こんにちは、リブラです。
今年も今日で終わりですね。
今回は特別企画として12月20日に支配星座のやぎ座に入った土星について、2018年のトランシットの天体の動向を加味しながら、サターン(土星)さんに語ってもらうと思います。
リブラ「サターンさん、引き続き年末年始スペシャルでよろしくお願いします!」
サターン「今年は土星に始まり土星に終わるのだね?」
リブラ「現実に1番強い具現化の神様ですからね。他の天体の神様よりもサターンさんの言葉は現実味があるのですよ。
それに支配星座のやぎ座のことを知り尽くされているのもサターンさんだと思います。
冥王星もやぎ座に滞在中ですし。
年末、クライエント様方にトートタロットで『12ハウススプレッドの2018年の方向性』を占うと、かなりの高確率で『15番devil(悪魔)』を引くことになり、ここのところ毎日ニンマリ微笑むサードアイのヤギさんの顔を拝見しています。
きっとみなさん、やぎ座冥王星&土星時代に備えて現実を観ようとしているのでしょう。無意識に」
サターン「devil(悪魔)なんて名前をつけるから、クライエントはぎょっとするのだろう。
本質的な欲求を知るのにとても大切な意味をもつ大アルカナカードにもかかわらず」
リブラ「そうなのです。0番のfool(愚者)もほんとうは創造主のカードなのだけど、fool(愚者)ですよ。ひどいですよね」
サターン「この世は大切なものほどそうやって価値を歪められてしまうものだ。
それもこの世のゲームトリックのひとつだがな。
だから、ワナにハマって転んだら、ワナを仕掛けた奴を恨んで被害者意識に浸るのではなく、サッサっと立ち上がってどんな構造のワナに引っかかったのか調べて2度と同じワナにハマらないように学ぶのが先だ。
それがやぎ座流処世術だ。
やぎ座神話のパーンは、醜い顔で笑いを呼んで人気を取り、脅しにも使って森を支配した。
自分の容姿も能力も経験も何ひとつムダにしない」
リブラ「現実の出来事に小突き回されても、その出来事によるネガティブな経験を資源として自分自身の扱い方を学んでいくのですね?」
サターン「やたらネガティブな経験が多い者は、高機能のオプションがたくさんついて扱いを学ぶのに時間がかかると思えばいい。電卓はすぐに使えるが、コンピュータを覚えるのは時間がかかるだろう。
自分の能力を見限ったり、諦めたらそこまでだ。
現実を突きつける土星と、『全か無か』の勢いで徹底的に与えるか奪う星の冥王星が、自分の能力を資源に意図通りの具現化をするやぎ座に同居しているのだ。
現実を嘆いている暇はない。
嘆いて落ち込んでいれば、それに相応しい現実が具現化されて『泣きっ面に蜂』状態になる。
自分の足で立ち上がって自分の扱い方を失敗からとことん学んでいけば、どんな現実も攻略可能なゲームに見えて来るだろう。
具現化が加速されるから、自分がどこに向かっているのかちゃんと知っておく必要がある時代だな」
リブラ「何かいいことが起きてくれたら・・・誰か助けてくれたら・・・状況が変わってくれたら・・・という他力本願の幸せを期待していると、望まない具現化が起きそうですね」
サターン「たぶん、『○○したら・・・』というタラ・レバの現実、つまり、望むばかりで得られない現実のオンパレードになってしまうだろう。
やぎ座に土星があるときは、現実から目を背けてはならない。
いま、自分はどこにクラウンディングし、何を持ち、どちらへ向かおうとしているのかを冷静に見据え、できない理由を挙げるのではなく、自分が向かいたい方向にいくための可能性について考えるのだ」
リブラ「とにかく自分の可能性について徹底的に考え、現実にその可能性を試してみるのですね。
そして、その経験から自分という資源の最高の使い方を学ぶのですね」
サターン「さそり座に木星が11月まで滞在しているからな。とってつけたようなもので自分を飾っても、すぐ剥がれてしまうだろう。
あるがままの自分からどこまで引き出せるかが試されるのだ。
パーンは自分の容姿も能力も何ひとつ悪いとは思わなかった。
何に使うと良いかしか考えなかった。
だから、自分だけの能力の自分だけの使い方にたどり着けた。
ネガティブな材料を活用してポジティブな結果を引き出す神話は、12星座でやぎ座だけなのだ。
その取り組みを誰しも追求する年になるだろう」
リブラ「この時代に生きる人すべてが唯一無二の存在としての自己価値の追求を迫られているのですね。
やぎ座でしかも冥王星も同居だから、徹底的な現実化を」
サターン「夢を描いていたのならその夢を具現化するための努力を1歩でも2歩でも自力で進めておくのだ。
