パスワーク(新装版)―自己のすべてを受け入れ統合された意識で生きる
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こんにちは、リブラです。今回は「パスワーク」の解説です。
エゴと宇宙の力のつながり
・エゴを手放す方法
「エゴを手放す」と言っても、それは、エゴを消滅させるとか、必要ないというのではありません。
自己の内面深くには、宇宙の生命を見出すことができ、その分割された部分にあることを、エゴは自ら位置付けてきました。
エゴが再びその源に結びつく準備ができれば、望むだけ宇宙の生命に触れることができます。
しかし、この新しい一歩を踏み出す前に、エゴは押しつぶされ、無に陥り、消滅してしまうのではないか、と恐れてしまうのです。
この恐れに駆られたエゴは、動かないことが安全で、動くことが危険に感じられてしまうのです。
けれども、しがみついて動かないと、生きることがますます怖いものになります。
なぜなら、生命は永遠に動くものだからです。
「動くこと」が自分を運んでくれて安全なのだとわかれば、そこに唯一のほんとうの安心があるのがわかるでしょう。
わたしたちのエゴ(生存本能)は、日々、様々な場面で怖れの意図で思考を操り、安心・安全路線を推奨します。
物質界を生き残るために活躍してくれるのはありがたいのですが、物質界を超える意識界や精神世界を重要視しないので、エゴの言うことに従っていると、魂意識の意図から逸れてしまいます。
エゴが物質界に強いしがみつきを持つのは、エゴが意識界の存在だからです。
生き物に宿っているときは生存本能としてお役目がありますが、宿るものがなく意識だけの存在ときは非常に儚い存在なのです。
エゴは、死ぬこと以上に消滅してしまうことを恐れています。
だから、永遠の命を持つ魂意識に強い憧れを抱いているのです。
人間の転生に志願するのも、魂意識をお手本に進化・成長して永遠の存在になりたいからです。
エゴだって好き好んで魂意識の意図を邪魔しているわけではないのです。
消滅の恐れさえなかったら、エゴだって魂意識の導きに従って幸せな人生を歩みたいのです。
エゴが恐れに駆られるとき、物質界の確かな物や関係や環境にしがみつき安心しようと必死になります。
ネガティブなエゴと闘っても、怖れや不安が拡がるだけです。
物質界の確かな物や関係や環境を与えてしがみつくものを得られても、「それが無くなったらどうしよう」という際限のない怖れをネガティブなエゴは抱えます。
ネガティブなエゴを手放すにはどうしたらよいのか?
逆説的言い方ですが、味方に引き込むことが最も有効です。
エゴは生存本能として働くので、一生涯のつきあいです。排除することはできません。
エゴに生存本能としての仕事を与えて存在価値を認めてあげると、消滅の恐れが和らぐのです。
ちゃんと魂意識の導きに従って人生を歩んでいたら、エゴは確実に進化・成長し、消滅の危機から遠ざかります。
わたしたちは「自らの意思で進んで行動する」ことを選ぶと、魂意識の導きが働きます。
魂意識は「愛の意図」で導きますから、その結果は必ず愛を感じられる展開になります。
魂意識は精神世界に所属していますから、「上のごとく下も」の通り、その愛は意識界→物質界へと現象化されます。
そして、意識界に所属するエゴも魂意識と共鳴して、共同創造に参加するのです。
この経験は、エゴに大きな安心感を与えます。
物質界の確かなものにしがみつかなくても、生存本能として役割でなくても、意識界のエゴとして魂意識と共同創造で物質界に作用できたのですから。
これをエゴに経験させてあげれば、直感や衝動を信じて行動することを恐れなくなります。
見えない触れないけれど感情のエネルギーは感知できる意識界で、エゴは思考と感情の両方のパワーを魂意識と共鳴しながら発揮するようになるのです。
次回は「アラン・チューリングのホロスコープリーディング」、次々回は「自分を愛せなくなった人々へ」、その後「パスワーク」に続きます。
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