こんにちは、リブラです。

今回もサターン(土星)さんのインタビューです。

 

リブラ「サターンさんは『厳しい教師』のイメージで密かに忌み嫌われていますが、それについてどう思われますか?」

 

サターン「厳しくしたつもりはないが、わたしは現実(物理次元)の体験を経験という知恵の財産に変える働きがあるから、そんなイメージがついて回るのだろう」

 

リブラ「ええっ、現実の体験を『経験という知恵の財産』に変える?それって、痛い体験を2度と繰り返さないためのリスク回避システム=ネガティブ観念(ネガティブ思考回路)のことですよね?財産というより、『怖れ』でがんじがらめにする足枷のように感じますけど」

 

サターン「そのおかげで痛い目に会わないようにリスク回避ができるのだ。ありがたいだろう?わたしの働きがなかったら、ヒトは失敗ばかり繰り返して傷だらけになる未熟な子供のままだ」

 

リブラ「なるほど。だからサターンリターン(土星回帰)通過後、急に大人に成長した気分になったのですね。たしかに現実を生きていくための技(わざ)が身に付いて、安定感を得ました。でも、同時に世界が狭く窮屈になった感じもします。自分を守る壁ができて安心を得られたけれど、その壁に制限されて思考や行動が自由じゃなくなる感じです」

 

サターン「その壁が『観念』(経験を基に構築した思考回路)だ。

ヒトはその壁に守られて現実を生きるとき不安がない。その壁が揺らぐとき自信を失い怖れに苛まれる。つまり、壁が役目を果たさず衝立みたいな状態だ。逆に壊すのがもったいないくらい立派なのを造ってしまうと、その壁に思考・行動の制限を受けて自由を失うのだ。

わたしが怖れや制限を与えているのではない。

わたしは壁(観念)をつくる動機を与えているだけだ。

どんな壁(観念)をつくるかは、本人の自由だ」

 

リブラ「ヒトは自らを守るつもりで経験から観念をつくり、その観念に制限されて自由を失うってことですよね。なんだか、自分で巻いたエリマキが首輪とリードになって木の枝に引っかかっているイメージが、いま一瞬よぎりましたよ。愚かな光景ですね。

あっ、サターンさん、笑ってる!やっぱり、あなたは意地悪な神ですよ」

 

サターン「リブラさん、自分視点でなく、俯瞰視点(神の視点)でそのイメージを眺めて見なさい。笑えるんじゃないかな。自分で巻いたエリマキに首を絞められている図は。

ヒトが現実問題(土星の試練)で苦しんでいるときは、その苦しみに気を取られて俯瞰で全体を見られなくなっているときなのだ。

エリマキを自分の両手で緩める(観念を書き換える)だけでいいのに、引っかかった枝の高さや誰も助けてくれないことに途方に暮れ、『ずっとこのままかもしれない』と絶望するから苦しむのだ」

 

リブラ「いまの自分が快適なように観念(思考回路)をカスタマイズすればいいのですね?

でも、観念の書き換えって言うのは容易いけれど、なかなか難しいのですよ、ヒトにとっては」

 

サターン「もちろん。わたしは簡単だと言った覚えはないが・・・。

観念はたった1回の経験でつくられるより、何度も繰り返される経験の中で構築し定着するものだから、古い観念を手放すのも新しい観念に書き換えるのもじつはたいへん難しい作業なのだ。

だからわたしは厳しい現実を突きつける。いましがみついている古い観念が無効なことを教えるために。

頼りになるものを取り上げることもある。自分の観念は自らの手で自分に適合したもに書き換えなければ機能しないことを教えるために。

そして努力を課す。新しい観念(思考回路)は何度も繰り返し活用することでカスタマイズされ習慣になり定着するからだ。

俯瞰視点で眺めてみれば、わたしがしていることは意地悪ではないだろう」

 

リブラ「はい、もう、あなたに意地悪な神のレッテルは貼りません。

ヒトにとって一番難しいところは『自分に適した観念』が何なのかわからないところでしょう。わたしは長年の占星術研究と自らに試した経験で、土星星座が観念(ポジティブもネガティブも含めて)に関わっていることを確信しています。

次回はそれをサターンさんとの対話で明らかにしていきたいと思います」

 

サターン「土星のパワーが有効に使ってもらえそうだね。楽しみにしているよ。

わたしも『試練の神』ではなく、『具現化の神』として知られたい」

 

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最後まで読んでくださり、ありがとうございます。