こんにちは、リブラです。

ふたご座キローンのココ・シャネルのホロスコープリーディングが終わりましたので、キローンさんを再びお招きして「かに座キローン」の傾向と対策について語ってもらおうと思います。

 

リブラ「知的好奇心旺盛のふたご座の拡大傾向にある視野に、キローンの負荷によって情報を集め過ぎると、もう、常識の外の世界の話になり、周囲には理解されない状態になります。

 

ところが、ふたご座は神話の中にも出てくるように、<仲良し異父兄弟は永遠に一緒>のイメージが伴うので、理解者の不在は不安を招くのです。

シャネルの華々しい成功の影に、いつも親密な恋人の存在があったのを見ると、新しいモードの世界を切り開き、女性に自由でエレガントな服を提供したシャネルも、ふたご座キローンの承認欲求に悩まされたのかもしれませんね、キローンさん!」

 

キローン「5室(至福と創造性のハウス)のふたご座キローンですから、シャネルが至福に感じること、創造性が触発されるものが、彼女の表現として商品に表れていましたね。

 

ふたご座キローンのポジティブ面としたら、従来の規定に囚われない、例えば、喪服としてしか一般に使われなかった「黒」を、品格ある「リトルブラックドレス」として流行らせる、帽子や洋服だけでなく自分が気に入ったら香水もファッションに取り入れる、新しい時代の流れにうまく乗った成功・・・など、従来の常識を覆す表現でしょう。

 

ふたご座キローンのネガティブ面としたら、5室(至福と創造性のハウス)にありながら、シャネルにとってプライベートな遊びさえも仕事となってしまい、仕事と至福に感じることが切り離せない、ワーカーホリックのような性質も出ていましたね」

 

リブラ「確かに。シャネルは恋が仕事のアイディアを引き出していたようなところがありました。

仕事面で充実していたかもしれませんが、家庭を持ったりしませんでしたから、仕事一色になりやすかったのでしょうね。

 

でも、彼女の創ったスタイルは、『シャネルスーツ』として世界中に広がり、女性が自由を手に入れ社会進出のきっかけになることで、ふたご座キローンの『理解されない』トラウマは解消されたことでしょう。

 

つぎのかに座キローンは、感情に繊細なかに座だからこそ、自分の感じやすい感情に苦悩するのです」

 

キローン「それではリブラさん、今回のテーマのかに座の神話の方からご説明願います」

 

リブラ「正妻ヘラとの間の子供でもないのに、ゼウスはヘラクレスの誕生を大っぴらに喜び人間界の英雄になることを予言しました。

それをおもしろく思わないヘラは、何度も刺客を送り込みますがいつもヘラクレス暗殺は失敗に終わります。

そこでヘラは狂気をヘラクレスに吹き込み、我が子を殺させそれを目の当たりにした彼の妻は、絶望のあまり自殺してしまいました。

なにも知らないヘラクレスは、その罪の贖いをするためゼウスの用意した「12試練」に挑む旅に出ます。

かに座のお話は、この12試練のリストに載るヒドラという海獣を、ヘラクレスが退治するときのことでした。

仲間思いのカルキノスという大蟹は、ヒドラがヘラクレスに殺されるのを見ていられなくて捨て身で助っ人に入ると、あっけなく踏み潰されてしまったのでした。

12試練の怪物でもないのに殺されてしまってかわいそう、ということでヘラがカルキノスを天に上げ、星座にしました。

 

キローン「度重なるヘラの刺客にも、びくともしない屈強なヘラクレスが、意外にもヘラの送った狂気には乗っ取られて、愛するわが子を殺してしまうのは、彼のメンタルが弱点だったということですね?」

 

リブラ「感情は、わたしたちにとって1番大切なものです。これがなければ、喜びを感じることもできません。

喜びが感じられなければ、喜びの周波数でできている『大いなる存在』とひとつになることもできません。

 

しかし、怒りや悲しみなどのネガティブな感情の虜になるのも不幸なことです。

だから、ネガティブな感情を感じないようにするために、感情を抑圧して感じないようにすることもあるのです」

 

キローン「わたしがかに座で作用すると、繊細な感情で苦悩し、それを抑圧して感情を感じない虚しさを、学ぶことになりますね」

 

リブラ「感情は人間の原動力だから、いつまでも抑圧しているわけにもいかず、自分の感情と上手に付き合う道にたどり着くのです」

 

キローン「ヘラクレスが罪の贖いのために引き受けた『12試練』の筆頭の怪物退治が、海蛇のヒドラだったというのは、海が感情のシンボルだからですね?」

 

リブラ「はい。海はすべての生物を産み出した所ですが、嵐のときはすべてを飲み込み、底知れない深さもあります。

自分の感情と上手に付き合うということは、この海の嵐や底知れない恐怖とも付き合うということです。

自分の弱さも恐ろしさもすべて受け入れて、その自分自身をも愛することが必要なのです」

 

キローン「繊細な感情と上手く付き合うには、どんな自分も受容する完全な自己愛が求められるのですね」

 

リブラ「ヘラクレスは、その自分の感情の扱い方を見つけ、手懐けたから次の人喰い獅子退治に成功するのです。

 

次回からは、かに座キローンのノストラダムスのホロスコープリーディングで、かに座キローン研究をしていく予定です」

 

キローン「謎めいた予言者であり、医師でもあったノストラダムスの内面の探索に、ホロスコープを使って、しかも、ノストラダムスでさえ知らなかった小惑星キローンを使ってリーディングするのですね。おもしろくなりそうですね」

 

次回は「悟りをひらくと~」の解説の続きを、次々回は「閃めく経絡」の解説を、その後「ノストラダムスの1室」の解説を予定しています。

 

わたしのサロン、リブラライブラリーではあなたの心のしくみをホロスコープで解説し、心の制限、葛藤が引き寄せる現実問題にセルフヘルプで立ち向かえるようサポートします。

 

詳しくはこちら をご覧ください。

 

新メニュー(月の欲求・土星の制限の観念書き換えワーク、

キローンの苦手意識を強味に変えるワーク)が加わりました。

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。