こんにちは、リブラです。

かに座キローンのノストラダムスのホロスコープリーディングが終わりましたので、キローンさんを再びお招きして「しし座キローン」の傾向と対策について語ってもらおうと思います。

 

リブラ「感情的に繊細で、プライベートなテリトリーを守りたいかに座の保守傾向に、キローンの負荷がかかると益々甲羅の内側のエリアから出るのが怖くなったり、あえて、そのような身内をつくるのを避けたりしますが、ノストラダムスはアセンダントおひつじ座らしく、勇敢にキローンの苦手意識を超えて、医師としてペストの伝染防止に貢献し、占星術師として王妃カトリーヌの相談役を勤めたのだろうと思います。

 

かに座キローンが、10室(天職)のやぎ座海王星(サイキックな直感)とつくるハードアスペクトの葛藤さえ超えてしまえば、12室(潜在意識~集合意識)のうお座28度のドラゴンヘッド(魂の目的)と8室(共感)のいて座3度の冥王星(潜在能力)とのグランドトラインが連携して、ノストラダムスのサイキックな能力を開花させるのは簡単だったのかもしれませんが。

 

キローン「わたしは自分には苦手意識として働きますが、他者にヒーラーとして働くので、孤立無援な王妃カトリーヌの相談に親身に乗っているうちに、未来を読む潜在能力が引き出されていったのでしょう。

 

もちろん、現実主義のやぎ座海王星VSかに座キローンの葛藤を超えていなかったら、本職は医師だからとそんな危険な役回りを避けて地元に引っ込んだことでしょう。

 

リブラ「ハードアスペクトの葛藤を乗り越えると、確かにそういう大事なシーンで逃げなくなりますね。

それが自分自身の器(セルフイメージ)が大きく成長するチャンスだって、気づきますから。

ノストラダムスはテリトリーから出てカトリーヌのために特別な能力を発揮することで、地元を宗教戦争の殺戮現場にならないように救ったとも言えるでしょう」

 

キローン「かに座キローンも戦略家のやぎ座と組むと、アクティブな守りの効果を発揮するようですね。

 

それではリブラさん、次回からしし座キローンなので、しし座の神話の方からご説明願います」

 

リブラ「しし座の神話は、かに座で登場したヘラクレスのお話しの続編のような感じです。

ヘラはゼウスの隠し子のヘラクレスが憎らしくて、苦しめるために彼に狂気を送り込み、実子を手にかけさせ、それを目撃した妻が絶望して自殺してしまい、ヘラクレスはその贖いとして「12試練」を受けるというストーリーが、かに座神話でした。

 

かに座神話のときは、「12試練」のリストの筆頭のヒドラ(9本首の大海蛇)を退治したのですが、大蟹のカルキノスまで踏み殺してしまい、それをヘラが咎めたので「友だち思いで犠牲になったかわいそうなカルキノス」が讃えられて、天に上がることになりました。

 

次のしし座は、「12試練」の2番目のリストのティホーン(怪獣)である「人喰い獅子」を退治するお話しです。

 

ヘラクレスが「人喰い獅子」を探して、けものの気配すらしない静まり返った森を歩いていると、前方から1頭の羊を連れた男が歩いて来るのを見つけました。男はモロルコスだと名乗り、『勇者ヘラクレスさんではないですか?』と話しかけてきました。

ヘラクレスが「人喰い獅子」を探していると告げると、モロルコスは喜んで『わたしの家族も人喰い獅子に食べられてしまったのです。どうか、退治に行く前に、この羊をご馳走しますから食べてから行ってください』と申し出ました。

 

ヘラクレスは『それなら、わたしが人喰い獅子を討ち取ったときの神様へのご報告に、祭壇を作り生贄を捧げたいので、その羊をそれまで生かしておいてはもらえませんか?』と頼みました。

 

