こんにちは、リブラです。今回は「パスワーク」の解説です。

 

生命の本質とは、動くことであり変化することですから、状況がどれほど絶望的に見えようと、それは筋の通った現実的な希望を与えてくれます。

 

一時的な破壊性から生じる生命は、建設的なチャネルに切り替わる可能性を持っています(生命の破壊と再生のサイクル)。

 

ひどい落ち込みや絶望状態にある人は、生命を固定的に認識し、死んだようなものと捉える過ちを犯します。

今の状態がずっとに続くと思い込んでしまうのです。

 

生きているならば流動性が本質なので固定化などありえず、常に「流れ」ているのです。

この真実を認められないと、内面に用意されたあらゆる可能性に気づかず、変化できないのです。

 

絶望状態→その状態が続くと思い込み自己否定に入る→自己の可能性に気づかない→変化できない・・・が悪循環するのです。

真の自尊心は、自己に惜しみなく愛を与えることで生じるので、この悪循環に入るとますます自己の可能性から遠ざかります。

 

この悪循環から脱出するには、「生命の本質流動性(変化し続けるもの)である」と理解して、自己の可能性に目を向けることです。

「突然降りかかった破壊的な状況に不満や怒りが湧いてくるが、他の反応の仕方はできないものだろうか」と自問してみるのです。

 

すると外側の世界に対する不満や怒りはエネルギーの浪費だと気づき、新しい人生を築き上げる方に力を向けようとするでしょう。

外側の世界は容易に変えられませんが、自分の態度や思考は確実に変えていけます。

 

まず、思考と態度が変わり、それから感情がそれに倣うようになります。

行動や反応が新しい自然な衝動に対応し始めます。

こうして、新たな人生の経験が生み出されます。

 

このプロセスの連鎖反応を経験すればするほど、自分の生命の表現の生き、動き、絶えず変化する単位であることを認識するようになります。

 

それがわかれば、自己を嫌うことなく望ましくない醜い特徴を穏やかに認められ、その特徴がどのようなものであろうと「自分が聖なる表現である」という感覚を失うことがありません。

そのときにのみ、望ましくない特徴を変化させられるのです。

 

「意識の力」を知っているか、いないかで、危機のときの反応は大きく違ってきます。

「意識の力」を認める人は、まず、自分の思考や行動や感情のバランスをとることから始めるでしょう。

「意識の力」を信頼できない人は、外の世界の人や物で安心を得ようとするでしょう。

 

どちらを選択してもいいのですが、「意識の力」を認めて使った方が、ストレスがありません。

外側の世界の環境を変えることは力技ですし、不可能なことが多いので非常にストレスがかかるのです。

 

このことをわたしは子どものとき、素晴らしい反面教師の母のもとで学べたので、今ではとても感謝しています。

わたしの父は自営の大工だったので自分で仕事を取ってこないと収入が入りません。

 

仕事が入らないこともあるので、父は母とよく口論してちゃぶ台をひっくり返して暴れていました。

そんなとき母はひとり台所で一升瓶を抱えて不満ぶちまけ、泣いていました。

 

ふたりの口論の内容はいつも同じなので、よく飽きずにけんかしているなあ、とわたしは傍観していました。

父「なんで渡した金を全部使ちゃうんだ!貯金しておけよ!オレはサラリーマンと違うんだ。仕事がないときだってあるんだぞ!」

母「いつも少ないから貯金なんかできないわよ!」

父「だから、家計簿つけろっていってんだよ!お前がどんぶり勘定だから月末足りなくなるんだろう!」

母「家計簿つけてもつけなくても、入って来るお金は変わらない。そんなのつけてもお金は増えない!」

 

母は、父がたくさん稼いでお金が入り、優しい人になってくれない限りずっと不幸なままだと信じ続けていました。

「外側の世界が変わらない限り、不幸から脱出できない」と信じているから、お酒に現実逃避して胃潰瘍や肝炎になりました。

その後は重症のうつ病になってしまいました。

 

わたしはそんな母を見てきましたから、自分が経済危機に立ち向かうときは、この真逆をやりました。

就職したばかりのときに妹の学費100万円を1年で貯金しなければならなくなったのです。

 

しかも、実家から通勤していると母に月給の半分以上を要求されるので、独り暮らしを始めて貯めるしかありませんでした。

その頃はバブル経済でしたが、わたしが最初に勤務した病院はそんなに景気はよくなかったので初任給は手取り138000円でした。

 

わたしはまず、毎月半分は貯金しようと考え、69000円で家賃と高熱費と水道料と食費をやりくりする計画を立てました。

だから、最初の月から家賃と公共料金の試算分を差し引いた額を食費に充てようと、使う前に予測で家計簿を作りました。

 

すると、1日600円くらいしかお金が使えないことがわかりました。

これは食費で600円ということではなく、自由に使えるお金がそれだけということです。

 

欲しいものが出てきたら、それを買うためには食費を削るしかありません。

靴下が擦り切れて買いたくても、300円浮かせないと買えないなと思い、耳だけで売られているパン(1欣50円)と水だけで食費をまかなったり、テレビも電話も持たず、娯楽は図書館の本だけという生活を半年くらい続けていました。

 

すると、勤務先で保険請求のレセプト書き(昔は全部手書きでした)を手伝ってくれ、という依頼があり、検査技師業務が終わったあと医療事務で残業することができるようになりました。もちろん、レセプトを書くのは畑違いで初めてですから、ゼロから習いました。

 

そして、妹が高校を卒業する1年後には100万円が揃い進学に間に合いました。

この間、わたしがストレスを感じたかというと、全くノーストレスだったのです。

 

ボロボロのアパートで、パンの耳をかじり、本も買えないし、検査技師と医療事務のダブルワークで家と職場を往復するだけの毎日でしたが、このときは、毎日がトライアルで、いろいろやりくりの工夫を考えたり、レセプトの書き方を覚えたりと、自分の能力を開拓していくのがおもしろかったのです。

 

できなかったことができるようになる喜び=成長の喜びがあったから、貧しさがストレスに感じなかったのでしょう。

お金がどんなにあったとして、心が不安定だったら豊かさを感じることはできません。

 

逆に、心が安定していると、お金がない不安や不満よりも、その問題を着実に乗り越えていく自分の変化に満足するようになります。

ピンチは変化のチャンスです。

 

外側の世界を変えることは難しいですが、自分の内側を変えることはそれよりずっと簡単です。

そして、自分の内側の可能性に目を向ければ、必ず意識は変化できるのです。

意識が変われば、思考と行動がかわり、感情も望ましい状態になります。

 

変化が起きるということは生命活動をしている証なので、人生も活性化して来るのです。

 

次回は「アラン・チューリングのホロスコープリーディング」、次々回は「自分を愛せなくなった人々へ」、その後「パスワーク」に続きます。

 

わたしのサロン、リブラライブラリーではあなたの心のしくみをホロスコープで解説し、心の制限、葛藤が引き寄せる現実問題にセルフヘルプで立ち向かえるようサポートします。

 

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新メニュー(月の欲求・土星の制限の観念書き換えワーク、

キローンの苦手意識を強味に変えるワーク)が加わりました。

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。