こんにちは、リブラです。今回は「パスワーク」の解説です。

 

質問;正しくないもの、悪く感じるものが自分の中にあります。しかし、わたしはそれを楽しんでいます。でも、罪悪感も覚えます。

 

たとえば、わたしはお金を使い過ぎてしまうのです。そして、その部分を否定しています。

これについてアドバイスをいただけるでしょうか?

 

答え;あなたは安全な状態を手にするために楽しみを捨てるのか、楽しみを得る代わりに罪悪感や不安のつけを払うか、の選択に直面していますね。

 

今のあなたは、典型的な「あれかこれか」という問題の1つと戦い続けています。

浪費をしてしまう衝動の背後には、楽しみ、発展、新たな経験への憧れなどの「喜び」を求める美しい力があります。

 

その美しい力の存在に気づいてしまえば、その苦境は超えられます。

純粋な「喜び」をありのままに評価できれば、自分のバランスの法則も破ることなく、その力を表現できるのです。

 

「あれかこれか」と罪悪感の苦境の問題に立たされるのは、一時的な楽しみのために心の平安を犠牲にするときだけです。

楽しみの正当性(価値)と自己規律(自身の心の平安のルール)を一つにすれば、罪悪感を伴うことなく楽しみは深く長続きするものになります。

 

楽しみに対する欲求と自己規律や責任感を調和させることで、内なる知恵を表現できるようになります。

楽しみや自己表現を増やす目的規律を用いるのは、自分の完全な権利である」と理解すれば、自己規律身につけようとする意欲も膨らむことでしょう。

 

今回の「パスワーク」の質問を見て、「せっかくの楽しみを、お金の罪悪感ごときで台無しにしてもったいない」という人(楽しみの衝動重視派)も、「楽しみごときに罪悪感を感じるほどお金を使って、バカじゃない?」という人(自己規律重視派)もいるかと思います。

 

しかし、この問題は「楽しみの衝動」か「自己規律」かのどちらか一方に価値置こうとする「二極化思考」の問題なのです。

どちらかを絞るルールなど誰も押し付けていないのに、二元性の考えが刷り込まれたわたしたちは、個人的な楽しみにさえこの問題を持ち込み、苦しむことになります。わたしたち人類は、ほんとに悩ましい生き物ですね。

 

わたしもこのコロナウィルス騒動で引きこもりを楽しもうと思って、プランターで収穫したハーブに合う料理(美味しくしようとするとつい高カロリーになる)を作って楽しみ食べて楽しみをしているうちに、お腹の出っ張り具合が気になる体形になってしまいました。

 

でも、わたしは料理を作る楽しみも食べる楽しみも、悪者にして諦めたりするつもりはありません。

「楽しみ・喜び」という最高の価値がついていて、わたしはそれを享受しているのですから、文句のつけようがありません。

 

ですが、「楽しみ・喜び」だけに価値をつけると、「自己規律」がジェラシーを感じて罪悪感を発生させるのです。

そうすると二元性のシステムが作動して、自動的に「このお腹の出っ張りは、美味しさなんかこだわったせいだ」と「自己規律」が「楽しみ・喜び」に罪悪感で攻撃を始めます。

 

こんなときわたしは、「自己規律」派のわたしの副人格を讃えて、「そうやっていつもあなたは、わたしの体形をMサイズに保つストッパー役を務めてくれたのですね。ありがとう!ところで、今度はあなたの意見を取り入れてお腹の出っ張りをへこませる対策を取ろうと思いますが、良いアイデアはありませんか?ただし、『楽しみ・喜び』に匹敵する価値ある働きをあなたにしてもらうことが前提ですが」といいます。

 

「自己規律」派の副人格が「楽しみ・喜び」など叩き出せないのをわかった上でこう突きつけると、やむなく「自己規律」派は「快楽主義」波の副人格と協力することになります。

 

だから、最近のわたしは、ミント&アイスクリームはミント&紅茶にし、ローズマリーとジャガイモのチーズ入り芋餅焼きは、ローズマリー入りドレッシングをかけた温野菜サラダに変えて食べています。

 

「楽しみ・喜び」を「自己規律」が発生させる罪悪感で責めて台無しにしてしまうより、両者で共同創造させる方がより深い喜びと内なる知恵を引き出せます。

 

作る楽しみも食べる楽しみも損なわず、健康さも損なわず、罪悪感につきまとわれることなく両者を統合して使う智恵もつくのです。

「規律」の枠に収めようとすると安全ですが「楽しみ・喜び」は失われ、創造性も進化・成長のチャンスも失います。

かといって、「楽しみ・喜び」だけを優先すると罪悪感に苛まれたり、「自己規律」が破綻して不安定な状態に陥いる危険性があります。

 

1番よいのは、「楽しみ・喜び」に価値を置く一方で「自己規律」にも価値を置き、「楽しみ・喜び」の中に「自己規律(心の平安のルール)」を敷くことです。

 

難しいことですが、それを日常生活でしていれば、二元性に囚われないニュートラルな思考が身につき、「楽しみ・喜び」を損なう罪悪感と決別できます。そして、「楽しみ・喜び」に導かれて「ほんとうの自分」を取り戻すことができるでしょう。

 

次回は「ガガーリンのホロスコープリーディング」、次々回は「自分を愛せなくなった人々へ」、その後「パスワーク」に続きます。

 

わたしのサロン、リブラライブラリーではあなたの心のしくみをホロスコープで解説し、心の制限、葛藤が引き寄せる現実問題にセルフヘルプで立ち向かえるようサポートします。

 

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新メニュー(月の欲求・土星の制限の観念書き換えワーク、

キローンの苦手意識を強味に変えるワーク)が加わりました。

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。