パスワーク(新装版)―自己のすべてを受け入れ統合された意識で生きる
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こんにちは、リブラです。今回は「パスワーク」の解説です。
危機の持つ真の霊的な意味とは何でしょうか。
危機とは、秩序ある宇宙の法則に則って変化を引き起こそうとする自然な企てです。
エゴが変化を妨げるとき、構造的な変化ができるように危機は起こるのです。
危機は、痛み、困難、不安などの形で現れるかもしれませんが、どれも究極的には痛みや困難や不安を発生させているものへの再調整を意味しています。
どんな形であれ危機というものは、ネガティビティに基づいた古い構造を壊そうとしているわけです。
危機は、染み付き凍りついた習慣を揺り動かし、柔らかくすることで、新たな成長を可能にします。
新たな成長への変化に抗うほど、危機による痛みは大きくなります。
変化とは、生命の不可欠な特徴であり、生命のあるところには絶えざる変化があります。
人間は、変化に抵抗しない領域では自由に健康でいられます。宇宙の動きに調和して、人生は深い満足を与えてくれると実感します。変化に抵抗しない人生の領域では、比較的に危機が少なく生きられます。
人間の成長の役割は、本来無限であるはずの生まれ持った能力を解き放つことです。
危機は常にネガティブな凍った状態を揺り動かして起こし、成長するための変化を促すのです。
では、ネガティビティとは、何でしょうか。
ネガティビティとは、「誤解」から生じる破壊的な感情や態度であり、行動パターン、擬態や防御です。
あらゆる思考や感情は、エネルギーの流れです。
意識は問題となっているエネルギーの流れを育て、方向づける性質を持っています。
エゴ(生存本能)は、安心・安全が第1なので平穏無事なとき、変化することを拒みます。
選択肢も安全・安心を脅かすリスクのあるものは、極力避けるように促します。
このエゴの誘導に従っていると当然ですが、成長への変化と違う方向に行ってしまいます。
わたしたちは例外なく、「本来無限であるはずの生まれ持った能力を解き放つ」ために人間の転生をしているので、「大いなる存在」もその分霊であるわたしたちの魂意識も、エゴが成長への変化に抗うと「危機」という手段を使って軌道修正を図るのです。
危機のときの痛みやダメージが大きいほど、本来の軌道から逸れたエゴ優先の生き方をしていたということです。
エゴが欲しがるものにしがみついて、霊的成長を拒んでいたということになります。
わたしもすごく身に覚えがあります。
臨床検査と内視鏡の仕事で18年間勤めていた病院がとても好きで、ずっとそこで定年まで働くつもりでいました。
でも、それはわたしのエゴの選択で、魂意識の選択ではなかったのです。
当時はそのことに気づいていなかったから、2008年(冥王星がやぎ座入りした年)にリーマンショックの余波で貸し剥がしに会い、買収されてしまったとき、ひどく落ち込みました。
どんなに好きで大切にしていても、こんなにあっけなく失ってしまうのだなあと抜け殻になったように感じました。
そんなときでもわたしに残っていたのは、趣味にしていた占星術やタロットでした。
だから、求められたら喜んで病院のスタッフの人生を読んで、今後の相談に乗ったりしていました。
そのとき、わたしは自分の不安が消えて、これさえあればいいというものを見つけたのではないか?と思いました。
仕事はまた別の病院を探せばいいし、占星術とタロットはわたしが手放さない限り趣味として続けられる。
そしてわたしのドラゴンヘッドがホロスコープの5室と6室の境界線上にあるほんとうの意味がわかったのです。
5室は至福のハウスで趣味の領域で、6室は貢献のハウスで仕事の領域。
その境界線上にあるのがわたしのかに座15度のドラゴンヘッド(魂の目的)。
趣味を仕事に発展させて貢献のツールにするってことか、と気づいたのです。
わたしのドラゴンヘッドサビアンシンボルは、
かに座15度「豪華な晩餐会の後、客たちが共にくつろいでいる」
かに座16度「古い写本に助けられて、心理学者が注意深く古いマンダラを読んでいる」
なので、病院で検査や内視鏡に従事して貢献するよりも、人に安らぎや豊かな気分を与えるホロスコープを読むことで貢献する方が適任だと思うようになりました。
定年まで勤務していようと思っていた仕事を倒産という形で失うことで、わたしはやっと魂の目的であるドラゴンヘッドのメッセージに気がつき、本来の人生に軌道修正ができました。
そこに気づくと「仕事を失う危機」は倒産の翌月で終わり、たった1回の面接で次の勤務先の病院が決まって占い師に起業するための準備を着々と始めることができました。
このような「危機」がなければ、わたしの占い師としての能力を趣味で終わらせてしまったと思います。
そして、「危機」は本来の人生(魂が意図する人生)への軌道修正が済むと、何事もなかったかのようにスムーズに去っていくのを身をもって経験したのです。
この経験から、リスク回避してエゴの誘導する人生に行くよりも、魂が意図する人生に抗わない方が成長の喜びや新しい自分の発見があり、痛みやダメージを感じないと確信できました。
いま、世界中が新型コロナウィルスによる「危機」を迎えていますが、個人レベルでは活動の停滞を感じているでしょう。
この停滞期にどんな痛みや不安を感じるかが、魂が意図する人生(霊的成長)へのヒントになると思います。
ヒントを得れば、「危機」は真の人生に導く道しるべに早変わりするでしょう。
次回は「ガガーリンのホロスコープリーディング」、次々回は「自分を愛せなくなった人々へ」、その後「パスワーク」に続きます。
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