パスワーク(新装版)―自己のすべてを受け入れ統合された意識で生きる
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こんにちは、リブラです。今回は「パスワーク」の解説です。
エゴと宇宙の力のつながり
・真の自己に対する人間の反応
真の自己に対して、人間はみな同じように奇妙な反応(羞恥心)を表します。
本来の自分らしさについての当惑や、それが暴露されたときの感覚を、裸のままさらされているに感じてしまうのです。
この感情のために、人は「ふり」をします。この偽装は、深刻です。
ほんとうの愛を感じているけれども、真の愛をあらわにするのは裸になるように感じて、偽物の愛を創り出します。
ほんとうに怒りを感じても、偽りの怒りを創り出し、ほんとうの悲しみを感じても偽りの悲しみを、ほんとうの喜びを感じても偽りの喜びを・・・というように、偽りの感情を創り出すのです。
この偽造の感情のせいで生の鮮やかさや活気は感じられなくなります。
現実とも切り離され、自己の存在も模造のように感じてしまいます。
真の自己のあらわれに羞恥心を感じても、それを押しやることをしなければ、非常に大きな一歩を踏み出したことになります。
この恥を感じることが、絶望や欲求不満の原因となる感情の麻痺を見つける鍵になるのです。
この感情は、経験し味わってはじめて、本物と偽物の区別ができるからです。
真の自己(=魂意識)のあらわれに奇妙な羞恥を覚えるのは、誰にでもある感覚です。
「あるはずのないものを自分の中に見つけてしまったから、見なかったことにしよう」という意識が働くのです。
エゴを「ほんとうの自分」だと思い込んでいると、真の自己(=魂意識)にとても奇妙な感じを覚えるのです。
魂意識は、人間の感情にとても興味があります。
魂が人間の転生をするのは、喜怒哀楽の感情を体験したいからなのです。
ところが、魂意識のあらわれをエゴが察知すると、それを感じないようにするため感情を鈍くしようと働きます。
ほんとうの感情を偽装して、偽りの感情にすり替えてしまうのです。
偽りの感情にパワーはありませんから、魂意識も興味を失い引っ込んでしまうのです。
これで奇妙な羞恥心を感じなくなるので、エゴも一安心と思うのでしょうが、この感情の艤装は深刻な状態を招きます。
わたしたちが、いまの現実にいられるのは、ちゃんと「いま、ここ、現在」の感情を感じていられるからなのです。
もしも、ほんとうの感情を感じるのをやめてしまったら、身体はこの世界にあっても心は感情のない別次元の並行自己の方に行ってしまいます。
この世界は、ほんとうの感情を感じる者だけが存在できるのであって、感情を麻痺させた者はそれ専用のパラレルワールドの自分の方に意識が飛んでしまいます。
その並行自己の世界は、このリアルに感情を感じる世界があまりに過酷で耐え難いとき、一時避難所としてつくられた意識上のスペースです。
その並行自己の方に一時避難をすると、確かに苦しみからは解放されますが、偽りの感情の世界なので喜びも幸せも感じられないのです。人生が止まったようになってしまいます。
そして、自分の人生を生きていない空虚な気持ちをいつも感じるようになります。
こんな並行自己の方に意識が行きっぱなしだと、無意味感や無価値感に絶えず付きまとわれるので、活気を失います。
どんな感情もエネルギーなので、ほんとうの感情を偽らずに感じ切ることが、今いる自分の人生に血を通わせます。
生きることは、ほんとうの感情をありのままに感じることなのです。
それをするから、魂意識はあらゆる感情を体験できる喜びを放射し、そのエネルギーを「大いなる存在」にフィードバックすることができるのです。そしてそれは、わたしたちが地球転生での1番の目的を果たしていることにもなるのです。
次回は「アラン・チューリングのホロスコープリーディング」、次々回は「自分を愛せなくなった人々へ」、その後「パスワーク」に続きます。
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