こんにちは、リブラです。今回は「パスワーク」の解説です。

 

生命の感情、つまり自然な生命がもたらす充実がなければ、人生はまったく辛い出来事となってしまいます。

さて、人類は自らの生命の源泉との結びつきをどうして失ってしまったのでしょうか。

 

その理由は、ネガティビティを怖れ、本能的な生命がもたらす危険から自らを守るためにそれを否定してきたからです。

それによって人類は生命そのものの本質との結びつきを断ち切ってしまったのです。

 

本能的な生命は、誤っていつも破壊性とみなされてきました。

しかし、本能の深部の核においてのみ、神を見出せます。

 

本能自体は単純で無垢なものです。

破壊性は常に、身勝手さ、恐怖、虚栄心、貪欲さ、孤立などの態度から生じるものです。

 

真に公平に、客観的にその特徴を見ることができれば、恐怖と諸本能の生命はまったく違うものであるとわかります。

どれほど醜くても内面にあるものを直視し、認識し、許容し、受け入れられるようになれば、本能の美しい活気の感覚を失うことはありません。

 

「自己を好きになること」と「身勝手に振る舞うこと」の混同がなくなり、自己嫌悪に陥る必要もなくなります。

内面の最も醜いものを真に受け入れつつも自己の本質的な美を見失わないでいられるときのみ、平安は見出せるのです。

 

わたしたちの社会では、本能的な行動を未熟さ・愚かさ・野蛮な現れと見なされてしまいますが、その本能的な行動の中に「大いなる存在」の「聖なる衝動」が降りてきて働くことがあるのです。

 

奇跡的なことが起きるとき、偶然の一致の連鎖が起きるとき、運命の出会いがあるとき、予想超える現象で人生が大きく変わるときは「なんだか知らないけれど衝動的にそれをやってしまった!」ということが多いのです。

 

「行き当たりバッチリ」というやつです。ちゃんと考えてやったことではないのだけど妙な確信があり、「これでいいのだ!」という安心感がある状態です。

 

この「行き当たりバッチリ」がお家芸なのが、おひつじ座ですね。

おひつじ座神話の金毛羊は、ゼウスが依頼した2人の子どもたちの救出を1人しかできなくても褒め称えられ、12星座で筆頭に天に上げられました。神様はチャレンジを褒め称え、失敗は咎めないのです。

そして、金毛羊の純粋な本能行動を愛しているのです。

 

おひつじ座に太陽やアセンダントがある人は、「衝動は神の声」ということが生まれながらに身についているようで周囲がびっくりしてしまうことをやってのけてしまうのです。

 

その衝動行動を見て、社会の規範に縛られた人々は「とてもわたしにはできないチャレンジだ」と恐怖するのです。

でも、おひつじ座気質の人々は無邪気にそのチャレンジに挑みます。

 

おひつじ座のエネルギーにバックアップを受けているときは、こうした衝動的なチャレンジに怖れはなく、むしろ、生命の活気を感じるのです。

 

2011年の3月12日~2018年5月16日まで、変革の星天王星はおひつじ座に滞在していました。

2011年の3月11日に東北大震災がありましたが、あの震災を機に意識変革が起きて人生を変えるような転換をした方は多かったのではないでしょうか。

 

わたしもその時期25年間の病院勤務を辞めて、占い師として起業し現在に至っています。

あのときはおひつじ座に木星もコンビでやって来ていて、わたしにとってはジュピターリターンの年でしたから、起業に踏み切れたのはおひつじ座天王星と木星のバックアップのおかげと思っています。

 

アセンダントに土星を載せている超現実主義のわたしが、右も左もわからない占い師業に自身のホロスコープの導きだけでなぜ飛び込む気になったのか、おひつじ座の天王星と木星の影響を除いては考えられません。

 

だけどあのときほど、自分の人生を自分のために生きている実感を得たことはありません。

「ホロスコープどおりに生きてみる!」というチャレンジへの衝動しかなかったのです。

いまのわたしは、あのとき占い師になるチャレンジさせたわたしの2室のおひつじ座木星に拍手を送りたいです。

 

誰しもホロスコープのどこかのハウスにおひつじ座があります。

たとえおひつじ座のハウスに天体がなかったとしても、そのハウスの分野での純粋な衝動によるチャレンジは、きっと人生を活性化させ、生きる喜びを実感させることでしょう。

 

1室がおひつじ座の場合

自分らしさや自分の人生の可能性を追求すると、おひつじ座の聖なる衝動が働き、チャレンジ精神が湧いてきます。

 

2室がおひつじ座の場合

自分の所有(物・環境・関係・能力・セルフイメージ)の可能性を追求すると、おひつじ座の聖なる衝動が働き、チャレンジ精神が湧いてきます。

 

3室がおひつじ座の場合

自己表現の可能性を追求すると、おひつじ座の聖なる衝動が働き、チャレンジ精神が湧いてきます。

 

4室がおひつじ座の場合

自分の精神基盤と生活基盤の可能性を追求すると、おひつじ座の聖なる衝動が働き、チャレンジ精神が湧いてきます。

 

5室がおひつじ座の場合

自分の至福と創造性の可能性を追求すると、おひつじ座の聖なる衝動が働き、チャレンジ精神が湧いてきます。

 

6室がおひつじ座の場合

自分らしい貢献の可能性を追求すると、おひつじ座の聖なる衝動が働き、チャレンジ精神が湧いてきます。

 

7室がおひつじ座の場合

自分らしさを損なわない対人関係の可能性を追求すると、おひつじ座の聖なる衝動が働き、チャレンジ精神が湧いてきます。

 

8室がおひつじ座の場合

自分の本能と直感を信頼して他者との共感の可能性を追求すると、おひつじ座の聖なる衝動が働き、チャレンジ精神が湧いてきます。

 

9室がおひつじ座の場合

自分の本能と直感を信頼して未知の世界を探求すると、おひつじ座の聖なる衝動が働き、チャレンジ精神が湧いてきます。

 

10室がおひつじ座の場合

自分の本能と直感を信頼して社会的な活動の可能性を追求すると、おひつじ座の聖なる衝動が働き、チャレンジ精神が湧いてきます。

 

11室がおひつじ座の場合

自分の本能と直感を信頼して組織的な活動の可能性を追求すると、おひつじ座の聖なる衝動が働き、チャレンジ精神が湧いてきます。

 

12室がおひつじ座の場合

自分の本能と直感を信頼して潜在意識の世界の可能性を追求すると、おひつじ座の聖なる衝動が働き、チャレンジ精神が湧いてきます。

 

次回は「アラン・チューリングのホロスコープリーディング」、次々回は「自分を愛せなくなった人々へ」、その後「パスワーク」に続きます。

 

わたしのサロン、リブラライブラリーではあなたの心のしくみをホロスコープで解説し、心の制限、葛藤が引き寄せる現実問題にセルフヘルプで立ち向かえるようサポートします。

 

詳しくはこちら をご覧ください。

 

新メニュー(月の欲求・土星の制限の観念書き換えワーク、

キローンの苦手意識を強味に変えるワーク)が加わりました。

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。