。

 

新メニュー(月の欲求・土星の制限の観念書き換えワーク、

キローンの苦手意識を強味に変えるワーク)が加わりました。

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。