こんにちは、リブラです。今回は、閃めく経絡の解説です。

 

26.太陰経-脾臓とセロトニン

中医学では、脾の主な働きは、

運化;食物の輸送

統血;血液が血管外に溢れるのを防ぐ。

昇清;小腸から胸中へ水穀の氣や水分を持ち上げ、空気(自然の清気)合わせて、全身に行き渡らせる。

と言われている。

 

これらの働きは、脾臓と膵臓のセロトニンの作用と一致する。

 

セロトニンの95%は腸にある。2%くらいが脳で働くが、脳内に分泌されるセロトニンと身体(腸で生産)のセロトニンは区別され、正常な場合は、腸で生産されるセロトニンは、脳に流れ込むことはない。。

 

血液中のセロトニンの99%は、血小板が取り込んでいる。脾臓は過剰なセロトニンを、血小板ごと捕まえて破壊し、除去している。

 

・脾臓は、食物を「輸送」するために、膵臓にあるセロトニン受容体を介してインスリンの量を調整している。

 

・脾臓は、血小板と血液凝固に対するセロトニンの効果、脳に漏れるセロトニン量を調節している。セロトニンは気持ちを穏やかにさせ、入眠に導く神経伝達物質であるが、脳に過剰にあっても、クヨクヨ思い悩む症状が出る(セロトニン過剰症候群)。

 

・脾臓は、腸管を流れる血液中のセロトニン量を調節する。セロトニンは腸管の動きに作用するので、過剰にあると下痢や吐き気、少ないと便秘になる。

 

脾臓が全身のセロトニンの調整機能を担っていることを考慮すると、西洋医学が摘出しても害が少ない臓器とする脾臓を、中医学は重要視し、様々な身体の機能に関わっているとする根拠が明らかになってくる。

 

セロトニンの調整機能という重要な役割があるのに、脾臓を摘出してもダメージが少ない理由は、肝臓がその役目を代行するからだ。しかし、脾臓と同じにはいかないので、脾臓摘出後は糖尿病や血栓症になりやすいと言われている。とキーオン医師は言っています。

 

現代は、過酷な自然環境から守られてはいても、精神ストレスが多い社会なので、うつ病のリスクも高くなっています。

 

そして、うつ病とはなんなのか?と言えば、心の病とは言っても、セロトニンの欠乏症なのです。

 

ビタミンB1が欠乏して脚気になるとか、鉄が足りなくて鉄欠乏性貧血になるとか、亜鉛の欠乏症で味覚障害になるとか・・・。と同じ欠乏症です。

 

わたしの母は、キッチンドリンカーだったり、情緒不安定が日常茶飯事だったので、精神病ではないかと子どもの頃から思っていました。

父もキレやすく、怒鳴りつけ、暴力をふるうのが教育と思い込んでいる人だったので、狂った独裁者のように思っていました。

 

10代の頃のわたしの1番の不安は、こんなおかしな両親の遺伝子をもらったわたしは、両親よりさらに異常なのではないか?という心配でした。

 

ときどき、自分の身体がそこにあっても、自分の意識から身体から少し離れたところにあって、自分を眺めている感じがしていました。(そのころの現実がとてもハードだったので、幽体離脱して、逃避していたのでしょうね。)

 

だから、臨床検査技師になったとき、最初の職場に選んだのは、精神科の脳波測定でした。

 

そして、精神科医と話す機会があったときに、両親のことや自分のおかしいところを話してみました。

精神病か、そうではないかの見分けは難しいと思っていたのですが、すごく、あっさりしたものでした。

 

「夜、眠れないことは、あるかな?」という問いに、「そんなことは、いままで1度もありません。」と答えたら、極めて健康な精神状態だね、と笑われてしまいました。

 

不眠症の有る無しで判定すると、5分で眠りに入れるわたしや父は異常無しで、アルコールを飲まないと眠れない母は、うつ状態かもしれないと言われました。そして、母に精神科の受診を勧めたら、かなり重症のうつ病だったのです。

 

後から、うつ病のことを調べてみて、不安や怒りでノルアドレナリンが分泌されるとき、それを落ち着けるためにセロトニンを消費してしまい、夜安眠するためのセロトニンが足りなくなってしまう病気だと知りました。

 

うつ病以外の精神疾患も、感情の不安定さを落ち着けるために、セロトニンがたくさん消費されて不足することは変わらないので、不眠症の有無が、重要な判断材料だったのです。

それがわかったとき、長年心配して、損したな、と思いました。

 

わたしは感情表現が激しい両親を持ち、ふたりが優秀な反面教師を演じてくれたおかげで、セロトニンを無駄遣いしない性質を身につけたようです。

 

嫌なことがあると、ストレスがかかると、それ以上考えるのをやめて、睡眠に逃避するので、不眠になることはありません。

そして、眠って起きた後は、不思議と前向きな気分に戻って、乗り越えるためのアイディアが浮かんだり、自然に物事が好転するのです。

 

母は、父と結婚したから、子どもを4人も産んで身体がボロボロになったから、貧乏で生活の心配ばかりしてきたから、うつ病になったといまでも言っていますが、「○○のせいでわたしは不幸である」という観念が、彼女を不幸にしているなあ、とわたしは思います。

 

そしてわたしの母のエゴは、その観念の中にいることを好み、母もそれを選んでいるから40年近くうつ病を患っているのでしょう。

それも自由選択で、母の魂も同意していることだからと、わたしも生活習慣病くらいにしか思っていません。

 

余談ですが、ゲリーにアカシックレコードリーディングのセッションを受けたとき、わたしは頼んでいないのに、ゲリーが母のリーディングを始めてしまったのです。

 

ゲリーが急に暗い表情になり、溺れている人のように、腕をかき分ける動作をして、頭を振りながら「もう、無理、苦しい、ふぅー」と、リーディングから戻ってきて、

 

「きみのお母さんの魂は、すごいね。あんなコテコテのエゴとよく、ペアを組んで人生を生きているね。彼女の身体意識(エゴ)は、この人生で魂意識に反発し続けることしか、しないつもりだよ。だから、お母さんの魂は、この身体が自殺しないように、天寿を全うさせるためだけに生きている。このエゴ、この転生で自殺すると、もう、後がなくて、消えてしまう運命だから」

 

そのリーディングを聞いて、母の本体である魂意識は、なんて慈悲深いのだろうと、見直しました。

 

わたしの両親はふたりとも、ライフパスナンバーが「33」なのですが、マリアや観音のエネルギーと言われる「33」のはずがない、とゲリーのリーディングを受けるまで思っていました。

 

でも、父は母の介護をし、病院でも治せなかった糖尿病を家庭菜園の無農薬野菜から始めて食事療法で2年間で完治させてしまうミラクルを起こし、重症うつ病なのに、いままで1度も自殺行為はしなかった(させなかった)母の慈悲深い魂は、やはり、「33」はマリアや観音レベルのエネルギーなんだと、認識させられました。

 

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