『もちろんですとも』とモロルコスが快諾すると、ヘラクレスはもうひとつ頼みごとをしました。

『もしも、わたしが人喰い獅子に負けて食べられてしまったときは、あなたがわたしの代わりに、神様にヘラクレスは勇敢に戦ったが敗れてしまったことを、報告してください。30日過ぎてもわたしが戻ってこなかったら、祭壇を作ってその羊を供物として捧げ、神様にご報告をお願いします』と告げて、ヘラクレスは人喰い獅子との戦いに向かいました。

 

人喰い獅子は、鉄より硬い皮膚になんでも貫く牙と爪を持っていました。ヘラクレスの棍棒はすぐに壊れたので、死に物狂いになって素手で人喰い獅子に襲いかかりました。

あまりのヘラクレスの気迫に恐れをなした人喰い獅子は、洞窟に逃げ込みました。

でも、ヘラクレスは洞窟の行き止まりに人喰い獅子を追い込み、三日三晩首を絞め続け、退治することに成功しました。

 

人喰い獅子の硬い皮膚を剥ぎ、牙や爪も切り取って、モロルコスのもとへにヘラクレスが帰ってきたのは、ちょうど30日目でした。

モロルコスは、ヘラクレスが敗けてしまったと思い、ちょうど祭壇をこしらえていたときでした。

 

そして、ヘラクレス自身が勝利の報告をゼウスに捧げると、ゼウスは喜び、ヘラクレスを讃えて、その獲物の「人喰い獅子」を天に上げました。

以降、ヘラクレスは、このときの戦利品である『人喰い獅子の毛皮と牙と爪』を身につけていたそうです

 

キローン「ヘラクレスは、『神様への報告』をすごく意識していますね。

わたしは、人類に『承認欲求』を超えて、『他者承認』から自由になることを導くためにいるようなものですが、しし座にわたしがいるとこの欲求に悩まされる度合いが強くなりそうですね?」

 

リブラ「そうなのです。しし座は、太陽を支配星とするので、人々の脚光や注目が追い風のパワーになる性質があるのです

同じ不動星座でも、おうし座やさそり座やみずがめ座は、『他者承認』や『脚光』や「注目』なんて面倒臭くて、要らないものなのですが、しし座の大切な性質なので、ここは捨てては置けないのです」

 

キローン「『他者承認』に振り回されず、『自己承認』でこの欲求を超えないと、キローン制覇はかなわないのに。しし座キローンの攻略が1番難しいかもしれませんね」

 

リブラ「キローンさん、そんな、他人事みたいに言わないでくださいよ。攻略法を、この記事を読んでくれる読者のために、教えてくだい!」

 

キローン「『自己承認』という路線を究めると、『自分にプライドを物つ』という形が出来上がります。この『プライド』をしっかり承認して揺るがない姿勢が取れたら、怖いものなしになれるでしょうね」

 

リブラ「だから、ヘラクレスは『羊のお供え』にこだわったのですよね。戦利品をお守り替わりにするのも、成功体験を思い出すためですね。人喰い獅子に『勝つ』ところにプライドを置いてしまうと、敗けてプライドが失墜するのが怖くなるけれど、『勇者ヘラクレス』というプライドならば、敗けても勇敢に戦ったと報告してもらえれば、プライドは傷つかないですものね」

 

キローン「誰にも傷つけられないところに大切なプライドを置いておくというのが、大切なのです。そうすれば、ずっと自分らしく堂々と輝いていられるのが、しし座キローンの持ち主なのです

 

リブラ「ジョン・レノンがしし座キローンなので、これから彼のホロスコープリーディングで、しし座キローンの解読に挑んでみようと思います」

 

次回は「悟りをひらくと~」の解説の続きを、次々回は「閃めく経絡」の解説を、その後「ジョン・レノンの1室」の解説を予定しています。

 

わたしのサロン、リブラライブラリーではあなたの心のしくみをホロスコープで解説し、心の制限、葛藤が引き寄せる現実問題にセルフヘルプで立ち向かえるようサポートします。

 

詳しくはこちら をご覧ください。

 

新メニュー(月の欲求・土星の制限の観念書き換えワーク、

キローンの苦手意識を強味に変えるワーク)が加わりました。

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。