そうすると冥王星の底力パワーが追い風となって想像以上のチャンスや結果を用意してくれる。
しかし、フワフワした現実逃避の夢ならば、シャボン玉のようにあっけなく弾き飛ばされてしまうだろう」
リブラ「2018年は逃避のためにフワフワした夢を見るのではなく、具現化のための夢を描くのですね。
妄想癖がある人は注意しなければなりませんね」
サターン「『いま、ここ、現在』に根を下ろす時間を多くすることを心がけることだ。
そうすれば現実を味わうことの方がより喜びを感じられる時であることを知るはずだ。
その瞬間・瞬間の喜びの連続が幸せなのだと気づいたら、『いま、ここ、現在』からフワフワ離れて味わう夢の世界がなんとも儚い幸せに感じることだろう」
リブラ「それがやぎ座土星・冥王星時代に適した過ごし方なのですね。
ところで、『リブラの図書館』の読者のみなさんはご自身でホロスコープを見ている方が多いのですよ。
だからサターンさん、1室から順番にトランシット(運行中)のやぎ座土星をどのよう扱ったらよいかを教えていただけませんか?」
サターン「それでは今回は1室~6室までを話して行こうか」
リブラ「1室がやぎ座の方は?」
サターン「今年は『自分を信じること』をゴールにするといい。
『自分を信じる』ためには『どんな自分も認める』ことが必要で、『どんな自分も自己肯定』できるように試みよう。
自己肯定できないときは、自分ではない他者の価値観が紛れ込み『トロイの木馬』のように内側から裁きを下していることに気づこう。1室の操縦桿を握るのは自分独りで十分だ。他者の雑音は要らない。他者の雑音に気づいた数だけ心の安らぎと自己肯定感が取り戻せるはずだ。これを続けていれば1年経つうちにどんな自分も好きになることができる。そして揺るぎない自己信頼を得られるだろう」
リブラ「2室がやぎ座の方は?」
サターン「現在の自分がもつ物・環境・関係・能力を使って最高な結果を引き出すにはどうすべきか考えるクセをつけよう。自分という王国の策士になったつもりで、現実というゲームを攻略するために自分の持ち札をどう扱うか可能性を追求して楽しむのだ。その夢が具現化するときのことをワクワクしながらイメージし、必要なアイテム獲得の計画を立てる。
もし、ワクワクしなかったら、それは自分の本質が求める夢と違うから、軌道修正を試みる。
ワクワクする夢の具現化を計画しているうちに、それの夢のビジョンに未来の自分が見えたなら、そのセルフイメージになったつもりで、行動・選択をすると夢の具現化はより加速するだろう」
リブラ「3室がやぎ座の方は?」
サターン「自分が描く夢を言葉にして発信したり、人に話すといい。
情熱を込めてたくさんの人に語るうちに、夢がどんどん近づいて来るのが感じられるだろう。
何度もくり返し表現していると具体性も増しアイディアも降りてきて、自分自身も未来のそこにいるような気がして夢の現実化の最短距離が掴めることだろう」
リブラ「4室がやぎ座の方は?」
サターン「現実に感じる・味わうことを選択基準して生活の基盤にするといいだろう。
遠くの夢よりも、現実に根を下ろせる場所を大切にして充実させることだ。
自分に安心で心地よい環境を与えることができるのを価値あることだと認めよう。
その自信と充実が、夢の具現化の原動力となって湧き出すだろう」
リブラ「5室がやぎ座の方は?」
サターン「遊んだり至福を追うことが自分だけの個性を磨くことだと心得よう。
この世で最も価値あることは、自分自身の個性を見つけ、育て、発揮することを楽しむことだ。
そうすれば、自分だけの個性=唯一無二の価値の第1発見者になれる。
この世の宝物は第1発見者の物なのだ。最初に価値を見出し具現化すると豊かさは自動的に流れ込んで来る」
リブラ「6室がやぎ座の方は?」
サターン「『喜んで与えられることで貢献』しよう。
ありのままの自分が喜んでやれることは、創造性が発揮されいくら続けても無理がない。他者承認も要求しない。
さらにそれが人や社会に役立つならば、その経験はこの世での存在意義を知ることにつながるだろう。
かけがえのない自分の存在意義を知ったなら、なんの迷いなく魂の意図どおりの人生を歩むことになる。
リブラ「次回もこの続きを予定しています」
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新メニュー(月の欲求・土星の制限の観念書き換えワーク、
キローンの苦手意識を強味に変えるワーク)が加わりました。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。