パスワーク(新装版)―自己のすべてを受け入れ統合された意識で生きる
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こんにちは、リブラです。今回は「パスワーク」の解説です。
意識:創造の魅力
・3つのレベルにおける自己観察と浄化
自己を知るというのは、ほんとうの意味での浄化です。
自己を知ることで自らの人生を創造する力に気づくことになるからです。
ネガティブな思考を観察するとき、次の点に気づくことが大切です。
(A)ネガティブな思考は何をもたらすのか?それはどのようなネガティブな結果と結びついているのか?
(B)自分には、思考は変化させ、新たな思考の表現方法を見つける力があること。
この2つに気づけば、ネガティブな出来事からの真の解放と自己発見が起こり、本来の自己に到達する体験がもたらされます。
意識的な思考レベルは、自己の破壊的側面と宇宙霊(大いなる存在)との両方に影響を与えます。
思考の習慣的なパターンに気づけば、どちらに向かってよいのかを意識的に選択できるようになります。
この自己決定が解放への鍵になります。
破壊的な側面も、自ら選んだものであることがだんだんとわかるでしょう。
ネガティブな感情(闇)を避けてポジティブな感情(光)に向かうより、ネガティブな感情(闇)をしっかり観察した方がポジティブな感情(光)に確実に至ることができます。
魂視点でこれを見れば、自己覚知に至る手がかりを与えるためにネガティブな感情(闇)を発生させる葛藤を設定した、ということになるのでしょう。
この世は葛藤さえなければ、すべて意図通りに運びます。
葛藤によるネガティブな感情の発生が、「思考(イメージ)が具現化する」のを遮る干渉波となります。
葛藤とは、方向性の違う思いが同時発生して、ひとつになるべきエネルギーを分散させる状態です。
「方向性が異なる思いが自分の中で同時存在している」と気づくまで、葛藤はくり返されパターン化します。
つまり、「方向性の異なる副人格が、自分の内部に存在する」と気づくまで、葛藤するエネルギーをひとつに統合する手がかりは得られないのです。その副人格たちが、どんな方向性の違いで反発し合っているのかがわからなければ、ひとつにしたくてもできません。
副人格たちは見えない潜在意識の住人ですから、「感情」を観察してこの状態を知るしかないのです。
葛藤していないときは、当然、ネガティブな感情も発生しないので副人格たちの存在を示す手がかりはゼロです。
ですから、ネガティブな感情が発生したときが発見のチャンスなのです!
魂のブループリントであるホロスコープは、葛藤する副人格たちの関係を90度と180度で明確に示します。
魂は、葛藤する副人格(ハードアスペクト)たちと協調する副人格たち(ソフトアスペクト)によって生み出される「感情」のエネルギーで、人生設計をしているのが見て取れます。
これがわたしの「魂は人間の感情を体験したくて転生して来る」と確信する理由です。
このパスワークで覚醒を導く霊的ガイドが、毎回わたしたちのマインド(思考・感情)の在り方についてくり返し語っているのも納得できます。
わたし自身も葛藤を統合する手がかりになったのは、ネガティブな感情です。
わたしの場合は、ホロスコープと照合することでどんな性質の副人格たちがどんな方向性の違いで葛藤しているのかがわかったので、ネガティブな感情の存在に気づいてしまえば、どんなふうに統合したらよいかの見当はすぐつきました。統合させていくのには時間がかかりましたが。
不動サインの星座(おうし座・しし座・さそり座・みずがめ座)同士の葛藤の場合、頑固さやこだわりが起因してネガティブな感情が発生します。
わたしの場合、さそり座の海王星(直感、スピリチュアリティ)と火星(男性性、モチベーション)がみずがめ座の土星(現実性、観念)が90度で葛藤していました。
さそり座の海王星と火星は求める真実・本質は見えないスピリチュアルな世界への方向性を持ち、そこに向かうことにモチベーションを感じます。
一方、みずがめ座の土星は新しいものの中の理論・理屈に普遍性を求め、そこに現実性を感じます。
さそり座の海王星と火星は、理屈の通用しない世界に真実を求め、みずがめ座の土星はスピリチュアルな世界を理論的でないから現実に採用しない方向に持っていこうとします。
そしてわたしの心の中では、「スピリチュアルな世界に真実があると思うのに、それは理屈が通らないから現実ではない」と葛藤するのです。
「見えない世界に真実を求める衝動は止められない」と「現実に使えないものにお金や時間を費やして、わたしは何をやっているのかしら」と思う副人格たちの葛藤で、宙ぶらりんになっている自分を発見しました。
ここに気づけば、「さそり座の海王星が働く直感と火星の衝動が向かう先のスピリチュアルな世界に、みずがめ座の土星の理論が通れば、現実に採用できる」という統合する方向を見出すことができます。
そこでわたしは、なぜ、ホロスコープが人生のブループリントになり得るかを、理論的に説明がつくよう探求に取り組みました。
その結果、C・G・ユングが人類の持っている元型(アーキタイプ)を世界中神話のストーリーの「偶然の一致」に見出したこと、その理論を使って神話学者のジョーゼフ・キャンベルが「神話のストーリーが人の無意識に強く働くこと」を説いたこと、実際にジョージ・ルーカスは、キャンベルの「千の顔を持つ英雄」に登場する神話のヒーローを参考にスターウォーズのキャラクターを設定し、大ヒットしたこと・・・。
これらの情報を参考にして、ホロスコープが人類を魅了するのは「未来を当てる道具にしたいから」ではなく、12個の星座の神話のストーリーがあるからなのだという結論に達したのです。
だからわたしは「○○座にはこんな人が多い」という統計学的な判断ではなく、神話のストーリーが表現する世界観から星座のキャラクターを読み取るようにしました。
そして、ハウスは数字がついているので、数秘術の解釈でハウスのテーマを設定しました。
このように自分なりの理論的な筋道を立て納得する形でホロスコープを読んだとき、わたしは初めて「自分のホロスコープを信じて人生を創造できる」と確信しました。そして、いまではそれを生業とするに至ったのです。
葛藤するアスペクトは統合すると、奇跡的なエネルギーを産み出す才能になるのです。
キバリオンの極性の法則・両性の法則でも、錬金術の奥義でも、極性の異なるもの同士を統合するときには新たな誕生が起こるとされています。
今度ネガティブな感情を感じたら、むしろ、統合のチャンス!と思って、逃げずに観察してみてください。
次回は「キローンとヴォイスダイアローグ(てんびん座編)」、次々回は「自分を愛せなくなった人々へ」、その後「パスワーク」に続きます。
わたしのサロン、リブラライブラリーではあなたの心のしくみをホロスコープで解説し、心の制限、葛藤が引き寄せる現実問題にセルフヘルプで立ち向かえるようサポートします。
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新メニュー(月の欲求・土星の制限の観念書き換えワーク、
キローンの苦手意識を強味に変えるワーク)が加わりました。
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