こんにちは、リブラです。

今回は、今、巷をお騒がせしているウイルスについての第5弾です。

 

新型コロナウイルスに対して恐怖感があるのは、致死率は低いとは言っても、SARS(重症急性呼吸器症候群)やMARS(中東呼吸器症候群)の仲間で、重症化したときは同じような状態に陥ることです。

 

重症化したとき何が死に至らしめるかと言えば、サイトカインストームと呼ばれる免疫応答による細胞障害で、多臓器不全を引き起こすのです。

 

簡単に言うと、免疫システムがウイルスを破壊しようとして、ウイルスが付着している細胞ごと攻撃をする現象です。

 

サイトカインは、主にリンパ球や単球(マクロファージ)などが分泌する標的物質で、サイトカインが分泌されているところは全部敵と見なされて、ナチュラルキラー細胞(NK細胞;リンパ球の一種)の攻撃を受けることになります。

 

ウイルスが血流に乗って全身に広がると、その血液がたどり着く臓器でさえも攻撃対象になってしまうのです。

NK細胞はとても攻撃力が強いので、免疫システムが通常に機能しているときは、けして自己の正常な細胞を破壊したりしないのですが、何かの拍子に「これは自己ではない」と認識すると猛攻撃をかけてくるのです。

 

コロナウイルスで重症化した人にステロイドを使っているのも、消炎作用と共に免疫抑制作用があるからです。

免疫システムが総力をあげて身体中を敵と見なして攻撃したら、その暴走は致命的です。

 

このサイトカインストームは、インフルエンザウイルスでも、ウイルス性肝炎でも起こることがあります。

必ずしもウイルスばかりが原因ではなく、細胞が「自己性を喪失(missing  self)」をすると起こると言われています。

 

サイトカインストームに至らなくてもこの現象は、円形脱毛症や潰瘍性大腸炎やリウマチなどの自己免疫疾患で起きています。

 

原因不明とは言え、円形脱毛症は精神的なストレスで起きることがよく知られています。

正常な毛根細胞をなぜかNK細胞が敵と見なして攻撃し、殺して毛が生えてこないようにしてしまうのです。

 

「笑いと治癒力」の著者であるノーマン・カズンズは、「硬直性脊髄炎」という自己免疫疾患に罹り余命宣告まで受けたところを、チャーリー・チャップリンの喜劇映画を病室で見続けて奇跡の生還をしたことがよく知られています。

 

「病は気から」と昔から言われていますが、現代では笑ったり、感動の涙を流すと白血球数の上昇やNK細胞の活性化が起きることもわかってきました。

 

笑うことで病気が治癒し、精神的なストレスで病気になるということが実際に起きているのですから、免疫力の要である白血球やNK細胞の正常な働きを助けるために、精神を健やかな状態に保つことが何にも勝る特効薬になると思います。

 

不安に駆られてこの時期を過ごすよりも、自身の心と身体の喜びについて考えてあげるとよいと思います。

ノーマン・カズンズを救ったのは、「チャップリンの映画を観たら余命宣告を受けていたことも忘れて笑うことができる」と自分の喜びを知っていたことです。

 

ストレスフルな現実を忘れて「笑い」や「感動の涙を流すこと」を見つけてあげるのも、自身の心と身体を大切にして愛する行動です。

いつもだったら、日々の忙しさに後回しにしてしまうかもしれませんが、こんなときだからこそ、免疫システムを応援するつもりで探してみるのもよいでしょう。

 

インナーチャイルドの声を聴くためにヴォイス・ダイアローグをしてみると、以外に簡単にできることをお願いされます。

朝起きたら1番に咲いている花を眺めたいとか、あったかいココアをゆっくり飲んで欲しいとか、具がたくさん入った味噌汁を作って欲しいとか・・・。

 

みんな、こんなことぐらいで1日ご機嫌でいてくれるならお安い御用と思えるお願いがほとんどです。

 

紙と2本のペンと30分くらいのひとりの時間があれば、インナーチャイルドとお話することは可能です。

ペンを両手に1本ずつ持って、1枚の紙を半分に折り目をつけて開き、利き手の方を自分(大人意識)にして、利き手じゃない方をインナーチャイルド(子ども意識)の手にします。

 

そして、自分の方から質問を紙に書き、インナーチャイルドの手がその答えを書いてくれるのを待ちます。

最初は、まだ、信頼関係ができていないでしょうから、簡単な質問がよいでしょう。

 

「いまの気分はどう?」とか、イエスかノーで答えられる質問とか。

大人意識だけの自問自答のように感じていてもOKです。

 

その右手と左手の対話を続けるうちに、自分では思ってもみなかった些細なことがストレスになっていたり、喜びにつながっていたりが発見できますから。

 

そんな自分自身の心の内の対話を聴いてあげるのも、メンタルケアになります。

 

次回はティール・スワン著「自分を愛せなくなってしまった人へ」の解説を、次々回は「パスワーク」の解説を、その後「ウイルスってどんな奴か?」の続きを予定しています。

 

わたしのサロン、リブラライブラリーではあなたの心のしくみをホロスコープで解説し、心の制限、葛藤が引き寄せる現実問題にセルフヘルプで立ち向かえるようサポートします。

 

詳しくはこちら をご覧ください。

 

新メニュー(月の欲求・土星の制限の観念書き換えワーク、

キローンの苦手意識を強味に変えるワーク)が加わりました。

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。